再診は「定期的に通院している患者」のことを指します | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

緊急事態宣言が解除され少しずつ日常を取り戻しつつありますが、医療機関は自粛期間中も通常通り開いていましたし、自粛を要求される立場にありません。

 

不要・不急の外出を控えることが、医療機関を受診しないことにつながり、隠れた病気の早期発見が遅れたり、治療を受けることが出来ずに悪化させてしまうケースが増えることも懸念されています。

 

 

うちの診療所も例外ではありません。

 

2月くらいから「コロナが心配で受診出来ない・・・」という相談が毎日たくさんくるようになりました。

 

「受診出来ないので薬だけ送って欲しい」という希望が多かったのですが、排便管理がちゃんとできていて調子の良い患者さんはいいのですが、痛みや出血、腫れなどの症状があるのに受診をためらう患者さんもおられ、そのような場合、電話相談と薬の処方だけでは改善できないケースも多々あります。

 

 

何が起こっているのか診察しないと分からないため、肛門の症状に関する相談は電話やメールでは難しいと感じました。

 

 

そして4月に入り緊急事態宣言が出された翌日から受診抑制は顕著となり、キャンセルが多発。

 

 

4月は本当に閑散としていました。

街も診療所も・・・。

 

 

そんな中、東京や千葉、神奈川、福岡など遠方から来られた患者さんが

 

「ロックダウンしている海外の国でも医療機関への通院は認められているし、皆さん、普通に通院されているので普通に来ました。新幹線も1車両に一人で、かえって今のほうが安全だと思いましたね。治療のことなんで。不要不急ではないと思って。」

 

と言われていましたが、緊急事態宣言が出されても医療機関への通院は認められています。

 

病院もクリニックも閉めるよう求められていません。

 

 

だから普通に通院して頂きたいのですが、以下のような相談メールが届きました。

 

 

年に1回通院されている遠方の患者さんからでした。

 

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お世話になっております。
年に1回、うかがわせていただいております。

次回6月初旬までに行く予定でしたが、昨今のコロナウイルス対応で、このままだと、伺うことが出来ない可能性があります。

その場合、年に1回うかがわないと初診に戻ってしまうとのことですが、これについての対応策はないのでしょうか?

もし、どうしようもないのなら、
お薬だけ、また、まとめて処方していただくしかないのかな?…と考えております。

よろしくお願いいたします。

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当院では痔が完治したり、痔の症状が改善して何も困ったことがない患者さんは、年に1回お尻健診に来て頂いて、1年分の薬を処方しています。

 

 

1年分の薬をまとめて持って帰られる患者さんもおられますし、量が多いので半年分だけ持って帰って、半年後に薬だけ購入される患者さんもおられます。

 

 

遠方の患者さんには薬だけ郵送することも多いです。

 

 

その際は再診料処方料も一切頂いておりません。(保険診療では薬のみの場合でもかかります)

 

 

そして再診の定義も保険診療だと3か月以内に通院歴がある患者」ですが、当院の場合は「1年以内」としています。

 

 

「最後に診察を受けてから1年以内に来て下さいね」

 

 

と患者さんにも説明し、それを過ぎると初診となることを必ず説明しています。

 

 

そもそも再診とは「定期的に通院している患者」を指します。

 

 

1年以上通院していない患者さんは「定期的に通院している」と言えないです。

 

 

本来であれば1年以上診察を受けておられない患者さんには薬を処方することはしていません。

 

 

診察をせずに患者さんに薬を出すことは「無診察投薬」に当たるからです。

 

 

ですが今回はコロナのこともあり、1年を超えてしまった患者さんにも薬を処方することにしました。

 

 

いつ来られるか分かりませんが、次回受診された時は初診となります。

 

 

これはコロナだから考慮してくれ・・・と言われても困ります。

 

 

1年以上診察していない場合は初診です。

 

 

オンライン診療も考えたのですが、電話(テレビ電話も含む)やメール、チャットでは肛門の状態が分からないため、責任が持てないと判断し導入を見送りました。

 

 

ただし、便秘治療や肌の相談については可能かなと考えております。

 

 

オンライン診療や電話診療・電話再診は、肛門科や産婦人科、耳鼻科や眼科など診察行為を必要とする診療科では難しいですね。

 

 

肛門を見ずに患者さんを帰すことはないですし、肛門を見なければ何も分からないからです。

 

 

通常は最後の診察から3か月あくと初診となります。

 

当院は自由診療ということもあり、多めに見て1年あくと初診というルールにしています。

 

1年は長いです。

 

実際は1年もあけずに半年くらいで受診されている患者さんも多いです。

 

コロナに限らず地震や台風などの自然災害で都市機能が麻痺することもあるでしょう。

 

 

ギリギリの受診より余裕をもった受診をお勧めします。

 

1日1花赤薔薇

今日の花は

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

年1通院されている患者さんが

「年に1回しか来てなくて

ラブちゃんに会えると思って

楽しみに来たのにえーん

と残念そうに言われました汗

 

新型コロナ対策として

現在セラピー活動休止中ですショボーン

 

ごめんなさいねお願いあせる

 

 

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