以前見た、VERY編集長さんの回に続き
再びNHKの番組「プロフェッショナル~仕事の流儀~」から
今回は作曲家の佐藤直紀さん。
http://www.nhk.or.jp/professional/2016/0321/
名前は聞いたことがなくても
「ALWAYS 三丁目の夕日」や「龍馬伝」などの音楽を作った人、
と聞くと、あの曲ね…と思いだす人も多いんじゃないだろうか。
「STAND BY ME ドラえもん」とか、
初期のプリキュアも手掛けているんですよー。
佐藤直紀さん、わたし大好きで。
もちろん上記に挙げたものもそうだけど
わたしがハマったのは、
2005年に放映されたアニメ「交響詩篇エウレカセブン」から。
佐藤さんの曲は、壮大な弦楽器群を中心として
オーケストレーションがかっこよくて、なんというか、
聴いていると視界がぱああっと広がっていくようで
そのうちの何曲かは、サントラ聴くと今でも泣けてきちゃう。
(「エウレカセブン」も名作なんです!)
*
そんなわけで期待してみてみたら、
好きだからという以上に面白くて、興味深かったのです。
*
作曲家…というと、ほかにも小説家とか画家とか
構想が天からぱん、と降ってきて、突然スラスラ筆を走らせる―
みたいなイメージを持たれがちだけど
全然そんなことはないんだとか。
映画やドラマ音楽の作曲は
その作品に応じて、
テーマ曲だけじゃなくて、場面場面ごとに使う曲も含めて
1か月くらいで何十曲と作らなければならないそう。
(プリキュアの時は1か月弱で89曲も!)
パソコンなど音響機材がずらりと並ぶ
自宅地下のスタジオで
作品の映像をひたすら見続けながら
作り手の伝えたい意図やイメージをくみ取り
どんな音楽が一番はまるか、考えて考えて、あがき続ける。
佐藤さんは「掘り当てる」って言っていたなあ。
その作り手も、「パワーがほしいんだよね」とか
漠然としたイメージで言ってたりするから
作ってみて「やっぱりこれイメージが違う」
などと言われることもあるわけで
そうするとまた別のところを探り当てなければならない。
個性は出そうとして出るものでもあんくて
あがいて、あがいて、あがき続けて
その先ににじみ出てくるもの。
「プロとは、オーダーに100%、120%応え続けること」
と佐藤さん、
これはいろんな仕事に通ずる基本だよなあ…と思い
身が引き締まる思いでした。
*
自分が文章を書くときも
「コツコツ掘り当てる」のは、あるような気がする。
本業の方は、過去のデータも参考にしながら
これとこれを組み合わせて、こっちははずして…と
システマティックにやる時と
プリントアウトされた文章を読みながら
書き手の伝えたいことを、皮膚感覚でつかみ取るような時もある。
うまい書き手さんだと、「ここが大事なポイント」というのが
浮かびやすいんだけど、
最後まで読み終えて、いい話だよね~
でも言いたいことは何なの?!みたいなケースも(苦笑)
ブログでも紹介しているインタビュー系もやっぱり
お話を伺った時のメモを見ながら、
そしてブログやSNSなど、その人の書いたものも読み込んでいって
自分の中の泉と融和させていって、あふれ出てくるのを待つ、
みたいなところがあるなあ。
ひとりごとなどは、もう自分の中からあふれ出るがまま、
みたいな感じで…
どうやって文章書いてるの?と聞かれることがたまにあって
うまく説明できなかったんだけど
この番組を見て、言葉として示されて
ああ、そんな感覚だなーと納得できてスッキリしたのでした。
あんなすごい方と比べるのも、非常に申し訳ないんですが…