来週末の学会発表は私がパネルの座長で私のクラスを取った大学生、大学院生と一緒に娘もパネリストのひとりとしてプレゼンをします。
「親の七光りでこういう機会を作ってもらっているんじゃないの?」と考える人もいるでしょう。確かにプロポーザルを書く時点でパネルを構成して、どんな話をしてほしいかは私が考えました。私はこれまでアメリカの大学で「言語」を教えてきたので、私の教え子は私から「言語」を習ったのです。なぜ「言語」と「」をつけて書いているかというと大学教育ではいわゆる専門分野を教える人と言語を教える人はわけて考えられているからです。日本でもおそらく留学生に日本語を教えている方や日本人学生に外国語を教えている方は、言語センターのようなところに所属していたり、大学の中でもステータスが低いこともあるんじゃないかと思います。
私は幸運なことにリサーチ大学に勤めることができたので、言語を教えながらも専門分野のリサーチができて、学会発表や論文執筆も仕事の一部としてやることができました。ただ私の立場は「教えることが中心」の教員でリサーチは二の次というか正式に仕事の範囲として認められないこともあります。それでも今までは一生懸命、英語で論文を書き、何度も直してもらって提出してきました。
そしてもう30年近く続けてきて、今 私がするべきことは自分の功績を作ることではなく次世代を育てることだと思っています。
そこで一番 手っ取り早いというか私が指導しやすいのが我が子というわけで、今は論文の書き方やプレゼンの仕方を伝授しているわけですが....
正直にいうと私はすでに娘に教わる立場になっていて、特に英語に関しては私が教えることは何もないという感じです。
そして私の英語力は確実に衰えていて、特に「話す力」が若い頃よりずっとダメになっています。今月はこの学会のために以前の教え子の人に短いメッセージを録画してもらっているのですが、私がインタビューした部分を聞くのが苦痛です。なんというかしどろもどろで文法的にも怪しいセンテンスだし、もちろん編集してカットするんですが、なんなら顔を見るのも嫌なほどです。確実に老いているんだな〜と感じ 今回最後の学会は娘をはじめ若者にまかせて私は黒子に徹しようと思っています。
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