HPVワクチンについて調べていて、非常に興味深い論文を見つけました。
2012年にJournal of Inorganic Biochemistryという医学誌に掲載された研究です。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S016201341200267X
研究タイトルは、
「HPVワクチンGardasilにおける、アルミニウムアジュバント粒子に結合している可能性のあるHPV L1遺伝子DNAの検出」
というもの。
ちょっと難しいタイトルですよね。
簡単に言うと、
HPVワクチンの中に、製造工程に由来すると考えられるHPVのDNA断片が残っているのではないか?
さらに、
そのDNAは単に液体中を漂っているのではなく、アルミニウム系のアジュバントに結合しているのではないか?
ということを調べた研究です。
調べた16検体すべてからDNA断片が検出された
この研究では、複数の国から集められた16検体の4価HPVワクチン「ガーダシル」が調べられました。
その結果、
16検体すべてからHPV L1遺伝子由来のDNA断片が検出された
と報告されています。
主に検出されたのは
HPV11型
HPV18型
などのDNA断片でした。
ここで大切なのは、
「HPVそのものが入っていた」という意味ではない
ということ。
感染するウイルスが入っていたわけではありません。
検出されたのは、ワクチンの製造工程で使われるHPVのL1遺伝子に由来するDNAの断片です。
実はもっと気になったのは、その「存在の仕方」
私はこの論文を読んで、単に「DNAが検出された」という部分よりも、こちらの方が気になりました。
それが、
DNAがアルミニウム系アジュバントに結合している可能性
です。
ワクチンを遠心分離すると、
液体の「上澄み」と
粒子が沈んだ「沈殿物」
に分かれます。
もしDNAがただ液体中に漂っているだけなら、上澄みから検出されてもよさそうです。
ところがこの研究では、DNAは主に沈殿物の側から検出されました。
ガーダシルには、
AAHS
(amorphous aluminum hydroxyphosphate sulfate)
というアルミニウム系アジュバントが使われています。
研究者は、
HPV由来DNA断片が、このアルミニウム粒子に強く結合している可能性がある
と考察しています。
ここが、この論文の重要なポイントだと思います。
遊離DNAと、粒子に結合したDNAは同じなのか?
体内に入った遊離DNAは、一般的には分解されていきます。
では、アルミニウム粒子に結合したDNAはどうなるのか?
ここについて著者は問題提起しています。
粒子に結合したままであれば、
マクロファージなどの免疫細胞に取り込まれる可能性はどうなのか。
自然免疫への刺激はどうなのか。
サイトカイン産生への影響はないのか。
そういったことを、さらに調べる必要があるのではないか。
というわけです。
ただし、この論文だけで「健康被害の原因」とは言えない
ここはとても重要です。
この研究は、
HPVワクチンの中にDNA断片が存在すること
そして、
そのDNAがアルミニウムアジュバントに結合している可能性
を示した研究です。
一方で、
このDNAが、
自己免疫疾患を引き起こす
がんを引き起こす
人のDNAに組み込まれる
HPVワクチン接種後のさまざまな症状の原因になる
ということまで証明した研究ではありません。
残念ですが、そこは分けて考えなければいけません![]()
この研究では、実際に接種を受けた人の体内動態や、副反応との因果関係までは調べていないからです。
「DNAがある」こと自体は当局も把握していた
実は、HPVワクチンに製造工程由来のDNA断片が残ること自体は、当時FDAも把握していました。
FDA側は、
製造工程上、予想される残留物であり、安全性上問題になるとは考えていない
という立場でした。
一方で、この論文の研究者が問題にしたのは、「DNAがあるか、ないか」ではありません。
そのDNAが、
どのような状態で存在しているのか
ということです。
単なる遊離DNAなのか。
それとも、
アルミニウムアジュバント粒子に結合した状態なのか。
この違いによって、体内での動き方が変わる可能性があるのではないか。
だからこそ研究者は、「さらなる安全性研究が必要である」と述べています。
研究には限界もある
もちろん、この研究だけですべてを語ることはできません。
調べられた検体は16本。
しかも非常に高感度なPCR検査が使われています。
そのため、
「DNAが存在するかどうか」
を見ることには適していますが、
「実際にどのくらいの量が含まれているのか」
という問題は、この論文からは十分に分かりません。
ですから、
「大量のDNAが入っている」
と解釈するのも正確ではありません。
そして、これは現在の9価ワクチンを調べた論文ではない
もう一つ大切なこと。
この研究が調べたのは、
2012年当時の4価HPVワクチン・ガーダシル
です。
現在日本で広く使われている9価HPVワクチン、シルガード9そのものを調べた研究ではありません。
この点も混同しない方がいいでしょう。
私がこの論文を読んで思うこと
ワクチンに限らず、医薬品について私は、
「安全だから安心してください」
だけで終わらせるべきではないと思っています。
今回の研究で分かったのは、
4価HPVワクチンの16検体すべてからHPV L1遺伝子由来のDNA断片が検出されたこと。
そして、
そのDNAがアルミニウム系アジュバントに結合している可能性が示されたこと。
一方で、
それが人の体内でどのような影響を及ぼすのかは、この研究だけでは分からない。
だからこそ、
ここで研究を終わらせるのではなく、
「体内に入ったあと、どうなるのか」
まで調べることが必要なのではないでしょうか。
私はそこが一番大切だと思いました。
HPVワクチンは他のワクチンに比べると6〜7倍の健康被害率です。
こんなに異常に高確率で健康被害が出るワクチンも珍しいです。
だからこそ一旦、国が接種勧奨を中止したのでしょう。
なのにコロナ禍のどさくさに紛れてまた接種勧奨が始まりました。
以前使われていたワクチンが改良されたものがでてきたのか?と思ったら何も変わってない。
そんな健康被害をたくさん出したワクチンをまた12歳の女子だけでなく男子にまで接種勧奨して打たせています。
一旦立ち止まって検証するべきではないでしょうか。
【参考論文】
Lee SH.
Detection of human papillomavirus (HPV) L1 gene DNA possibly bound to particulate aluminum adjuvant in the HPV vaccine Gardasil.
Journal of Inorganic Biochemistry. 2012;117:85-92.
この論文、2025年に動画を採りあげています。
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