発達障害(自閉症)とは?

発達障害は、自閉症(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD),学習障害(LD)などに分類されています。

知的障害がない場合は高機能自閉症(アスペルガー症候群)と呼ばれることもあります。


発達障害は親の育て方の問題で発症することはありません。

先天的な脳の機能障害によるものです。



私の本の監修者・平岩幹男先生は発達障害を次のように定義づけていらっしゃいます。

「発達の過程で明らかになってくる行動やコミュニケーションの障害で、根本的な治療はないものの、適切な対応により社会生活上の困難は軽減することが可能な障害」


 発達障害を抱える子どもは、不器用でできないこと、苦手なことがたくさんあります。

「やる気がない」などできないことで1日中叱られることも少なくありません。


発達の仕方が定型発達の子どもと異なっているため、より丁寧なかかわりが必要となります。





ABA(応用行動分析)などの適切な支援を行い、自己肯定感(自分っていいなと思える気持ち)を高めるかかわりをしていけば、困難の度合いも改善し、生きやすくなっていくことでしょう。






生まれ持った特性により、どう努力しても改善できないこともあるかもしれません。

そんなときは、周囲からの理解と適切な支援が必要になります。

すべて自分でやらなくてはならないということではなく、苦手なことは道具や人の力を借りましょう。


障害児にやさしい社会は、みんなに優しい社会です。

理解者を一人でも増やしていくため、これからも情報を発信していきたいと思います。


私は、人から「変わっているね」と言われることがあり(→私にとってはほめ言葉ですが)

衝動性により、時々失敗をして人に迷惑をかけてしまうことがあります。(反省)

そこで、平岩先生に「私も発達障害でしょうか?」と尋ねたことがあります。

先生からは、「生活上の著しい困難がある場合に診断がつく、発達障害の要素はあるかもしれないけど、診断にはいたらないね」と言われたことがあります。


このように、みなさんの中にもなんらかのこだわりがあったり、衝動性があったり発達障害の要素が何かしらあるかもしれません。



 発達障害が才能に変わることもあります。また、得意なことに目を向けて、成功を収める人たちもたくさんいらっしゃいます。

例えば「窓際のトットちゃん」著者:黒柳徹子さんは、ADHDぎみで小学校を退学、計算に困難さを抱えるLDがあるようですが、芸能界で成功されていますね。

窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)
窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)


俳優トム・クルーズさんは、LD学習障害があり、文字が読めませんが、台本のセリフをテープに吹き込んでもらって音で覚えているそうです。

映画監督のスティーブン・スピルバーグもLDを公表しています。

その他、自閉症、アスペルガーではないかと言われている偉人、芸能人もたくさんいます。




自閉症とは?

自閉症ってひきこもりでしょ?の誤解


自閉という文字から自分の殻に閉じこもる→ひきこもり、人見知りなんでしょ?という誤解があります。

ひきこもりの中で自閉症の人はいるかもしれませんが、ひきこもり=自閉症ではありません。

(私も、息子の障害を知るまでは、自閉症はひきこもり?と思っていました。自閉というマイナスイメージの名前でなかったらよかったのに!)


 自閉症は先天的な脳の機能障害です。


対人関係の障害、コミュニケーション障害、興味の偏り(こだわり)の特徴があります。

こだわりが強すぎるため、自分が決めていたこだわりから外れるとパニックを起こしたり、

人の気持ちを読み取ることが苦手なため、お友達とうまくかかわれなかったりします。

(例えば、太っている人に「太ってるね」などKYな発言をしてしまう)

また、言葉の発達が遅れる子どもも多く、外国で英語を話さなければならない日本人のような気持ちを感じているかもしれません。(思っていることをうまく伝えられずパニック)



注意欠如・多動性障害(ADHD)

不注意や多動性、衝動性があり、学校でもじっと座っていられないなど、自閉症とADHDの症状が出る場合、親は走り回る子どもを1日中追いかけまわしクタクタになっている方も少なくありません。



学習障害(LD)

知的な問題はないのに、読む、書く、計算するなどが困難な状態をいいます。

過去記事「なまけてなんかない!!」

怠けてなんかない! ディスレクシア~読む書く記憶するのが困難なLDの子どもたち/岩崎書店

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発達障害の中には、場面緘黙(かんもく)、吃音(きつおん→どもり)の症状がでる人もいます。

吃音は、田中角栄、アナウンサーの小倉智昭、俳優のブルース・ウィルスさんがそうでした。

高校生まで吃音だったブルース・ウィルスが吃音を克服したきっかけはこちら



場面緘黙(かんもく)

家ではふつうにしゃべれるのに、学校や園ではしゃべることができない不安症状の一種。

私も幼稚園のとき1年半場面かんもくでした。長男、空も場面かんもく経験。


空が学校でも声がでるようになった場面かんもくの適切な対応方法は私の著書9章に記載。

その他、詳細はかんもくネットへ


(大きい声を出す練習を一生懸命にさせることは、かえって症状を悪化させます。→過去、私が息子にやってしまった失敗です)

声を出す練習以外に、自己肯定感を高める働きかけで改善していくケースもあります。





子どもの力を信じる気持ちが大切ですね。

苦手なことがあっても、ダメな子じゃないよ。今のあなたが好きだよ。と受け入れてもらえることで、子どもも自分を受け入れることができるようになり、生きやすくなると思います。

そうは言っても、私も皆と違う息子を認められない葛藤の時期がありました。

本当の意味の障害受容は時間がかかりました。

「どうしたらそのままの息子を受け入れられるか分かりません」というメッセージをいただき、

私なりの考え
を過去記事で書いています。

「発達障害」という診断は必要?必要ないのでは?という考えについての記事はこちらから

では、口角上げていきましょう(^^





H25、12月講談社から平岩幹男先生に監修していただき、本を出版しました。(増版8刷)

ABAを利用した子育ては、一般の子育てにも有効。

ちょっとしたかかわりのコツで親のイライラが減り、親子に笑顔が増えますよ。

より詳しい本の内容(画像つき)はこちらです。

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