
マイナンバーカードとお薬手帳
上にあるように2026年1月時点で、マイナンバーカードの普及率は81.2%ほどである。国にとってマイナンバーカードは国民全員が利用してこそ有用なので、巨額をかけた施策は失敗気味と言って良い。
上の記事では、精神科でのマイナンバーカードの詳細、メリットなどを記載している。
僕は病院にかかる時はマイナンバーカードを利用しているが、運転免許証とは統合していない。もし紛失した時、即座に免許不携帯になるし、免許センターまで行って再発行しなくてはならないからである。これは、ある種のリスク分散。
そういうわけで通院中の病院では、月初にマイナンバーカードをカードリーダーに読み込ませている。その安心感から、お薬手帳はほぼ100%持って行くのを忘れ、調剤薬局で処方薬の明細シールを持ち帰っていた。
マイナンバーカードには、処方から点滴内容に至るまでデジタル保存されているはずで、もはやお薬手帳は陳腐化していると思っていたのである。
マイナンバーカードには処方内容の履歴だけでなく過去の検査所見、手術歴や詳細、診療情報などもデジタル保存される。僕がマイナンバーカードで受診する理由は、このような詳細をデジタル保存したいからである。
ところが、アナログに全振りしたお薬手帳も、よくよく考えると全く不要なものではないことに気付く。
例えば患者さんが救急車で搬送される際、いかなる薬を服薬していたのか救急隊員に即座にわかる方が良い。どのような持病があるのか概ねわかるからである。
マイナバーカードが目の前にあってもカードリーダーがないと閲覧できない。以下は大量服薬の人の搬送についての記事である。大量服薬の場合、お薬手帳がある方がないよりは遥かに良い。
今は救急車にも車載用マイナンバーカードリーダーがあるのかもしれないが、お薬手帳はアナログ表示で手間がかからないのが良い。
またこれは重要だが、薬局で処方された時、処方の詳細はリアルタイムでマイナンバーカードに記載されないようなのである。
つまり、タイムラグがあるらしい。
それも1ヶ月とかそれ以上。
将来的にはマイナンバーカードに即座に記載されるようになるかもしれないが、今のところそこまでデジタルではなく、中途半端も良いところだと思う。
このデジタルの時代に、今なおアナログのお薬手帳も有用ということなんだと思う。

