「空爆だけでは勝てない」という見解は、軍事戦略における一般的な認識の一つであり、多くの専門家や歴史的教訓によって支持されているそうですが、イランは米軍とイスラエル軍による地上作戦などは展開しにくい地形です。

 

イランは、国土の大部分は標高 750〜1,500m の広大な乾燥高原(イラン高原)に属し、イラン高原を中心に、険しい山脈がドーナツ状に取り囲む「天然の要塞」のような地形。北のアルボルズ山脈(最高峰デマヴァンド山5,610m)と西~南西のザグロス山脈が主要な壁となり、中央部はダシュテ・カヴィール等の砂漠が広がっている。


天然の要塞: 

西から南にかけてはザグロス山脈、北はアルボルズ山脈がそびえ、外部からの侵入が非常に困難な地形構造。
 

砂漠と湖: 

中北部は「ダシュテ・カヴィール(大塩砂漠)」、南東部は「ダシュテ・ルート(砂漠)」が広がり、中央部にはナマク湖などの塩湖もある。

 

極端な標高差: 

カスピ海沿岸は海抜マイナス約 28m の低地ですが、すぐ南に 5,000m 級の山々がそびえ立つ標高差の激しい地形です。

 

 

 

 

最大の問題点

この戦争にはロシア軍によるウクライナ侵攻よりもよっぽど大義がありません。明らかな国際法違反であり、米国国内の世論が持たなくなる可能性が高く、米国とイスラエルに対しては国際世論の同意も得にくい。

 

今後、世界的に原油価格の高騰が続けば、多くの原油輸入国において、イスラエルと米国が始めたこの戦争に対する反発が強まることはまちがいない。既にNATOや英国ですら米国に対して協力姿勢を示していない。

 

 

 

なぜアメリカはイランに負けるのか【世界史が示す5つの理由】

①大義なき戦争 ②不利な地形 ③非対称戦争 ④国内世論の支持喪失 ⑤国家建設の失敗

 

 

 

 

 

 

 

 一部のキリスト教福音派やユダヤ教の原理主義的解釈では、核戦争を含む「世界の終わり(ハルマゲドン)」を避けられないもの、あるいは救世主(メシア)の再臨を迎えるための必要なステップと見なす思想が存在する。

 

恰も彼らは核を用いた最終戦争をむしろ望んでいるかのようで、こうした米国大統領が実際に「平和と繁栄をもたらすリーダー」とは到底思えませんし、この戦争に日本は決して米国側に加わって協力してはならず、トランプ大統領には是非とも「平和」のため、米軍の攻撃を早期に収束させるよう促すのが日本の立場です。

 

【高市外交】日米首脳会談「歴史的成功」世界に衝撃が走る【デイリーWiLL】

 

トランプ大統領にとっても、日本にとってもメリットとなる共同事業のひとつとして、アラスカからの石油の備蓄を行うという提案、今回の日米会談を行った日本の総理が他のこれまでの総理だったら、どうなっていたことか。

 

 

 

追記

直近にはこうしたニュースが今報じられているものの、ベネズエラのときのような電撃作戦で米国の目的であるイランの石油関連施設の掌握を実現できるとは到底思えません。

 

米国、イランへの地上部隊派遣の可能性を視野に準備-CBS

イランのエネルギー施設を掌握するために地上部隊を投入すれば、米軍部隊がこれまで以上に危険にさらされるほか、作戦のコストや規模も一段と膨らむ可能性があるため、トランプ氏にとって大きなリスクとなりかねない。

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-03-20/TC7O9LKK3NY900