皆さま、おばんです!
今晩は釜石線から、綾織(あやおり)駅の訪問記をいっちゃいます。
綾織駅は、釜石線の前身である岩手軽便鉄道が大正3年に開業させた駅。
とっても長い歴史を持つ駅なのですが、
ここにあるのは単式ホームと待合室のみ、なんとも寂しい限りで。
綾織駅に着いて早々、駅名標を見たのですが…
これって「鶴の恩返し」?
鶴が機(はた)を織ってる様子をこっそり覗きこむ2人。
ひょっとして、綾織駅がある地は「鶴の恩返し」の舞台ですのん?
いやいや、自分は山形県の織機川が物語の舞台だと思っていたのですが…
そこで調べてみたところ、
この地には鶴じゃなく、天女の伝説が残っているそうですよ。
話を内容を要約すると、ざっとこんな感じらしい…
ある日この地に、天上から天女が舞い降りたそうな。
天女イメージ画。
天女は池に着くと、身に着けていた衣を脱ぎ水遊びを始めました。
時を同じくして、池には釣りをする一人の男の姿が。
男は衣を見つけると、美しさから衣を盗み取ってしまったそうです。
衣が無いことに気付き慌てた天女、あれがないと天上に帰ることが出来ません。
悲しみに沈んだ天女でしたが、気を取り直し、
その後は衣を取り戻すために民家を一軒一軒訪ねて回り、
ついに男の家まで辿り着くことが出来たのでした。
ところがこの男、衣が手元にあるにも関わらず、
返したくないあまり「殿様に献上した」と嘘をついて…
(中 略)
最後は、男が目を反らした隙に天女は衣を奪取、
無事に天上に帰れましたとさ、めでたしめでたし。
…って「鶴の恩返し」とストーリーが違うじゃないの!
しかも誰も得しないバットエンドだし。
話の途中、天女は失くした衣の代わりに
蓮華を紡いだ糸で機を織って新しい衣を作るのですが、
その言い伝えから、この地は「綾織」という地名が付いたそうですよ。
さてさて、ここからが本題です。
綾織駅は岩手軽便鉄道の手により大正3年に開業しました。
綾織駅は綾織村のど真ん中にある駅で、
周辺には役場をはじめ、数多くの建物が並んでいたそうです。
ちなみに上の航空写真は762ミリ→1,067ミリに改軌される以前の
軽便鉄道時代のままの姿の綾織駅。
当時は相対式ホーム2面2線構造だったようですね。
岩手軽便鉄道は昭和11年に国有化され
綾織駅は昭和24年に改軌工事が完了しました。
そんな綾織駅で、軽便鉄道時代の面影が残っていないかと思い
ホームの先には両開き分岐器(Y字ポイント)の遺構があり
ここは昔は島式ホームだと思っていたのですが、
航空写真の通り、綾織駅に島式ホームは無かったはずなのですよ。
となると、現在あるこのホームは一体…?
ここからは個人的な憶測ですが…
綾織駅は軽便鉄道の駅だったために構内が狭く、
そのまま改軌すると行違う列車同士が接触するために
線路を1本潰して棒線駅化したのではないかと。
現在のホームがやたら広く感じるのは、
潰した線路跡までホームを拡幅したためじゃないでしょうかね?
だとすると、軽便鉄道時代のホームはこの辺りにあったと思いますが…
真実はいかに!
なお、綾織駅にはもう1本、
駅舎の反対側に下り線ホームがありましたが、
こちらは敷地だけが現在も残っているようです。
ホーム跡を赤線でなぞってみましたけど…ねっ、ピッタリでしょ!
駅名の由来にもなった綾織村は昭和29年に遠野市と統合。
以後は綾織駅周辺も閑散としてしまったようですね。
あ~、今日も世間一般的にはどうでもいいことを書き綴ってしまった。
最後にもう1回、この画像を挙げますけど…
重ねて言いますけど、なぜここに鶴がいるのよ?
そこはやはり天女でしょ。希望としては金髪でスラっとした美人さん。
↑(花巻駅方面)
宮守駅(平成26年11月30日) ・新駅舎(平成29年3月14日)
綾織駅(平成26年11月30日)
↓(釜石駅方面)
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