浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
「どうしても納得がいきません。本当に彼女は懲りたのか。夫にその気がなくても彼女次第では再発してしまう。」
夫の不倫相手が許せない感情を訴える妻は多いものです。
その感情はときおり顔を出し、何かやれることがないか、いい方法はないだろうかと心がざわめきます。
「夫と彼女は終わっているはずです。」
終わらせたばかりの方もいれば、半年~1年程度経過している方と様々です。
不倫相手には何もしなかった妻もいます。
不倫相手とライン、メールでやりとりした(1回の方も複数回の)方もいます。
不倫相手に電話して話した妻もいます。
不倫相手に会って釘をさした妻もいます。
不倫相手に誓約書を書かせた妻もいます。
不倫相手に慰謝料を払わせた妻もいます。
でも、それで彼女は本当に懲りたのか。
「私はこんなにどん底に落とされたのです。同じように苦しんで欲しいのです!」
不倫相手はもっと苦しんで欲しい。
それも率直な気持ちではないでしょうか。
不安になればなるほど、
「また彼女から秋波を送ってくるかもしれない。」
などと心がざわめく。
だから、彼女に何かやっておくことはないでしょうか?
と相談されます。
そんなとき、私は聞いてみます。
仮にどんな行動(対処)でしょうか?と。
不倫相手に何もしなかった方は、
彼女に誓約書を書かせたい。
慰謝料を請求したい。
職場をやめさせたい。
w不倫女なら彼女の旦那さんの耳に入れたい。
実家の親御さんの耳に入れたい。
職場にも知らせたい。
女の家族にもお子さんにも。
いかがでしょうか。
いろいろ出てきました。
確かに、不倫相手にはダメージを与えられるでしょう。
でも、女にダメージを与えることができても、自分の気持ちは落ち着くだろうか。
で、夫婦関係の修復が前進するでしょうか。
その目的(希望)は、かなえられないと言います。
自分(妻)の気持ちがどうなるのか。
未知の世界ですよね。
やってみなければわかりませんか?
やられた方はけっこういますよ。
その結果を知った前提で現実的なことを言いますが、そこまで行動を起こしても、自分の苦しみは解消できません。
仮にすべてを実行したとしても、妻の不安や怒りは収まらない。
またあらたな不安や恐怖が襲ってきます。
それはなぜか。
自分自身の心の状態が以前のままだから。
それと、夫との夫婦関係に問題がまだあるかもしれない点もあげておきます。
夫の態度がまだそんなんだから。
妻の期待にそえていないから。
夫婦関係は夫にも問題があるでしょう。しかし妻自身の心の状態が昔のままだから、それも影響しているかもしれません。
だから昔のままの妻の心の状態にスポットを当てていくと、そもそも自分に刷り込まされているネガティブな信念に主導権を握られている状態で、自分のことをあまり好きではなく自信もない。自分のことも信じられていない。
そんな心のままだから、不安でざわめきやすく、ネガティブな投影もしがち。
そんな自分の心を癒せてなく、そのままなのです。
だからいつまでも辛く苦しい感情を引きづってしまっている。
ネガティブな記憶を何度も何度も認識して、被害者意識が拭えない自分になっている。
自分の不安な心、つまりネガティブな信念によって間違った(しなくてもいい)認識が生まれ、感情に影響を与えてきたことを受け入れ、その根本的な自分の信念、認識の部分を改善していくことが必要です。
夫との関係性がしっくりいっていない。
自分の不安定な心が未解決のままだった。
その原因を女に矛先を向け、女にさらなる対処をすることで解決すると期待していたのかもしれません。
苦しさから抜け出せると期待しているのかもしれません。
この道にさ迷っている方の多くに感じます。
いずれにしろ本日言いたいことは、
自分の心に刷り込まされているネガティブな信念が未解決のままで、それに抵抗しようと必死に防衛している自分。
それではいつまでも問題を抱えたままと言えます。
となると、
夫は妻と同じ方向に向かっている努力はしていたとしても、妻の心のフィルターを通すと物足りない、十分ではないのかも。
その状態の心は、ずっとこの問題ばかり向き合うことになり、
言わないでもいい言動や、
とらないでもいい行動に妻を走らせます。
それによって、
夫と不倫相手をまた近づけて(関わらせて)しまうリスク。
妻は不倫問題と長く関わる羽目になり不安はさらに膨らむはず。
自分自身に向き合い、自分のことを深く知ることです。
苦しみ、不安なんて感じたくないですよね。
大人の自分を再構築することなのです。
そこに取り組んでいる方も少なくありません。
大人の自分が強化されてくると(心の状態が安定してくると)、不倫相手が許せないという恨みつらみの感情は以前より抑制できてきます。
感じ方、こだわり方が違ってきます。
淡々と事務的に、
不倫相手はいけないことをした。
不倫相手は不法行為を犯していた。
自分の夫は悪いけど彼女も二度と関わらないよう認識させたい。
などと冷静な自分になれます。
その気持ちまで抑制することはありません。
現実問題、不倫問題を解決するにあたり、不倫相手に何もしないことは得策ではないからです。
しかし、
不倫が終わり、かなりの月日が経った後や、離婚した後まで引きづるのはいいとは言えません。
やるなら不倫夫との間で解決が見えてきている中、もしくは夫婦間で一応決着がついた後の早い段階のほうがいい。
そして怒りと恨みの感情をぶっつけるのではなく、妻の権利として正当な方法でするべきです。
彼女が許せない!という感情はおかしくはありません。
しかし、仕返し、復讐という心の状態は落ち着かせる(癒す)べきであり、自分がなぜこんな気持ちになるのか、自分自身の課題でもあることを言いました。
実際に同じ目にあっても、ここまで感じない妻たちがいることは事実です。
ポジティブ過ぎたり楽観的な人だからではありません。
その違いって何ですか?
どんな人か、人格や精神は人それぞれですよね。
無罪放免、何のおとがめなし。
それではきっと再発、水面下の可能性も大で、不倫問題を専門としているカウンセラーだから、不倫者たちを甘く見ていません。
やり方とタイミングです。不倫相手から目をそむけない、そのままにしない。その意識は必要です。
それと再三言いますが、未解決なままの自分の心です。




