落としどころを探るから。
『ボーッと観る会』、昼の部。
瞑想後のシェアタイム。
アメリカ在住。
保育園経営者のAさん。
今日は、意識が前のめりでしたね。
何か気になることでも?
「ついさっきまでスタッフと契約の話を。」
ああ、もうすぐ新学期ですもんね。
「けど、私と彼女の思いが、すぐに一致できなくて。」
あら。
「彼女の言うこともわかるんですが。」
ですが?
「私の中では、譲れない思いもあって。」
アメリカでコネなしで保育園を。
思いがないとできないよね。
「そんな時、先日の記事を観て。」
ああ、これですね↓
> 深刻さとは、あるべき姿を握り締めている態度。
「握り締めてたなあ~って。」
だからこそ、今日までやって来れたとも。
「おかげさまで、肩の力が抜けました。」
それは何より。
「で、もう一度、彼女と話し合うことができたんです。」
ほー。
で、どうでした?
「お互いの本音を伝え合うことができて。」
「彼女がどんな思いで働きたいのか、理解できました。」
なるほど。
さきほどまで、そんな話し合いを。
いい時間を持てたようで。
「ええ、けど、ちょっと気負っていたのか。」
「ボー観で、前のめりに。」
いや、なっちゃいますよ。
「契約とか、そういう話し合いの場は得意ではなくて。」
誰しもそうですよ。
つい身構えちゃいますよね。
ピピッときたのが、こちら。
「機嫌のデザイン」
秋田道夫 ダイヤモンド社
> 価値観の共有は
> 「価値観の一致」とは異なります。
「土」気旺盛な日本人。
「土」気の作用は、同化。
「みんな一緒に」
心理的に均(なら)したくなる。
交渉ゴトでも。
相手と思いを一致させたくなる。
けど、ならないよね。
「落としどころを探る」ことに。
「金」気旺盛な欧米社会。
「個」として確立。
勝ち負け、ハッキリ。
落としどころは、探らない。
「どちらか」でなく、「どちらも」。
話し合いの目的は、
「価値観の一致」
ではなく、
「価値観の共有」
「へー、あなたは、そんなふうに考えてたんだ。」
「なるほど、そんな観方もできるよね。」
「そこは、私、こんなふうに考えてたの。」
あなたとわたしは、違う。
その違いを明らかにするのが、話し合いの目的。
話し合わなければ、
「違い」
さえわからず、
「嫌い」
になりかねない。
根底にある志は、同じでもね。
行動論として具体化していくと。
必ず細部では、違いが。
違うのが、フツー。
最初から一致してるほうが、不自然。
一致させようとするから、苦しい。
だから、日本人は交渉ゴトが苦手。
「違い」を共有するのが、
「土」の国の話し合い。
「違い」は、「間違い」ではない。
"wrong”ではなく、"differnt"。
評価ではなく、事実。
あなたが相手を評価しようとする時、
あなたも相手に評価される怖れに支配される。
だから、言えない。
自分の考えを。
否定されそうで。
いえいえ、「違い」を明らかにする相互確認。
そもそも、自分の意見を言わなければ。
「違い」が何なのかもわからない。
そう観ることができれば。
自分の思いを伝えることもコワくない。
私は、私であり。
あなたも、あなたである。
その違い。
明らかにしよう。
今日は、ここまで。