こんにちは。
薮内(やぶうち)ゆかりです。
子どもに、
「なんで分からないの?」
って思うこと、ありませんか?
たとえば、
「ご飯できたよー!」
って何回呼んでも来ない、とか。
こっちは、あったかいうちに食べてほしいし、みんなで一緒に食べたい。
「これくらい分かるでしょ」
「もう大きいんだから、自分で考えてよ」
「こんなにしてもらってるんだから、ありがたいと思ってよ」
私も、思うことが当然あります。
でも子どもの頃の私は、
「ご飯できたよー!」
って呼ばれても、
「今行くー」
と言いながら、遊び続けてた。
だって、別に私は、
「あったかいうちに家族みんなで食べたい」
なんて思ってなかったんだもん(笑)
今なら分かる。
親になったから。
立場が変わったから、見えるものが変わった。
でも、子どもの頃の私は、そこに立っていなかった。
だから、分からなかったんだよね。
でね、最近ふと思うんです。
私たち大人は、子どもの頃の自分を忘れてるんじゃないかな
って。
子どもの頃は、知らないことだらけだった
たとえば、、、
親が生活費を出してくれている。
雨風をしのげる家がある。
暑ければ冷房をかけれるし、寒ければ暖房をつけられる。
ご飯が食べられる。
お風呂に入れる。
学校に行ける。
遊びたいときに遊べる。
家事をしなくても、誰かがやってくれる。
今、大人になった私たちからすると、
「それって、当たり前じゃないよね」
って分かるじゃないですか。
でも、子どもの頃の自分はどうだった?
家賃がいくらかかるのかも知らない。
電気代も水道代も知らない。
食費がどれくらいかかるのかも知らない。
親がどれだけ働いて、その生活を支えているのかも知らない。
さらに言えば、固定資産税・自動車税なんて、家や車持つまで全く知らなかった!
(税金がめっちゃ多いと大人になって知る)
ただ、
「家がある」
「ご飯がある」
「学校に行ける」
という世界で生きていたんですよね。
それが “親がしてくれていること” だと、なかなか実感するのは難しい。
だって、知らないんだもんね。
「ありがとう」と「実感する」は違う
親や周りから、
「こんなにしてあげてる(もらってる)んだから、感謝しなさい」
と言われれば、
「ありがとう」
と言うことはできる。
でも、
「親がしてくれていたことって、こんなに大きかったんだ」
と実感するのは、もっと先だったりする。
私自身が、まさにそうでした。
自分で働いて、自分でお金を稼いで、自分で生活をして。
そこで初めて、
「生きていくって、こんなにお金がかかるんだ」
と知った。
家事を自分でするようになって、
「これ、毎日やってくれてたんだな」
と分かった。
同時に、
「いつ自分の時間作ればいいんよ?!」
とも思った。
子どもの頃には、分からなかった。
でもそれは、感謝がなかったからじゃない。
知らなかったからなんだよね。
私たち大人だって、知らなければできない
これって、子どもだけじゃない。
私たち大人も、知らないことはできないですよね。
たとえば子育てで。
子どもが言うことを聞かない。
何度言ってもやらない。
困った行動をする。
そんなとき、
「怒る」
という方法しか知らなかったら。
きっと、怒る。
怒りたくて怒っているわけじゃなくても、自分が知っている方法が、それしかないから。
私自身も「聞く」ことを知る前はそうだったんです。
子どもにイライラしたとき、怒る。
言い聞かせる。
何度も言う。
それでもダメなら、もっと強く言う。
だって、それしか知らなかったから。
だからどんどんヒートアップしていきました。
「もっといい方法がある」
と言われても、その方法を知らなければ、選びようがないよね。
選択肢が増えると、見えるものも変わる
だから私は、違う視点を持つって、大事なんだなと思うようになりました。
「怒る」以外にも方法がある。
「言い聞かせる」以外にも関わり方がある。
「分からせる」以外にも、子どもを見る方法がある。
そうやって自分の中に選択肢が増えると、今まで
「なんでこの子はこうなんだろう」
と思っていたことが、
「もしかしたら、この子にはこの子なりの理由があるのかもしれない」
と、ぼんやりでも見えてくることがある。
子どもが変わったというより、自分が持っている見方が増えたことで、同じ子どもの違う部分が見えるようになる。
これって、すごく大切なことだと思うんです。
「まだ知らない」を忘れない
子どもに対して、
「なんで分からないの?」
と思ったとき。
もしかしたら、まだ知らないだけかもしれない。
そして、自分自身がうまくできないときも、
「なんで私はできないんだろう」
ではなく、
「私はまだ、他の方法を知らないだけかもしれない」
と思ってみる。
知らなかったら、知ればいい。
できなかったら、別の方法を探せばいい。
そうやって少しずつ選択肢を増やしていく。
子どもも大人も、きっと同じなんですよね。
私たちは、知っている方法の中からしか選べない。
だからこそ、
違う視点を知ること。
違う方法を知ること。
それは、誰かを否定するためじゃなくて、
「今までこれしかできなかった自分」
に、もう一つの道を渡してあげることなのかもしれません。
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最後まで読んでくださってありがとうございます。
薮内 ゆかり
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