米国の「メガチャーチ(巨大教会)」 主に保守的福音派

 

 

日本人が想像する以上に米国は実は宗教国家としての一面があるといわれます。

 

 

米国の宗教人口の割合は、調査によって異なるもののおおよそ、プロテスタントが約50%(そのうち福音派が約25%)、カトリックが約25%、その他(モルモン教・ユダヤ教・イスラム教・仏教・ヒンズー教など)が約5%、無宗教が約20%なのだそうです。

 

 

米国大統領の殆どがプロテスタントで、カトリックはケネディ大統領のみです。(②にまとめました)

 

 

プロテスタントの急進的な保守右派は「福音派」と呼ばれ、メガチャーチのほとんどは福音派に分類されます。「福音派」は共和党の牙城なのだとか。

 

 

福音派は「ボーン・アゲイン派」とも呼ばれ、教義の根底は平等主義。神を信じる者ならば誰でも神が降りてきて、再生(ボーン・アゲイン)することができると説かれているそうです。

 

 

そして、「福音派」は親イスラエルといわれます。

 

ポンペオ国務長官(ご自身も福音派)

 

■バチカンと中国との関係に対する批判

10月、米国務長官ポンペオ氏(ご自身は福音派)がバチカンのローマカトリック教皇に「大統領選挙のさなかであること」を理由に面会を断られたが、彼はバチカンに「中国共産党に立ち向かうように」と呼びかけた、というニュースがありました。

 

 

これまで米国はバチカンに対し、2018年に中国と締結した司教任命権をめぐる暫定合意を取り消すよう求めていた

 

 

ポンペオ長官はバチカン訪問前に、米国の民間非営利団体(NPO)が運営する信仰と教育のメディア「ファースト・シングス(First Things)」に寄稿文を送り、「世界の宗教指導者の道徳的権威を失うことになるため、中国とバチカンの司教任命権をめぐる暫定合意を更新しないよう」警告していたそうです。

 

そして9月30日、在バチカン米国大使館主催のシンポジウムで、ポンペオ氏はバチカンに対し、「中国共産党に立ち向かうように」と促した。

 

 

「今日、世界における宗教的自由の侵害が最も深刻な国は中国である。全ての共産主義政権と同様に、中国共産党は自らを究極の道徳的権威と見なしている」とし、「中国共産党は驚くべき規模で信仰の自由を消滅させている」と批判。

 

ローマ法王のいるバチカン市国

 

 

■ポンペオ長官が演説の中で例に挙げた「正義の人」

演説の中で「第二次世界大戦中にユダヤ人を支援するためにナチスの迫害に屈することなく殉教し、2004年にイスラエルから「世界の正義の人」の一人に認定されたリヒテンベルク司祭(Father Lichtenberg)ベルンハルト・リヒテンベルク神父の例を挙げた。

 

 

また、共産主義に反対し、ソ連と東欧を共産主義の鉄のカーテンから解放した「良心革命」において重要な役割を果したヨハネ・パウロ2世元教皇の例を挙げ、「邪悪な政権に直面する時、彼らと同じように勇気を見せて欲しい」と呼びかけたのだそうです。

 

 

イスラエルが認定する「正義の人」の例として日本人では1985年に杉浦千畝在カナウス日本領事館領事代理元外交官が選ばれています。(カウナスは、リトアニア第2の都市で、ソビエト連邦併合以前のリトアニアの首都だった)

 

 

「正義の人」の正式名称は「諸国民の中の正義の人」。第二次世界大戦中、ナチスによる虐殺からユダヤ人を救出した人物にイスラエルのヤド・ヴァシェムという国立博物館より贈られる称号」とあります。

 

 

ヤド・ヴァシェム(:יד ושם Yad Vashem)とは1953年にエルサレムのツルヘルの丘につくられた「ホロコースト記念館」です。

 

 

現在の米国の宗教人口のおよそ4分の1にあたるプロテスタントの「福音派」の人々からの支持こそが大統領選挙の鍵ともいえるようですが、この「福音派」の人々は「親イスラエル」で、それが現在のトランプ政権のパレスチナ政策にも影響を及ぼしているといわれています。

 

ヤド・ヴァシェム内部

 

 

 

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