一昨日8/2にシンフォニーホールに聴きに行った「トランペットの祭典」というコンサートのことを書きます。エイベックス・クラシックスが企画・製作したコンサートツアーで、世界的なトランペット奏者のセルゲイ・ナカリャコフと日本の若き人気奏者が一堂に会するフェスティバルとのことです。

7/25の金沢から始まり、7/26神奈川、7/27名古屋、7/30福岡、8/1東広島を経て8/2大阪、そして今日8/4東京公演が千穐楽となっています。
プログラムは3種用意されていて、以下の通り。大阪はBプロでした。

Aプロ

 【OPENING】松井秀太郎 

松井秀太郎:TRUST ME 松井秀太郎(トランペット・ソロ)

【第1部】西村大地

ヘルテル:トランペット協奏曲第3番 ニ長調

 西村大地(トランペット)  曽根麻矢子(チェンバロ)  中田延亮指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢

ジョリヴェ: トランペットとピアノのためのコンチェルティーノ

 西村大地(トランペット)  三浦友理枝(ピアノ)  中田延亮指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢

【第2部】 セルゲイ・ナカリャコフ

チャイコフスキー::ロココ風の主題による変奏曲 [フリューゲルホルン版】

 セルゲイ・ナカリャコフ(フリューゲルホルン)  中田延亮指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢

アーバン:(ヴェニスの謝肉祭〉の主題による変奏曲

 セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)  中田延亮指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢

【第3部】松井秀太郎カルテット

松井秀太郎:ハイドン トランペット協奏曲 “JAZZ"

 松井秀太郎(トランペット)  臺阪健登(ピアノ)  小川晋平(ベース)  きたいくにと(ドラムス)  中田延亮指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

AAプロ

 【OPENING】児玉隼人&西村大地 

ヴィヴァルディ::2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調

 児玉隼人/西村大地((トランペット) 曽根麻矢子(チェンバロ) 中田延亮指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

【第1部】西村大地

ヘルテル:トランペット協奏曲第3番 ニ長調

 西村大地((トランペット) 曽根麻矢子(チェンバロ) 中田延亮指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

ジョリヴェ:トランペットとピアノのためのコンチェルティーノ

 西村大地(トランペット) 三浦友理枝(ピアノ) 中田延亮指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

【第2部】 セルゲイ・ナカリャコフ

チャイコフスキー: ロココ風の主題による変奏曲 [フリューゲルホルン版】 

 セルゲイ・ナカリャコフ(フリューゲルホルン) 中田延亮指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

アーバン:(ヴェニスの謝肉祭)の主題による変奏曲

セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット) 中田延亮指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

【第3部】松井秀太郎カルテット

松井秀太郎:ハイドン トランペット協奏曲“JAZZ”

 松井秀太郎(トランペット)  壺阪健登(ピアノ) 小川晋平(ベース)  きたいくにと(ドラムス) 中田延亮指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

 

 

プログラムと出演者(Bプログラム) 

【OPENING】西村大地

松井秀太郎:A Call Rising  西村大地(トランペット・ソロ)

【第1部】児玉隼人

ヘルテル::トランペット協奏曲第3番 ニ長調

 児玉隼人(トランペット)、曽根麻矢子(チェンバロ) 、

 中田延亮(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢

ジョリヴェ: トランペットとピアノのためのコンチェルティーノ

 児玉隼人(トランペット)、三浦友理枝(ピアノ)、

 中田延亮(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢

【第2部】 セルゲイ・ナカリャコフ

ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 ハ短調

 セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)、児玉桃(ピアノ)、

 中田延亮(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢

アーバン:(ヴェニスの謝肉祭〉の主題による変奏曲

 セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)、中田延亮(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢

【第3部】松井秀太郎カルテット

松井秀太郎:ハイドン トランペット協奏曲 “JAZZ"

  松井秀太郎(トランペット)、壺阪健登(ピアノ)、小川晋平(ベース) 、

 きたいくにと(ドラムス)、中田延亮(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢

 

【アンコール】

チャイコフスキー(松井秀太郎編):ナポリの踊り

 セルゲイ・ナカリャコフ、児玉隼人、松井秀太郎(トランペット)、

 壺阪健登(ピアノ)、小川晋平(ベース) 、きたいくにと(ドラムス)、

 中田延亮(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢

 

僕が、この公演のことを知ったのは、今年3月の「 松井秀太郎 CONCERT HALL LIVE 2026“FRAGMENTS”」(★)で、秀太郎くんがPRしたからです。
秀太郎くんのコンサートは毎回楽しいし、ナカリャコフは24/9のマクシム・エメリャニチェフ指揮・読響の大阪定演(★)でアルテュニアンのトランペット協奏曲を聴いて、超絶技巧に驚いた記憶があったし、今年の3月時点ではTVではよく見るけど、生で演奏を聴いたことのなかった児玉隼人くんも出演するということで、是非、聴きたいと思っていたのです。
 
トップバッターは、児玉くんと同じく、題名のない音楽会でしか見たことのなかった西村大地くんのソロで秀太郎くん作曲のA Call Rising。秀太郎くんがトランペットの華やかさやファンファーレのような力強さだけでなく、楽器が持つ深い音色や人の声のようなあたたかさを大切にしたとプログラムノートに記載している通りの曲でしたニコニコ
 
続いて、オケが入場。編成は8-6-4-4-2。
児玉隼人くんの演奏は、3月時点では聴いたことがなかったのですが、その後、4月に藤岡サッチー指揮・関西フィルの定演(★)で、ベルント・アロイス・ツィンマーマンのトランペット協奏曲 ハ長調 「誰も知らない私の悩み」を聴いたので、今回で2回目になりました。
前回は難曲を見事に演奏している印象はもったものの、曲自体が掴みきれなかったんですが、今回は共に初めて聴く曲ながら演奏もメロディーも楽しむことができました。
ヘルテルの:トランペット協奏曲第3番はバロック調でトランペットの音色が美しく優しく響き、チェンバロとの相性も良好。ジョリヴェ:のトランペットとピアノのためのコンチェルティーノは現代曲で分かりにくい感じもしたけど、それ以上にトランペットがカッコいいと思えましたOK
 
そして、次に、ナカリャコフが登場。
先ずは、児玉桃さんとの掛け合いがあるショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番。
児玉さんの演奏を聴くのは昨年6月のユベール・スダーン指揮・兵庫芸文管PACの定演(★)でハイドンのピアノ協奏曲を聴いて以来。また、この曲は23/2の反田恭平&JNOツアー奈良公演(★)で、反田くんと日フィルソロ奏者のオッタビアーノ・クリストーフォリの演奏を聴いて以来で、今回で2度目。
ナカリャコフは児玉さんを引き立てることもあってか、着席して演奏。二人の掛け合いを楽しく聴けましたウインク
続く、アーバンの(ヴェニスの謝肉祭〉の主題による変奏曲というのは、初めてでしたが、イタリアの古い民謡「ヴェニスの謝肉祭」を用いた極めてテクニカルな変奏曲とのことで、ナカリャコフの超絶技巧を今回も存分に聴くことが出来ました音譜
 
休憩後の後半は松井秀太郎くんと彼のカルテットのリズムセクションがオケと共演。
ハイドンのトランペット協奏曲の旋律を引用し3楽章形式を保ちながら、秀太郎くんがジャズを融合させた作品です。
クインテットのソロ廻しが各楽章とも織り込まれていたり、オケとの協奏ではシンフォニックジャズを思わせたりと、こんなの聴いたことがないびっくり
指揮の中田延亮さんもノリノリだったし、オケが休止しクインテットがソロ廻しをしている際には、オケのメンバーもリズムに合わせて体を揺らせて楽しそうびっくりマーク
クラシックとジャズが融合した文句なしの楽しい演奏でしたルンルン
 
アンコールは、ナカリャコフも児玉くんも再登場して、これも秀太郎くん編曲でチャイコフスキーの「ナポリの踊り」。会場からは拍手喝采とブラボーが飛び交う〆となりました。
 
 
開演14時、休憩20分を挟み、終演16時10分。
若干空席がありましたが80~90%の入り。
是非、再演して欲しいと思う公演でした!