「ピラミッドを見れば
人生観が変わるような気がする」
なんて言ってた10代の頃の私は、
いったい人生の何を知っていたのだろう?
ピラミッドを見れば人生観が変わる?
憧れのエジプトへ行ったのは、
30歳を過ぎてからのこと
古都ルクソールからアスワンへ
寝台列車に乗り、最後は首都カイロ
10代から思い入れのあったピラミッドは、
想像していたよりも、はるかに大きかった!
積み上げられた石の一つ人ひとつが巨大で
いったいどうやって完成させたのか?
エジプト文明に思いを馳せても
ピラミッド建設の時間と労力を考えても、
まったく気が遠くなるレベルだ…
だけど、いまだに記憶に残っている
インパクトのある出来事が起きたのは、
実は、憧れのピラミッドを前にした時
ではなかったのです
ツタンカーメン王のミイラと対面
それは、古都ルクソールで
王家の谷を回り、メインともなる
ツタンカーメン王の墓でのこと
墓の中で、
透明なケースに入れられて眠る
黒く小さな王のミイラ
ああ、確かに、
ツタンカーメンと言う若き王が
この世に存在していたのだ
王墓の玄室には、
ミイラが収められていた巨大な厨子
今も鮮やかな色が残る壁画
あの世とこの世の境にいるような
息を飲む神聖さと、
一生に一度あるかないか
ものすごい歴史を前にしているという
興奮との間で
その出来事は起きたのです
ミイラの番人が語りかけてきたこと
王の入ったガラスケースの前で、
突然、一人のエジプシャンが
英語で夫に話しかけてきました
「三人ともお前の妻か?」
見ると、近くには私の他に
二人の日本人観光客の女性がいます
そのエジプト人は、
伝統衣装のガラべーヤ姿
40代くらいの男性で、
ミイラの番をしているようでした
「いやいや、一人だよ
日本では一夫一妻制だ」と答える夫
すると、
番人らしきエジプシャンは
めっちゃくちゃ得意げに、
「俺には妻が三人いるぜ
一番若いのは18歳だ、
うひゃっひゃっひゃ~」
すぐ隣には、ツタンカーメン王
オイオイ、待て待て!
ちょっと不謹慎じゃないか??
この神聖な場で下世話な会話あり?
あなた学芸員的な方じゃないの??
なんなら、呪われるよ
?!
ちなみに夫は、
「18歳?やるね~
」
「人生観が変わる」とは?
「エジプトに行ってピラミッドを見れば
人生観が変わるような気がする」
なんて言っていた10代の頃の私
確かに、ピラミッドはすごかった
だけど、私は行く前から
「すごい」と知ってもいた
もちろん、色々な意味で
想像より大きかったし、
直接見る、触れるということの
意味は大きい
だけど、
ツタンカーメン王の前での出来事は
なぜか未だに頭から離れない、
強烈なインパクトがあったのでした
それはきっと、
日本人のアイデンティティを持つ
私の想定の「枠」を超えてきたから
私にとっては、
一生に一度あるかないか
ものすごい神聖な世紀の一瞬でも、
他の人にとっては、当たりまえ
何でもない日常だったりするのです
既存の「人生観」を変える
大きなインパクトになるのは、
今の自分が思いも寄らない
全く予想外の視点や感覚です
なぜなら、それは
自分の偏見や先入観に気が付いたり、
視界が開けたり、殻を破れたり
新しい自分に出会えることだから
だけど、自分が思いも寄らないことは、
自分には見えないから想定外なわけで、
自分ひとりでは見えないもの
だから、
自分以外の人が必要なんですね
実は、カウンセリングにも
そんな力があります
人と人との対話の中で、
一人では見えないものが見えてくる
何の材料も道具も使わず、
心と心の対話で、時に
大きなインパクトが起きる
そんなカウンセリングが私は大好き!
自分の内側にある声に耳を傾けて
自分が誰なのかを知る時間、
よろしければ、ご利用くださいね![]()
あなたの人生が、
まるごと豊かでありますように![]()
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