
大菊総本店 @ 都立大学(東急東横線)
やっぱりいいものはいいねえ.
こういう変わらないものがいい.
そういったお話であんす,おっほほい.
《 大菊総本店 @ 都立大学(東急東横線)》
永く親しんでいるお店ですがアレです.
ここ数年でお店の内観が大きく変わりました.
昔は大広間に入れ込み風にテーブルが並ぶ造作でした.
いかにも東京の古い蕎麦屋の風情が存分にあったもんです.
現在は,先の災禍による名残でしょうか.
いまだテーブルはパーテーションで仕切られたままです.
なんとなく窮屈で,お店の方との距離も心なしか遠くなった.
変わったといえばテーブルの上も.
調味類のカスターは廃され,その都度運ばれる式です.
合理的には違いないけど,なんとなく余所余所しい感じです.
でもね,出てくるものは変わらないのが嬉しい.
月見そばとカレー丼のセットです,いかがでしょうか.
卵には定法通りに見事なむら雲がかかってます.
漆黒の闇夜に海苔をあしらう伝統製法も遵守されとります.
カレー丼にもカレーライスにも二粒の青豆.
これも大昔より変わらない大菊総本店の流儀です.
松を表現する青菜の緑色にアレです.
七味の緋色が映えるのも調子が高いのです.
カレー丼にも,うっふふ,このように.
このように七味をバシがけするのが私の流儀です.
そばを一口すすってから黄身を割礼します.
やがて夜空の闇に月が滲んでゆくのも朧月夜の趣き.
ここのカレー丼は懐かしい美味しさです.
創業昭和20年,終戦の年より変わらぬ昭和の味なのかも.
秋祭りの季節には,のれんの前に祭禮提灯が掛かる.
味も,すばらしい風趣も,未来永劫続いてほしい,そう思います.






















