今週の日曜日、ハンガリー国立歌劇場の引っ越し公演をフェスティバルホールで観てきました。演目はモーツァルトの『魔笛』です。
今回の引っ越し公演ツアーは、6/20の姫路からスタートし、21日の大阪を経て、22日・福岡、24日・浜松、25日・津、26日・名古屋、28日・大宮、30日・東京、7/1・横浜、7/2・武蔵野、7/3・新潟、7/4・高崎が予定されていて演目は同じです。
尚、フライヤーの画像の下に貼った紙面の画像に示すように、当初、予定されていた指揮のヤーノシュ・コヴァーチュがシャームエル・チャバ・トートに、パミーナ役のアンドレア・ロストがデジレ・ランカトーレに、夜の女王役のアレクサンドラ・オルチクがキアラ・マリア・フィオラーニに各々、来日出来なくなって変更となっています。
スタッフ
台本:エマヌエル・シカネーダー
指揮:シャームエル・チャバ・トート
演出:ミクローシュ・シネタール
振付:アンドラーシュ・ナーダジュディ
管弦楽・合唱:ハンガリー国立歌劇場管弦楽団・合唱団
キャスト
ザラストロ:クリスティアン・チェル
タミーノ:イシュトヴァーン・ホルヴァート
夜の女王:キアラ・マリア・フィオラーニ
バミーナ:デジレ・ランカトーレ
1.侍女:ガブリエラ・レア・フェニヴェージ、2.侍女:ヴィヴィエンヌ・オルタン、3.侍女 :ディアーナ・イヴェット=キシュ
パパゲーノ:ジォルト・ハヤ
パパゲーナ:アニヤ・ロンバード
老僧+武士1:イシュトヴァーン・コヴァーチュ、若僧+武士2:ボトンド・バル
モノスタトス :ペーテル・バルツォー
1.童子:レベカ・アストリド・バラージュ、2.童子:オルショヤ・バゴシ、3.童子:アーゴタ・カーダール
魔笛のあらすじは、「わかるオペラ情報館」というサイトから転載させて頂きます。
あらすじ
【時と場所】 古代、エジプト
【登場人物】
タミーノ(T): 王子、パミーナ(S): 夜の女王の娘、パパゲーノ(Br): 鳥刺し、パパゲーナ(S): パパゲーノの恋人、夜の女王(S): 世界征服を狙う女王、ザラストロ(Bs): 大祭司
【第1幕】
時は古代、舞台はエジプトで架空の世界。王子タミーノは岩山で大蛇に襲われ気を失いますが、「夜の女王」配下の3人の侍女達が彼を助けます。それなのに、鳥の狩猟中にたまたま通りかかったパパゲーノが、助けてやったのは自分だと嘘を付きました。パパゲーノは侍女達によって、口に錠を掛けられてしまいます。
王子タミーノは、侍女達から女王の娘パミーナの絵姿を見せられ一目惚れします。女王は、悪人ザラストロに捕らえられた娘を救い出してくれれば、娘を王子に与えると約束しました。王子は侍女達から「魔法の笛」を受け取り、ザラストロの神殿に行くことにします。一方、口の錠前を外してもらえたパパゲーノも成り行きで王子について行くことになり、「魔法の鈴」を受け取りました。
ザラストロの神殿で離ればなれになってしまった王子タミーノとお供のパパゲーノ。パパゲーノが先にパミーナを見つけました。その後、魔法の笛と鈴の力で導き合ったタミーノとパミーナは、ザラストロの前でついに対面。お互いを運命の人だと思います。
実はザラストロは悪人ではなく偉大な祭司で、世界征服を企む夜の女王の邪悪な野望の犠牲とならないようにパミーナを保護していたのでした。
【第2幕】
ザラストロはタミーノに、パミーナを得るための試練を授けます。ついでにパパゲーノも恋人を得るために試練を受けることになりました。まずは「沈黙」の試練。沈黙するタミーノに、事情を知らないパミーナは深く悲しみますが、立派に耐え抜きます。次の「火」の試練、「水」の試練は、タミーノとパミーナの二人で「魔法の笛」の力を借りて乗り越えました。
一方のパパゲーノはというと、辛抱するのは大嫌いで、試練から脱落してしまいます。それでも「魔法の鈴」の力を借りて、とうとう若い娘パパゲー“ナ”と出会い、恋人になりました。
さて、こうなってしまっては夜の女王も黙っていられません。侍女達とともに、自らザラストロの神殿に侵入を試みます。しかし、雷に打たれ闇夜に落ちていきました。
ザラストロは試練に打ち勝ったタミーノ、パミーナたちを祝福して、太陽神の子オリシスとイシスを讃えたのでした。
僕が、ハンガリー国立歌劇場の引っ越し公演を観るのは、これが3度目。
1度目は17/11のフェスティバルでの『ランメルモールのルチア』(★)、2度目は22/11に、びわ湖ホールで今回と同じ『魔笛』(★)を観ました。因みに、その時は今回来日出来なかったヤーノシュ・コヴァーチュが指揮をされ、パミーナ役はアンドレア・ロストでした。
前回の記事を見ると、プロジェクションマッピングが比較的多用され、冒頭の大蛇の場面では、現代の世界各地での紛争や暴動のものと思われる実写映像が使われていたこと、最後は衣装がジーンズ等の現代風になっていたと記載されていますが、今回もそれは同様でした。
また、パパゲーノのキャストは前回と変わっていますが、日本語を交えた台詞で客席の笑いを誘う演出も今回同様でした。
と言うことで、前回楽しかったわけですから、今回も当然、同様に楽しめました![]()
パミーナ役がデシレ・ランカトーレに変更になったんですが、彼女の歌唱は以前、19/6にびわ湖ホールで、ボローニャ劇場の引っ越し公演の『リゴレット』(★)でジルタ役をされたのを観た時に素晴らしいと思っていたので期待していました。
そして、今回も期待に違わぬ歌唱を聴かせてもらえました![]()
タミーナ役イシュトヴァーン・ホルヴァートのテノールは良く高音が伸びていたし、ザラストロ役クリスティアン・チェルのバスは深みがあって良かったです![]()

