未曾有の国難が迫る 3 ~石油の流通が完全停止するのは9月~ | きなこのブログ

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JPモルガンや国際エネルギー機関などの分析では「石油の流通が完全に停止する」のは今年9月。それまでどのように行動するべきか
https://indeep.jp/oil-distribution-will-stop-in-september-2026/

石油の流通が停止するまでのタイムライン

以前、「棚が空になるまで8週間。飢餓まで60日」というタイトルの記事を書かせていただきました。

 

 

この記事では、米ジャーナリストのマーク・A・シュライオック氏という方の投稿をご紹介したのですが、注釈として掲載したグラフについて、私自身が内容を勘違いしていた部分がありました。

以下の図ですね。

 

JP モルガンによる予測で、もちろん、「それまでに解決策がない場合」の想定です。

 


ここにある「オペレーティング・ストレスレベル」とか、「オペレーティング・フロアレベル」という石油の残高について、私は勘違いしていたのです。

日本語で書きますと、以下のようなものでした。

・オペレーティング・ストレスレベル → 運用上のストレスレベル

・オペレーティング・フロアレベル → 操業限界(最低)数値


であり、つまり、オペレーティング・フロアレベルに達した場合、「石油の供給が事実上止まる」ことを知りました。

この JP モルガンの分析をブルームバーグが新たにグラフ化していたのですが、それを日本語化したものが以下です。

 


パイプラインの機能を維持して、製油所を稼働させるには、この「操業最低ライン」より上でなければならず、操業最低ラインまで下がると、パイプラインが使用できなくなるのだそう。

つまり、実際には石油は枯渇はしていなくとも、

「使うことはできない状態」

になるようです。

このことについて、アメリカのハル・ターナー氏が解説していました。

以下です。

 

グラフは先ほどの日本語化したものを再掲します。

これはあくまで「アメリカ国内の予測」ですが、他の国も時期こそズレがあっても同じようなものではないでしょうか。

ハル・ターナー氏は、陰謀論者として名高い方で、書き方は大げさですが、数字とタイムラインは間違いないものと見られます。

 


JPモルガン:9月には世界規模で石油インフラの物理的な崩壊が見られるだろう - 他のアナリスト:米国の石油輸出崩壊まであと3週間

 


中東のホルムズ海峡の閉鎖が続いているため、世界の石油産業は大きな打撃を受けている。

世界の 1日あたりの石油需要の約 20%が供給されていないからだ。

世界が機能し続けるために必要な石油 10バレルのうち、2バレルが不足している状況なのだ。

世界各国は、継続的な需要に対応するため備蓄を取り崩してきたが、その備蓄はいつまでも続くわけではない。

JPモルガンの分析によると、米国は 9月に「操業限界」に達すると予測されている。

「操業限界」とは、貯蔵タンク内の原油量が不足し、底部の原油を重くしてポンプに送り込み、精製することができない状態を指す(原油が濃くて重すぎるため、ポンプが原油を吸い上げることができなくなる)。

重りが足りないと、粘度の高い原油をポンプで汲み上げることができず、製油所は操業停止を余儀なくされる。

ブルームバーグが発表した改訂版チャートは以下のとおりだ。

 


上のグラフの 2番目のライン(操業最低水位と書かれてあるライン)が、石油の終末を示している。

今年の 9月だ。

ちょうど秋から冬に向かう時期だ。

想像してみてほしい。

家の中が暖房で使えなくなるのだ。

JPモルガンによるタイムライン:
・ 2026年2月 → イラン戦争が供給を混乱させる
・ 2026年6月 → 在庫が76億バレルに達する(操業上のストレスレベル)
・ 2026年9月 → 在庫が68億バレルに達する(操業下限)

最後の数字は警告ではない。

パイプラインの圧力を維持し、製油所を稼働させ続けるために必要な最低限の数値だ。

68億バレル未満になると:
パイプラインの圧力が低下する。
製油所が操業停止する。
燃料の流れが止まる。

これはもはや「原油価格」の話ではない。
これは、世界規模での物理的なインフラ障害だ。

市場では依然として原油価格が 90ドルか 110ドルかで議論が続いているが、それは間違った質問だ。

問うべきは、システムが物理的に石油を供給できなくなった場合、石油の価格はいくらになるのか、ということだ。

これに対するモデルは存在しない。
歴史的な前例はない。
決まった手順書はない。

解決策が見つかるか、さもなければ地球上のあらゆる市場が同時に価格改定されるだろう。

エネルギー、食料、海運、製造業。すべてが 1つのグラフ上の 1本の線で繋がっている。

米国エネルギー情報局(EIA)5月15日 印刷版は以下のようになっている:
※ mb は 100万バレル
・原油:-4.3mb(予想:-2.5mb)
・ガソリン:-4.1mb(予想値:-3.1mb)
・クッシング (米国の原油在庫):-1.7mb
・戦略石油備蓄(SPR):-8.6mb

蒸留油を除くすべての数値が、弱気な予想を下回った。
市場の備蓄流出は、予測モデルよりも速いペースで進んでいる。

そして今回は、戦略石油備蓄(SPR)でも救えないだろう。
米国の戦略石油備蓄に含まれる液体燃料の総量は、過去最低水準に向かっている。
EIA (米国エネルギー情報局)が 1990年にデータの公表を開始して以来、このようなことは一度もなかった。

数字で見る:
・現在から7月末までに約2億1300万バレルが消費される
・すでに週1630万バレルが消費されている
・石油製品の貯蔵量は、2022年の危機時の最低水準からわずか 1300万バレルしか減っていない。
・米国の石油輸出が崩壊するまであと3週間

最後の部分をもう一度読んでほしい。
世界が米国に依存している石油製品とは?
3週間でなくなる。
そしてこれは、ホルムズが何をしようとも関係なく起こることだ。

もう止めるには遅すぎる
・アラムコCEO:「ホルムズ海峡は閉鎖されたままで、週に 1億バレルの原油が失われている」
・JPモルガン:世界的な操業下限は 9月に達する
・EIA(米国エネルギー情報局)の発表:予想のほぼ2倍の放出量。
・戦略石油備蓄:今週だけで -860万

すべてのデータポイントが同じ方向を指し示している。
これはもはや予測ではない。
これはカウントダウンだ。

世界規模の大惨事へのカウントダウンだ。

エネルギーがない。

燃料がない。

燃料がなければ、農場から加工センターへ食料を運ぶトラックも走れない。

加工センターから配送施設へ食品を輸送するトラックがない。
配送施設からスーパーマーケットへ食料を運ぶトラックがない。

つまり、店の棚には食料がなく、燃料がないため、それらを棚に並べる手段もないということだ。

世界的な飢饉に向かっている。


ここまでです。

少なくともアメリカでは、こういうタイムラインが予測されているようです。

つまり、夏頃から石油の流通に問題が出てくる可能性があり、9月に入ると、ほぼ詰むという形になるということでしょうか。

懸念ははやはり「食料の流通に問題が波及した場合」でしょうね。

 

 

夏以降の世界と社会

先ほどもリンクした「棚が空になるまで8週間。飢餓まで60日」

 

 

という記事でも書いたジャーナリストの方は、食料について強く警告していました。

 

以下のように書いています。

> 私たちは食糧危機に近づいているのではなく、まさにその渦中に突入しているのだ。

そして、この状況が 6月、7月まで続けば、飢饉へと発展するだろう。

また、最も強く(あるいは最も早く)影響を受けるのは、韓国、日本、中国を含めたアジアと、そしてヨーロッパだと述べていました。

いろいろと準備なさっている方もいらっしゃると思いますが、日本の状況としては、タイムラインから「限界に達するのは夏頃かもしれない」ということも言えそうです。

こればっかりはどうしようもならないですからね。

 

ないものはないですから。

 

無から有を作り出すのは、石油においては無理です。

輸送と移動の麻痺

最近の X の投稿を見ていますと、海外からの投稿でも、日本の投稿でも、「エンジンオイル」のことがよく取りあげられます。


モーターオイルが売り切れている米ミシシッピ州のウォルマート


以下のような日本の投稿も多いです。

 

 

 

 

 

 

 

今は 5月ですが、この時点でこれでは、6月、7月と時間が経過していくと共に、「基本的な輸送や流通が止まる」という可能性も否定し切れません。

食料価格が上昇したとか、そういう問題ではなく、入手そのものができない。

米ナチュラルニュースのマイク・アダムスさんは最近の「迫りくるエンジンオイル不足が輸送を麻痺させる可能性」という記事の中で、以下のように書いています。

輸送と食料供給へのドミノ効果

 

ディーゼルトラック、配送バン、自家用車はすべて定期的なオイル交換が必要だ。

オイル交換を怠るとエンジンが壊れる。

エンジンオイルが不足し、価格が高騰すると、輸送網は麻痺する。

農業は鉄鋼部品と修理用品に依存している。

トラクターや耕うん機を動かすオイルがなければ、農場は運営できない。

これは、畑から食卓まで食料を運ぶ物流チェーン全体にも当てはまる。

ハワイやその他の輸入依存地域が最初に最も大きな打撃を受けるだろうが、しかし、その波及効果は国の隅々にまで及ぶだろう。

今回のエンジンオイル危機は、既存の肥料と燃料の不足に加えて、新たな不足層を加えることになる。

地政学的ショックが農業資材の世界的なサプライチェーン崩壊を引き起こしたため、私はすでに回復力のために備蓄を始めている。

エンジンオイルがなければ、最も準備の整った農家でさえ、農産物を収穫したり輸送したりすることはできない。

今後数ヶ月(そして2027年まで)にわたって基本的な食料供給を脅かす連鎖的な失敗が懸念される。

行動を起こすべき時は来週でも来月でもない。

今日だ。

 

 

最悪の状況を想定する場合、こういうことになる可能性も多少はあるということで、それを想定して行動するのもよろしいかと思います。

もし何も起きなかったとしても、食料なら「それを食べちゃえばいい」だけですから。

あと、1〜 3カ月の間に方向性がはっきりしてくると思います。

 

 

 

 



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