「発達障害の診断を医師はつけすぎる。」
「発達障害という診断は必要?それは、その子の個性だから、診断なんて必要ないでしょ?」という考えをよく耳にします。
この考えは、一理あると思います。
まずは、診断を受けるデメリットについて。
親が診断を受けたショックで、障害を意識するあまり、
今までおおらかだった子育てが、一気に子どもへ心配オーラを注ぐことになる場合です。
他のお子さんとの発達の差を気にして、我が子のダメな部分にフォーカスしていくとしたら、
生活上、特に困難がないお子さんの場合、診断名まで下す必要はないかもしれません。
お子さんの個性、才能と思えることも、親の心配オーラで伸び悩んでしまうこともあるかもしれませんから。
また、診断を下しただけで、何のアドバイスもできない医師に当たってしまった場合、
親は暗闇に放り投げだされます。
私も過去、診断にショックを受け、「それで、私はこの子のために何ができますか?」とやっとの思いで尋ねたところ
「診断以外にここでお話しすることはありません。あとはソーシャルワーカーに聞いてください」で終了になった経験があります。
私の本の監修者、平岩先生が「早期診断・早期絶望」という言葉を使われていますが、
本当にその通りだと思います。
診断をして、「できることは何もありません。」と告げることは末期がんの宣告をして、
「手の施しようがないです。現状を受け入れましょう」と言われているようなものです。
では、発達障害(自閉症)と診断を受けるメリットはなんでしょうか。
成人の方であれば、例えば、生まれつきの不器用さから、
「やる気がない!」など、できないことでたくさん責められたことがあったかもしれません。
生きづらさを感じ生きてきたことでしょう。
その正体がわからずに、やっと発達障害という生まれもった特性が原因だった!と気付いたとき、
楽になる人もいると思うのです。
親もそうです。
「育て方が悪い」「自分のせいだ」と自分の子育てを責めていた人は、
「生まれつきの特性なんだ・・私の育て方のせいではなかったんだ・・」と気持ちが楽になる人は多いと思います。
「発達障害という診断は必要?それは、その子の個性だから、診断なんて必要ないでしょ?」
発達障害のお子さんも、同じ人間です。
そういう考え方からいうと、障害という枠にはめる必要も確かにないかもしれません。
でも、障害を抱える子は、普通の子(一般的な成長という意味)があたりまえに、自然にできることができません。
私も障害を抱える子と定型発達の子の両方を育ててみて、あまりの違いに驚きました。
定型発達の子はほとんど手を加えなくても自然に出来るようになります。
待つ育児、見守る育児でもどんどん成長します。
一方、障害を抱える子は、待つ育児だけでは、なかなか学習できません。
学習の基本である模倣力、見る力が圧倒的に弱いからです。
丁寧なかかわりが必要です。
何十回も繰り返してやっとできるようになる成長の違い、脳の回路の違いを痛感しました。
そんなとき、「診断」を受けていることは、「特性に合った働きかけの方法を知る近道」になります。
そういう意味で診断を受けることはマイナスではないと思いました。
発達障害の子どもにわかりやすい教え方を知ることは、子どもの成長の度合いを大きく左右します。
一般の子育てのさらっとした教え方では、発達障害児には歯が立たないこともありますが、
丁寧な働きかけで「できる!」が増えることがあるのです。
診断を受け、その子のどんなところが困難なのか、生きやすくするにはどうサポートしていけばいいのか・・
反応が鈍く、育てにくい子と感じ、日々育児ストレスを感じている親にとっては、診断を受ける意味があるように思うのです。
ただし、診断名にとらわれすぎ、親が心配オーラを出し子どもに接すること、
「普通の子になる」ことを目標にして「みなと同じようにできること」にこだわることには、
注意した方がいいと思います。(私も、経験済みです。反省)
障害受容に関して書いた過去記事はこちらです。
私も色々な葛藤がありました。
診断を受けたことが、親も子もプラスに転じるようになるといいですね。
口角上げていきましょう(^^
H25、12月講談社から平岩幹男先生に監修していただき、本を出版しました。(増版7刷)
ABAを利用した子育ては、すべての子育てに有効。(4コママンガつき)
ちょっとしたかかわりのコツで親のイライラが減り、親子に笑顔が増えますよ。
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「発達障害という診断は必要?それは、その子の個性だから、診断なんて必要ないでしょ?」という考えをよく耳にします。
この考えは、一理あると思います。
まずは、診断を受けるデメリットについて。
親が診断を受けたショックで、障害を意識するあまり、
今までおおらかだった子育てが、一気に子どもへ心配オーラを注ぐことになる場合です。
他のお子さんとの発達の差を気にして、我が子のダメな部分にフォーカスしていくとしたら、
生活上、特に困難がないお子さんの場合、診断名まで下す必要はないかもしれません。
お子さんの個性、才能と思えることも、親の心配オーラで伸び悩んでしまうこともあるかもしれませんから。
また、診断を下しただけで、何のアドバイスもできない医師に当たってしまった場合、
親は暗闇に放り投げだされます。
私も過去、診断にショックを受け、「それで、私はこの子のために何ができますか?」とやっとの思いで尋ねたところ
「診断以外にここでお話しすることはありません。あとはソーシャルワーカーに聞いてください」で終了になった経験があります。
私の本の監修者、平岩先生が「早期診断・早期絶望」という言葉を使われていますが、
本当にその通りだと思います。
診断をして、「できることは何もありません。」と告げることは末期がんの宣告をして、
「手の施しようがないです。現状を受け入れましょう」と言われているようなものです。
では、発達障害(自閉症)と診断を受けるメリットはなんでしょうか。
成人の方であれば、例えば、生まれつきの不器用さから、
「やる気がない!」など、できないことでたくさん責められたことがあったかもしれません。
生きづらさを感じ生きてきたことでしょう。
その正体がわからずに、やっと発達障害という生まれもった特性が原因だった!と気付いたとき、
楽になる人もいると思うのです。
親もそうです。
「育て方が悪い」「自分のせいだ」と自分の子育てを責めていた人は、
「生まれつきの特性なんだ・・私の育て方のせいではなかったんだ・・」と気持ちが楽になる人は多いと思います。
「発達障害という診断は必要?それは、その子の個性だから、診断なんて必要ないでしょ?」
発達障害のお子さんも、同じ人間です。
そういう考え方からいうと、障害という枠にはめる必要も確かにないかもしれません。
でも、障害を抱える子は、普通の子(一般的な成長という意味)があたりまえに、自然にできることができません。
私も障害を抱える子と定型発達の子の両方を育ててみて、あまりの違いに驚きました。
定型発達の子はほとんど手を加えなくても自然に出来るようになります。
待つ育児、見守る育児でもどんどん成長します。
一方、障害を抱える子は、待つ育児だけでは、なかなか学習できません。
学習の基本である模倣力、見る力が圧倒的に弱いからです。
丁寧なかかわりが必要です。
何十回も繰り返してやっとできるようになる成長の違い、脳の回路の違いを痛感しました。
そんなとき、「診断」を受けていることは、「特性に合った働きかけの方法を知る近道」になります。
そういう意味で診断を受けることはマイナスではないと思いました。
発達障害の子どもにわかりやすい教え方を知ることは、子どもの成長の度合いを大きく左右します。
一般の子育てのさらっとした教え方では、発達障害児には歯が立たないこともありますが、
丁寧な働きかけで「できる!」が増えることがあるのです。
診断を受け、その子のどんなところが困難なのか、生きやすくするにはどうサポートしていけばいいのか・・
反応が鈍く、育てにくい子と感じ、日々育児ストレスを感じている親にとっては、診断を受ける意味があるように思うのです。
ただし、診断名にとらわれすぎ、親が心配オーラを出し子どもに接すること、
「普通の子になる」ことを目標にして「みなと同じようにできること」にこだわることには、
注意した方がいいと思います。(私も、経験済みです。反省)
障害受容に関して書いた過去記事はこちらです。
私も色々な葛藤がありました。
診断を受けたことが、親も子もプラスに転じるようになるといいですね。
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