朱色の外鳥居をくぐると、目の前に大きな
輪橋が見えた。
橋の上から右側を見ると、鏡池の中央
に小さな祠が…どうやって賽銭をしに
いくのだろうか?と思いつつ…
以前、数人でこの神社に訪れた時の話。
この橋の上で見ず知らずのアベック(死語)
カップルが…セルフィーで撮影していた。
どうやら、上手く撮影出来ないご様子。
「自称おせっかいじじぃ」のねこ店主は
このアベック(死語)…カップルに対し
「撮ってあげましょうか~?」と声を掛け
ると嬉しそうなお二人。
彼氏のスマホを渡されたので
思いっきり池に投げてみた。
という…いつもの「悪魔的妄想」をしつつ
人知れず、心の中でほくそ笑みながらこの
アベック(死語)…カップルに満面の笑顔
で「は~い!撮りますよ」と言いながら…
連続撮影地獄(本当)
だんだん乗ってきて「いぃ~いいよ♡」
とか何とか言いながら、もう自称写真家。
はぁはぁ(←変態ではない)言いつつ
盛り上がる三人(アベックとねこ店主)
と…その時である。
下からなめる様に写真を撮ろうと
ねこ店主がしゃがんだ瞬間。
「ビリビリびりぃ~」
と、ねこ店主のデニムパンツが
裂けたのである。
「あぁ…やってもうた。」
とブツブツ言いながらスマホを彼氏に返却。
(※池に投げる妄想をする余裕さえ喪失)
このアベック(死語)…カップルの御礼と
蔑みの言葉も耳に入らず、裂けた部分を
ケツに挟み込む様な「けったいな体勢」
で橋を降りるねこ店主。
そんな姿を目の当たりにした連れの人達は
涙を流しながら…
「兄さん~あほや~(笑)」
「ほんまにあほや~(笑)」
「マジで~あほや~(笑)」
と口々に好きな事を言いながら、僕を
指さした。
結局、神社のお参りどころか…家に
帰るまでデニムのパンツが裂けた状態
であったのは言うまでもなく…
屈辱と笑いの中、境内の参拝客から
社務所の神職の人々まで、ねこ店主の
裂けたデニムパンツ見る全ての人類が
ほくそ笑んでいるという「自虐的妄想」
に苛まれたトラウマ的な事件があった
のだった。
※家に帰ってすぐに縫いましたとさ。
そんなあほな事件を思い出しつつ…
橋を降り








