以前にもかいた医療本の話。
医療本のカラクリ
今回は別の広告のお誘いが・・・
それが今日のブログのタイトル
「手術数でわかる いい病院」
またまた広告料、
結構高いですね〜
一番安いもので12万円
一番高いものだと185万円!!
スゴイです!!
こんなに高いのに
出す先生、いるの?
そして
この医療本も
クリニックや病院が出す
広告料で成り立っています。
医療ジャーナリストが
取材をしたわけでもなく、
学会のお偉い先生が
解説ページに
掲載されることが多いですが、
だからと言って
本に広告を出している先生が
専門の先生とは限りません。
お金さえ払えば
誰でも広告を出せます。
せめて
学会認定の専門医資格を
持っているかどうかくらい調べて
掲載すればいいんですけどね![]()
当然、この手の医療本を見て
受診する患者さんは、
本に掲載されている先生は
みんな専門の先生だ!
と信じて受診します。
実際、私の外来に
来られた患者さんもそうでした。
だから
医療本を作る側の人たちも
ちゃんと責任を
持ってほしいものです。
さて
本のタイトルにありますが
本当に手術数で
良い病院が分かるのでしょうか?
もしも自分が
手術を受けるのであれば、
全く経験のない先生や
手術経験の少ない先生よりも
経験豊富な先生に受けたい
私もそう思います。
でも
手術が必要かどうか分からない
手術以外の治療法があるかもしれない
そんな状況だったら
手術数の多い病院を
わざわざ選んで行くでしょうか?
痔は良性疾患です。
絶対に手術をしなければならない病気ではありません。
そして困ったことに
手術適応は
医師によって随分異なります。
ある先生が手術って言っても
別の先生にかかると
手術なんて要らないって
言われることが
肛門科では本当に多いんです![]()
また手術のハードルは
意図的に下げられます。
そのハードルが
低ければ低いほど
手術は増えます。
つまり
医師の説明一つで
治療方針一つで
手術件数は増やせるのです。
だから
手術数で分かるのは
その施設の治療方針です。
手術件数が多い肛門科は
手術をメインにしている
と考えた方がいいでしょう。
それが正しいかどうか
良いかどうかとは
別問題です。
以前にも痔の手術について
かなり突っ込んだ記事を書いています。
「肛門科には悪い奴がいっぱい?!」
「あなたのオシリ、どこを切ったらいいか分からない」
「痔じゃないから自信もって!」
「情熱を持って説得すれば患者は手術に応じる!?」
「便秘を直さなければ手術件数は増える」
「手術件数の多い肛門科は要注意?!」
「ちょっと待って!その手術、本当に必要なの?」
「痔じゃないのに切らないでね」
本当に必要かどうかは
先生によっても違いますが、
本当に必要としているかどうかは
あなたが感じることなのです。
そして
本当に手術しか治す方法がないのか?
今困っている症状は本当に
手術によって無くなるのか?
手術を受けてしまう前に
セカンドオピニオンで
別の先生の意見を聴くことを
オススメします。
必要の無い手術を受けると
思わぬ後遺症で
苦しむこともあります。
というわけで
手術数では
いい病院かどうかは
分からないのです![]()
それにね
手術をしても
注射療法を受けても
高価な薬をずっと使い続けても
痔の原因となった
便通を直さなければ、
何度でも痔を繰り返します。
だから
痔の根本治療は便通を直すこと。
私たちは
そのように考えて
まずは便通の治療から始めます。
治療の第一歩は正しい排泄から。
そこを正せば
ほとんどの患者さんが
手術をしなくても
良くなってしまいます。
だから
私たちの施設の手術は
どんどん減る一方です![]()
(本当はバンバン手術取った方が
儲かるんですけどね〜
)
大阪肛門科診療所の手術率は
5%以下です。
まじめに良心的にやっていれば
これくらいの割合かと思っています。
(親しくさせて頂いている同業の先生方も
同じような手術率でした)
だから
出来るだけ
肛門を専門にしている先生を
選んで受診して下さいね。
どこがいいのか分からない
どの先生が専門か分からない
そんな声もたくさん聞いています。
そんな方のために
この記事を書きました↓
参考に探してみてください![]()
雑誌や本とは違う視点で
肛門科だけを20年やってきた
専門医・指導医である私が出来る
情報発信をしていこうと思います。



