女医さんはもうこりごりです(;。;) | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

(2018年2月2日加筆修正)

もう今から10年くらい前の話になるでしょうか。

「女医さんはもうこりごりです」

と言われた女性患者さんがいました。

女性にとったらオシリを見せるのは恥ずかしいし怖いですよね。

だから「診てもらうなら女医さんがいい!」と、女医さんを探して受診される患者さんも多いと思います。

うちの診療所もそうです。

うちの診療所には私と院長と二人、肛門科医がいますが、女性患者さんは決まって私を指名されることが多いです。

わざわざ院長を希望される女性患者さんは少数です^_^;

肛門科では男性医師は不人気なんです^_^;

ところが・・・

時々おられるんです。

わざわざ男性医師である院長を指名される女性患者さんが。

うちの施設は自由診療なので、あちこちの肛門科を回ってから受診される方も多いのですが、院長を希望される女性患者さんは「肛門科の看板を掲げている女医さん」を転々として来られる方が時々おられます。

そう。

今回のお話の患者さんも女医さんを転々としてきた人でした。

院長の診察室での会話・・・・

院長:あれ?みのり先生じゃなくて僕でいいの?女性の患者さんは大体みんな決まってみのり先生を希望されるんだけど、間違ってないですね?

患者さん:はい。間違ってません。院長先生希望です。女医さんはもうこりごりです。散々な目に遭いましたから、女医さんはもうイヤです。

院長:そうですか・・・。色々と今まで苦労なさってきたんですね。今までの経緯をお聞きしましょうか。


そうしたら、患者さんは溜まっていたモノを一気に吐き出されてしゃべるわしゃべるわ・・・

オシリが腫れて痛くなったので女医さんがやっている肛門科を受診したそうです。

そうしたら「膿が溜まっている」と言われて、抗生剤と痛み止めの飲み薬を出されたそうです。

これでしばらく様子を見ましょうと言われても、どんどん痛くなってくるし、腫れもひどくなってくるので、もう一度受診したら、

「薬が効いてないから切って膿を出した方がいい」

と言われ、

「うちでは出来ないから紹介します」

と言われた紹介先の施設が男性の先生!

「えっ?男の先生にオシリ見せたくないから女医さんにかかったのに、なんで男性の先生を紹介するの?」

それだけならまだしも、紹介先は保険が効かない!

受診して手術となるとかなり高額なお金がかかる!

ちょっと待ってよ・・・

手術とか処置とか出来ないなら、そう書いててほしかった・・・


診察から治療まで行えると思って女医さんを選んだのに、裏切られたような気持ちになったそうです(;。;)

仕方ないから違う女医さんを探したそうです。

外科的なこともやってくれそうな女医さんを選んで受診しました。

そうしたら・・・

切開してもらっても膿は出ない・・・
毎日毎日傷口の消毒と詰め込んだガーゼを交換するのに通院の日々・・・
しかもそれが地獄のように痛い(>_<)

1ヶ月経っても2ヶ月経っても、状況は良くならない・・・・

痛みも腫れもどんどんひどくなってくるので、また別の女医さんのクリニックに変えたそうです。

そうしたら・・・

膿も溜まってるけどイボ痔がある

と言われ、痔の注入軟膏を100個以上処方され、あとは何の説明もなく

「薬出しておきます。また薬がなくなったら来て下さい」

と言われただけ。

薬を使い続けても症状は一向に良くならない・・・

使い切ってから受診しても、オシリの診察は一切なし!

ただ1分くらい話を聞いただけで

「じゃあまた薬出しておきます。」

と言われ、同じ薬をまた100個以上出されました。

こんな紙袋いっぱいの薬、使っても良くならないし、本当に効いてるの?
ずっと使い続けるのって体にも悪いんじゃないの?

と不安になり、ネットで色々調べて「最後はココ!」って思っていたうちの施設を受診されたそうです^_^;

うちに来られたときは、もう女医さんに対するイメージがむっちゃ!悪かったですね^_^;

院長には散々言われたようです^_^;

最後まで自分で治療出来ないなら肛門科を掲げるな!

とか

技術もないのに肛門科の女医ですって宣伝するな!

とか

女医で患者を釣るな!

とか、まあ・・・すごく女医さんに怒っておられました^_^;


blog184

診療所のセラピードッグ「ラブ」
他の犬と仲良く出来ることも
セラピードッグの条件
人間には良くても犬は苦手
っていう犬って実は結構多いんですよ^_^;



だから私を敬遠されたんです。

どうせここもおんなじだろうって。

でもね・・・

今までかかってこられた女医さんは、肛門科の先生じゃなかったんですよ^_^;

内科の先生だったり、乳腺外科の先生だったり、産婦人科の先生だったり、専門外の先生だったんです。

10年前は関西で肛門科の専門医を持っているのが、実は私一人でした。

専門医を取得したとき「関西第一号!」と言われましたから^_^;

だからね・・・

肛門科をやっている女医さんがいても、私には専門外の先生だって分かってたんです。

肛門科を専門にしている先生って少ないので、同業者はだいたい把握してます。

特に女医は少ないので、ほぼ分かりますね^_^;

でも、患者さんには分かりにくいようですね。

院長が誤解を解こうと説明してくれました。

「女医さんは最悪!って思ってるみたいだけど、うちのみのり先生も一緒にしたら、ちょっとかわいそうやなあ~^_^;みのり先生は頑張ってちゃんと肛門科の専門医も取ってるし、診察から手術までちゃんと出来ますよ。今までの女医さんと一緒くたにされて評価されたら悔しがると思いますよ。だって今までかかってこられた女医さんは専門外の先生だから仕方ないよ。ちゃんと専門の女医さんにかかってないから・・・」

最初は私が一緒に手術に入ることも躊躇していた患者さんでしたが、だんだん打ち解けて退院前には色々と私にも話してくれました。

「女性専門外来」

とか

「女性専用肛門科外来」

とか

「女性医師による診察」

とか書いてあったら、患者さんは専門の女医さんが診てくれるって思うようです。

医師の経歴とか見ても分かりにくいですしね。

そして女医に対する期待も大きくなります。

その分、裏切られたときの怒りも大きくなります^_^;

もう女医さんはイヤ!
女医さんはこりごり


ってなっちゃうんです(;。;)

でもね。

女医さんがみんな悪いわけでもないし、技術がないわけでもないと思います。

女性かどうか

ではなく

専門かどうか

で選んで欲しいです。

女医であれば誰でもいいのか?

というと、そうじゃないですよね。

ちゃんと専門の知識と技術を持った女医さんに診て欲しいって皆さん、思ってます。

だったら

肛門科専門の女医さんを見つけて下さい(*^_^*)

最近は女性の肛門科専門医も増えてきました。

何も私だけじゃないです。

探せばあなたの近くにもきっといますよ(*^_^*)

関東方面は多いですから探しやすいと思います。

西日本はまだまだ少ないです。

でもこれからどんどん増えてくると思いますよ。

どうかあきらめずに探して下さい。

探し方が分からない?

その話は、また書きたいと思います(*^_^*)


あなたは女医さんにかかりたいですか?

女医さんにかかって

もう女医さんはこりごり・・・

って思っていませんか?

その女医さんは本当に肛門の専門の先生ですか?




現在は診療所のオフィシャルブログで詳しく解説しています。

こちらの記事も参考になさって下さい↓

肛門科の女医とは?女性肛門科とは?

肛門科の専門医の探し方・選び方〜期待外れにならないために〜

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