読書感想文は得意じゃない
感動すればするほど上手く言葉に出来なくてがっかりするので黙ってひとりで浸る方が好き
旦那にどんな内容か聞かれても「めちゃくちゃ面白かったから読んでみて」としか言えない自分が歯痒い
ただ
村上春樹の作品は違う
私は旦那に出逢う迄は当時爆発的ベストセラーだった『ノルウェイの森』だけしか読んでいなかった
旦那がデビュー以来の大ファンだった影響で発信されるもの全部(多分)を読んでから心酔して30年以上経つ
但し、ハルキストと呼ばれるのは嫌(ご本人が嫌いとおっしゃっているので)
いつも新刊が出たら二人で読み進めながらネタバレに注意して感想を言い合う
そんな私が珍しく読了して、その思いを書き残したくなった
【街とその不確かな壁】
この本を読んでいる間ずっと頭の中に【空】という概念が渦巻いていた
【無】では無い【空】
近年、
『何も無いけど全て有る、これが空かぁ』とを感じる瞬間が増えていただけで新刊の内容とは無関係かも知れないが、そう思ったのだから仕方がない
もうひとつ
読み終わった後に【完】とい文字が浮かんだ
それで
今まで村上春樹の作品を読了して【完】を感じた事が無かったことに気づいて驚いた
私の読書人生で
村上春樹の新作を読み続けることが出来たのは本当に幸運だ
出逢わせてくれた旦那にはずっと感謝してきたし、還暦という節目を迎えたタイミングで【完】を感じたことはとても趣き深い
ずっと新刊が出るのを待ちわびているのに、4月の刊行を知らず、旦那が気づいて10月になってから手に入れるという生活の変化も面白いし、読了して直ぐにもう一度読み始めるというこれまでに無い読書行動にも少し驚いている
うつ病になったことで、大好きな読書が出来ない苦しい時期を超えて、加齢も含め自分の知らない自分を発見することが多い日々
大好きな【村上春樹】との関わりの変化にもワクワクする
すべてに感謝
むげんのむげんのありがとうございます


