先日見た映画「この世界の片隅に」も
マンガ「長い道」もたまたま、
好きあって一緒になったわけでなく
親が決めた結婚だけど
共に暮らしていく中で、
「この人といてよかった」と思わせる関係になっていく-
で、思い出したのがこちらの本。
内田樹「困難な結婚」。
本屋で見かけて気になりながらも見送っていたけれど
結局買ってしまいました。
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結婚はなんのためにするのか、
続けていくための秘訣は何か、など
Q&A方式で書かれています。
文体が読みやすいのですが
ラブの話はなく生活感、現実感をもって語られていて
ウチダ節全開で痛快です。
たとえば
・結婚はだいたい誰でもできる
(じゃないと人類という集団が太古の昔からここまで続いていない)
・結婚は、病気や失業など、
人生の危機を乗り越えるための安全保障契約
・結婚の意味は、してみなくちゃわからない
などは、ドキッとするけど、確かにそうだなあ…と思ったし
・家事の公平な分担は不可能
・条件は大幅に引き下げるべし
・7つの挨拶ができればよし
・互いの財布はブラックボックスにすべし
・義理の親とは「遠い間合い」を保つべし
・自分がいかに機嫌よくいられるかが大切
など、具体的な意見も。
ちなみに、内田先生のブログにある
もっと切実…(汗)
内田先生は離婚経験があり
シングルファーザーとして18年
娘さんを育て上げる経験をされているから
(現在は再婚されています)
実感こもってます。
家事の中で掃除は嫌い、とか。
家事育児に追われながらも
そういった経験が自分を大人にしてくれて
専門の哲学研究にのちに生きた
というのも、働く母の自分にはなんだか支えになる話。
性生活などに関してはぼかし気味にして
「苦手なんです」というのも正直だなあと。
(そこはそもそも、内田先生には求めてない:笑)
♡
自分の理想のタイプ、憧れるタイプと
夫を比べてみると、やっぱりちょっと違う。
うちは「家族大好き」な夫で、育児に積極的だったので
昔から「いい旦那さん!」などと言われることが多かったけど
わたしはといえば、小さな不満の数々がずーっとくすぶっていて。
おしゃれじゃないとか
オタクだとか
素敵な店に連れていくなど、気の利いたことをしないとか
わたし一人で出かけることに嫌な顔するとか
稼ぎがよくないとか…
そういうもろもろが、気づいたらあんまり気にならなくなっていて。
「一番居心地いい相手」になってる。
それは、10年以上一緒に暮らしてきて
愛したり、信頼したり、育てたり、笑ったり、
泣いたり、怒ったり、病んだり、世話したりされたり、
そうこうして自分も大人になった、というのもあるし、
一緒の空間にいて、一緒に寝起きして、
同じ空間にいて、同じものを食べて、同じ空気を吸って
そうしていくうちに、いろんなものを共有して、
似てきたから…というのもあるんだろう。
確かにこれは、結婚してみなきゃ、
わかんないことだなあ。
♡
結婚前の人は、したくなる。
結婚している人は、気楽になる。
結婚「したくなる」かどうかは微妙だけど
でも、結婚のハードルが下がることは確かかな。
みんなこんなもんか、と(笑)

