2026年5月に受けたアブレーション手術の
体験記「術中編」になります。
アブレーション手術は2泊3日の入院で行います。
手術前日に入院、翌日の午後から手術でした。
諸々の準備が終わった頃に
カテーテル室から呼び出しがあり
移動して控え室で待機。
待機中はとにかく緊張していて
怖くて今にも泣きそうでした。
そんな時、控え室の奥で
聞き覚えのある声が聞こえます。
その声の先にいたのは主治医でした。
「主治医が居る」
それがわかった瞬間、
少し気持ちが落ち着きました。
カテーテル室に入るとそこには
不整脈班の先生が多くいました。
今回、基礎疾患を複数抱えている私は
通常よりもハイリスクな手術だったので
厳戒態勢のチームで対応してもらいました。
実際にカテーテルを握ってくれたのは
不整脈外来でお世話になっている先生。
助手に上級医の講師の先生、
不整脈班のエースの先生、
さらにアドバイザーとして
准教授の先生まで入ってくれたのです。
他にも若手の先生が数人いて、
心電図を貼ったり
手術の準備を進めてくれました。
準備の最後には手足が動かないように
固定されます。
まず、カテーテルを刺す右足の付け根に
局所麻酔が打たれた後、
カテーテルを入れて手術が始まります。
私はアブレーションの始まりの時、
鎮静で眠りました。
本来はPSVTのアブレーションの場合、
寝ていると発作が起きづらく
検査、治療にならないので
鎮静は使わないのが一般的なようです。
ですが、私の場合はPSVT以外の
基礎疾患があったのと
術前からずっと「怖い」と訴えていたので
そこを考慮してくれた結果、
鎮静が使われました。
もちろん、循環器の主治医の
許可を得ての鎮静です。
眠ってから何分経ったかはわからないですが、
途中で不整脈の先生から起こされます。
「誘発が上手くいかないから少し起きてて」
そう言われました。
起きている間は誘発のお薬を使うと
脈が170、180と速くなっていくのが
自分でもわかります。
それでも特定の不整脈が起こっている場所が
見つからず誘発ばかりが続きました。
2度目の鎮静がされ
ウトウトした状態が続きましたが、
看護師さんの
「血圧が70台前半まで下がってます」
という声と
「ダメだ、起こそう」という
不整脈の先生の声で
ハッキリと目が覚めました。
この時、パッと目に入った操作室に
主治医が居て短い時間だったけど
遠くから見てくれていたのに気付きました。
さて、2度目の鎮静から目が覚めた後は
鎮静がされることはなく
起きたまま何度も誘発のお薬を使い、
発作を起こして不整脈の場所を探していました。
段々と場所が絞れてきたときに
もう1度誘発するかを
話し合っていた先生方の所へ
操作室で様子を見ていた准教授の先生が
「もう、これ以上は本人が苦しい。
可哀想だからやらなくていい」と言いました。
そして、不整脈の先生から
「ここまでよく頑張ったね。
これから悪い部分を焼くね。
ちょっと痛いけどお薬使うから大丈夫だよ」
そう言われました。
複数回焼かれ、実際に焼かれている感覚は
痛み止めを使っていてもわかりました。
じわーっと焼かれていて痛みもありました。
あまりの痛さに
「痛いよ…」と泣いているのを
看護師さんが気付いて近くに居てくれました。
不整脈の先生も
「あと少しだよ!」と声を掛けてくれました。
痛みや怖さに耐え、
アブレーション手術は無事に終了です。
この後は病棟に戻り翌朝まで
安静の時間が始まります。
※「術中編」の後は「術後編」に続きます。
入院中の様子や先生方とのやり取りは
下記の入院記事にまとめてあります。