のどの痛みや風邪予防に効果的な、はちみつ金柑。
甘露煮の砂糖がはちみつに変わっただけで、作り方は同じですが、金柑の風味を生かすためにはくせのないはちみつを使うことがおすすめです。
そして同じはちみつを使っていても、漬けこむか煮込むかで違い、はちみつ漬け は加熱して甘さを含ませるわけではないので煮たものほどは柔らかくならず、浸透圧の関係ではちみつがしみこむ際に中のエキスが外に出て行くため表面がところどころへこみ、その間食べられるまでも時間がかかりますが、はちみつ煮は時間をかけて熱を通しながら水分(甘み)を煮含めるためふっくら柔らかく仕上げることができ、1~2日で食べごろ。
そのかわり、はちみつ漬け ならば非加熱でシロップができるので、加熱によるはちみつの変質はありません。
見た目にも違い、浸透圧でエキスを出すはちみつ漬け の金柑はシロップに浮いていて、甘味を煮含めたはちみつ煮の金柑はシロップに沈みます。
はちみつのシロップが目的で、加熱による変質が気になる場合ははちみつ漬け を、柔らかく甘い実を食べたい場合は甘露煮 やはちみつ煮をどうぞ。
~作り方~
金柑500g分
金柑 500g
蜂蜜 250~300g (金柑が浸かる程度 目安金柑の50%)
水 ~100cc (必要に応じて蜂蜜の50%以下)
酢 25cc (好みで 蜂蜜の10%)
①金柑はへたを取り除いてよく洗い、ナイフの先などで縦に4~5本の切れ目を入れておく
→切れ目を入れることで中まで甘く煮あがり、しわにもなりにくい
②2~3回熱湯で茹でこぼしてあく抜きし、種を取り出したい場合は切れ目から楊枝で種を取り出す
→食べる時に種を取り出すのが面倒でなければ省略可
→渋みが気になるようであれば、ゆでたあと水に1~2時間浸けても
③金柑・はちみつ・酢を鍋に入れたら中火にかけ、はちみつがさらさらになってきたら弱火~中弱火で20~30分、落し蓋をして、たまにアクをとりながら、皮が柔らかく透き通ってきて照りが出るまで煮る
④鍋にふたをして常温まで冷ましてから、煮沸消毒した保存瓶に入れる
→火を止めて出来上がりではあるものの、冷めるまで蓋を取らずに冷ますことでしわができず丸い形が保たれる
~しわ防止のポイント・蜂蜜の量・水について~
ふっくらと丸くつやつやの金柑に仕上げるポイントは、最初に切れ目を入れることと、最後に火を止めたあとにふたをして冷めるまであけないこと。
冷たい空気に触れることでしぼみます。
それは煮ている時も同じで、シロップや蜂蜜から出ている部分は煮ている途中でもしぼむことがあります。
そのことからひたひたに浸かる程度のはちみつを使うのですが、ひたひたと言っても金柑に対してあまりにはちみつが多すぎても金柑から出るエキスとのバランスが崩れてシロップが甘くなりすぎるため、私は好きなバランスとして50%と表記しました。
でも使用する鍋や金柑の大きさなどにより、それでもひたひたと言うのには水分が足りないこともあるので、そういう時に水を足し、逆に50%以下の量でもひたひたになる場合はその時点で蜂蜜を加えるのをやめます。
そして冷たい空気に触れるのもしぼむ原因ですが、途中で水を足すのも同様の理由で厳禁。
また最初から水を足して水分を飛ばしてきた場合と比べると、途中で水を足した場合は甘さも薄まってしまいます。
(どうしても途中で足したくなったら煮ている途中の蜂蜜と同じくらいの温度のお湯を使うこと)
ただそれらはシロップも金柑シロップとしても使用する場合のためなので、金柑を食べることだけが目的の場合は、贅沢にはちみつだけで煮てもOK。
甘いシロップは金柑の保存に役立つのはもちろん、料理の砂糖やみりんなどのかわりとして使うことができます。
~蜂蜜・酢について~
私は甘さの調整のために酢を加えていますが、仕上がりに酢の味は全くしません。
甘露煮と同じように、蜂蜜だけで煮るよりもさっぱりと仕上がります。
また水や酢ではなく好みで焼酎を加えて濃厚な風味に仕上げる方法も。
もちろん蜂蜜だけで甘く煮ても美味しくできあがります。
~食べごろ・保存・期限~
食べごろは味が浸かる1~2日後から。
砂糖を金柑の重量の半分以上で煮た場合で、煮沸消毒した容器にシロップごと入れ、実がシロップから出ないようにして保存した場合で1ヶ月程度は保存可。
