パウンド型の選び方について/型別 実際に作ったお菓子 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

型にはまったお菓子なお茶の時間

主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

これまで型の材質別の特徴や手入れ方法、それぞれに向くお菓子の種類などについて記事にしてきましたが、最近はよくコメント欄やメッセージなどで、お菓子の種類別の型選びや使い方についての質問をいただきます。

cottaさんのコラムコーナーでも、先日はアルタイト製の食パン型について執筆しましたが、来月もまた違う型についてのコラムが公開予定です。
ということで今回は最近いただいたおたずねの中から、パウンド型の選び方についてまとめてみました。

パウンド型は、切り分けやすいシンプルな形で、パウンドケーキ以外の様々なスイーツも作ることができるので、持っていると便利な定番の型のひとつです。
種類が多いので迷いやすくもありますが、材質についての項目は、他の型を選ぶ際にも参考にしていただけるかと思います。


■お菓子作りにおける材料の働きや作業の意味/型の材質別の特徴や向くお菓子一覧
 →https://hama-sush-jp.pro/lovable-kitchen/entry-12128501443.html





【形で選ぶ】

 パウンドケーキと言えば直方体を思い浮かべますが、そうは言っても、人それぞれ微妙に理想のイメージが違う気がします。
 断面の横幅が広いもの、縦に長くスタイリッシュなもの、正方形に近いもの、角が丸いもの、角ばったものなど…


20131212_181418.jpg


 それは誰かがよく焼いてくれた思い出の形だったり、好きなお店の形だったり、ネットや雑誌で見かけて一目ぼれした形だったりします。





 同じ温度・生地・形でも、型の材質が違えば熱の伝わり方も変わるので、細かく言えば焼き色の付き方や膨らみ方は微妙に違ってきます。
 ただせっかく何度も焼くのなら、逆にたまにしか焼かないとしても、気に入った形に焼ける型を選んだほうがモチベーションもあがりますよね。

 更に味や技術を追求するならば、型の材質も大事になってきます。


【材質で選ぶ】

■焼き型として

 パウンド型を使ったお菓子と言えば、やっぱりパウンドケーキですよね。
 シンプルで切り分けやすい形は、ガトーショコラやチーズケーキ、ケークサレなどにもぴったりです。

 焼き菓子に使うのでしたら、ブリキやアルタイト、シリコン加工やフッ素加工されたものなどの熱伝導率が良い金属型がおすすめです。
 ブリキは錆びないよう手入れが必要ですが安価ですし、アルタイトはしっかりとしたつくりで長く愛用できます。
 シリコン加工やフッ素加工がされたものは、手入れや準備が楽で、型離れも抜群です。
(手入れのしやすさで言えば、継ぎ目がないタイプも洗いやすく、中身が漏れたり油が染み出ないので、私はミートローフなどの料理によく使います。)

 いずれも使用時にはオーブンシートを敷くか、柔らかいバターを薄くまんべんなく塗ったものを冷やし、必要に応じて強力粉を叩いて生地を入れます。



 特にバター・砂糖・卵・粉全てを100gずつ使って焼くのにちょうど良い、一般的な18cmの型ならば、製菓材料店などに最初から切れ目が入った便利な敷紙も売られています。



■冷菓用にも向く型

 シリコンゴム製やステンレス製の物だと、熱伝導率が良くないため、焼き型として使うとムラになることがあります。
(とは言え”シリコンゴム製だからこそ作れる形”もたくさんありますし、工夫次第で熱の当たり方を調整することは可能です。)

 ただ先ほどのブリキやアルタイトなどは、水分に触れたり継ぎ目や傷などから錆びやすいなどの理由で冷菓には向いていないのに対し、シリコンゴムやステンレスの型は材料の成分が影響することも少なく、焼きにも冷菓にも使うことが可能です。
 必要に応じて油を薄く塗って生地を入れます。

 またシリコンゴム製のものは継ぎ目がなく、食洗器や冷凍庫内での使用も可能なので、パウンド形の切り分けやすいアイスケーキやゼリーなどを作ることもできます。
(シリコン製でなくても、継ぎ目がない型であればプリンなどを作ることができます)
 均等にカットしやすいシンプルな形は、マーブル模様にしたり、生地を層にしたりと言ったアレンジのしがいもあります。


【私が使っている型】

 好みの形で選ぶと欲しい材質のものがなかったり、その逆もあるかもしれませんが、例えば焼きムラができやすい型でも熱の当たり方を工夫すれば何とかなりますし、好みの形でなくても実際に使ってみると案外断面が素敵だったりすることもあります。
 お気に入りの型が、見つかりますように!

 参考までに、これまで載せてきたものの一部ですが私が使っているパウンド型とそれを選んだ理由、実際に作ったケーキの写真をいくつかまとめてみました。


●ブリキの18cmサイズのパウンド型

《選んだ理由》容量・底が角ばった形である・熱伝導率の良さ・価格





●ガラスのパウンド型

《選んだ理由》錆びない・継ぎ目がない・においがつかない・食洗器で洗える

IMG_20161117_180103620.png




●アルタイトのスリムパウンド型

《選んだ理由》試し焼きにちょうど良い容量・食べ切りサイズ・熱伝導率・パン作りにも使いたかった・縦長の形






●シリコン加工のミニパウンド型

《選んだ理由》手のひらサイズ・継ぎ目がない・角が丸い・型離れの良さ・価格(百均)