「子どもが発達障害だなんて、信じられない。」
「診断を受けても、どこかで認めたくない自分がいる。」
「もっと普通に育ってほしいと思ってしまう。」
「受け入れなきゃと思うほど苦しくなる。」
「子どものことを受け入れられない私は、母親失格なのかな。」
そんなふうに、子どもの発達特性を受け入れられず、自分を責めてしまうお母さんは少なくありません。
でも、受け入れられないことは、決して悪いことではありません。
むしろ、
「幸せになってほしい。」
「苦労してほしくない。」
「できるだけ困らずに生きていってほしい。」
そう願うからこそ、現実とのギャップに苦しくなるのです。
だから、受け入れられない自分を責めなくて大丈夫です。
その苦しさの中には、子どもを大切に思う気持ちがあることもあります。
そして、もう一つお伝えしたいことがあります。
子どもの特性を受け入れることは、
「発達特性があるから仕方ない。」
「もう何もできない。」
と、あきらめることではありません。
大切なのは、
「この子には、こういう特性があるんだな。」
と、今の状態をそのまま理解することです。
事実を事実として受け止めることができると、
必要な支援を考えたり、
苦手なことを補う方法を探したり、
その子に合った作戦を立てたりすることができます。
だから、目を向けたいのは子どもの「できないこと」ではなく、自分の「今できること」です。
もちろん、不安や焦り、周りの子と比べてしまう気持ちは、簡単になくなるものではありません。
「また比べてしまった。」
「将来が心配でたまらない。」
そんな日があってもいいのです。
無理に前向きになろうとしなくても構いません。
まずは、
「あぁ、私は今、不安なんだな。」
と、自分の気持ちをそのまま受け止めてあげてください。
感情は感情として認める。
そのうえで、子どもの状態は事実として見つめる。
この二つを分けて考えられるようになると、気持ちを整理しやすくなることがあります。
「これも個性だから。」
そんな言葉をかけられることもあるかもしれません。
自分自身が心からそう思えるなら、それでいいと思います。
でも、無理にそう思おうとしなくてもいいのです。
落ち込む日があってもいい。
前向きになれない日があってもいい。
現実を受け止められる日もあれば、受け止められない日もあるでしょう。
それが普通です。
言葉にすると簡単そうですが、実際にはそんなに簡単に割り切れるものではありません。
おかんも、長男に発達障害の診断がつく前から、
「周りの子とは何か違う。」
という感覚を持っていました。
学校からも何度か、
「一度、診断を受けてみてください。」
と言われていました。
でも、どこかで現実を認めたくなくて、
「この子は普通だから。」
そう思いたくて、検査を先延ばしにしていました。
そして診断を受けた日。
「やっぱりそうか。」
という納得と、
「やっぱりそうだったのか。」
というショック。
その両方の気持ちがありました。
当時のおかんは、
「発達障害があると将来苦労する。」
そんな思い込みを持っていたのです。
周りの子が当たり前にできることにつまずく長男を見るたび、
「なんでうちの子が。」
そんな思いも消えませんでした。
さらに、自分にもADHDの傾向があるように感じていたので、
「私が生んだからなのかな。」
と、自分を責めたこともありました。
でも、周りをうらやんでも、
自分を責め続けても、
現実は何も変わりません。
コーチングを学び、自分自身と向き合う中で、おかんは少しずつ考え方が変わっていきました。
自分の感情はそのまま認める。
でも、その感情だけに飲み込まれない。
現実を見て、
「今、この子のために何ができるだろう。」
そう考え、行動することのほうが、子どもの力になれると思うようになったのです。
そうやって、自分の心を整えながら「聴く・認める・信じる」を積み重ねていくうちに、
周りをうらやましく思う気持ちも、
自分を責める気持ちも、
将来への不安も、
心の奥にはあっても、大きく膨らみ続けることはなくなりました。
発達障害があってよかったとは思いません。
でも、あってもなくても、この子はこの子。
どうすれば、この子らしく生きていけるかを一緒に考え、支えていくことが親である私の役目なのだと思えるようになりました。
「あなたは発達障害だから。」
そんな言葉で可能性を狭めたことはありません。
ただ、
「あなたは、あなたでいい。」
その思いだけは、ずっと伝え続けてきました。
子どもにとって大切なのは、
「特性」という言葉だけで見られることではなく、
自分自身をそのまま見てもらうこと
なのではないかと思います。
できないことだけではなく、
頑張っていること。
好きなこと。
楽しそうに笑っている姿。
その子自身を、そのまま見てもらえることが安心につながっていくのです。
子どもの特性を受け入れられない日があってもいい。
焦る日があってもいい。
涙が出る日があってもいい。
でも、その気持ちを子どもにぶつけなくてもいいのです。
少しずつ知ること。
少しずつ理解すること。
少しずつ寄り添える自分になっていくこと。
その積み重ねが、親子の関係を整えていく助けになるのだと思います。
発達特性のある子を育てていると、「受け入れなきゃ」と自分を追い込んでしまうことがあります。
でも、本当に大切なのは、無理に気持ちを変えることではなく、子どもを理解する視点を少しずつ増やしていくことです。
あわせて読みたい|子どもの特性を受け入れられなくて苦しいとき
子どものことが許せない、受け入れられない、愛せないと感じたら、まずは自分を認めるところから
子どもを「受け入れる」と「受け止める」は違う|無理に受け入れなくてもいい
子どもとの関わり方を、じっくり学びたい方へ
子どもの話を「聴く」こと、100%味方でいること、お母さん自身の心を整えること、発達特性のある子どもの理解など、子育ての土台となる考え方と関わり方を学びます。
動画なので、ご自身の好きな時間に受講できます。
お申し込みの翌月から6か月間、何度でも視聴可能です。
▼ 「子育てコーチング動画講座」の詳細・お申し込みはこちら
子どもを変えようとする子育てから卒業する「子育てコーチング動画講座」
★まずは気軽に試したい方へ★
無料メール講座では、「聴く・認める・信じる」を軸に、子どもの力を引き出す関わり方をお伝えしています。
また、お試し子育て相談では、お子さんの状態だけでなく、お母さん自身が「どう関わればいいかわからない」「信じたいのに信じられない」と感じる気持ちも一緒に整理しています。
一人で抱え込まず、親子らしい一歩を、一緒に考えていきませんか?
今日もお読みくださり
ありがとうございます。
