出逢い
育み
いつか思い出に
そんな愛のうたを
集めてみました。
・・・・・・
〇散歩
あのひとと並んで
いつまでもどこまでも
歩いていきたいと
願った時
ひとすじの径が
はるかな空の向こうへ
果てしなく輝きながら
のびているのを見つけました
(作者不明)
・・・・・・・
〇帰途
坂のうえに 家並のかなたに
わたしの愛するポプラがたっていた
そうして静かにほほえみながら
うすももいろの夕雲と話をしていた
あの木の下に
わたしとわたしの
愛する者との巣があるのだ
(高橋元吉)
・・・・・・
〇愛について
ひとを
愛したという記憶は
いいものだ
いつもみどりのこずえのように
たかくやさしく
どこかでゆれている
ひとに愛されたという思いは
いいものだ
いつも匂いやかな
そよ風の眼のように
ひと知れず
こちらを向いて
またたいている
「愛」をいしずえとして
ひとよ
生きていると
いろんなことがあるものだ
(殿岡辰雄)