山梨で買ってきたワイン その3
勝沼で買ってきたワイン、第三弾のご紹介です。
今までは「勝沼ぶどうまつり」の会場で買ったものですが、
今後のものは全て直接ワイナリーを訪れて試飲の後に購入したものです。
今回は『中央葡萄酒』というワイナリーさん。
私も元々ファンの造り手です♪
こちらが展開されている『グレイス』ブランドのワイン達は
ブドウの特徴が引き出されつつも味のバランスがよく、
薄っぺらではない味の奥行きを感じさせてくれます。
オススメなので是非♪
こちらの「グレイス シャルドネ 2007」が
ワイン漫画『神の雫』で紹介されてから、より注目される
ようになってきているようです。
http://www.grace-wine.co.jp/event/news/news200811.html
●グレイス 甲州・鳥居平畑 2008
http://www.grace-wine.co.jp/wine/wine_sum/sum_koshu_tori.html
勝沼のグラン・クリュ(Grand Cru :フランス語で「偉大なる畑」
= ワイン用ブドウ栽培にとても適した畑のこと)と呼ばれる
『鳥居平(とりいびら)』
から採れた、「甲州」という勝沼の代表的な白ワイン品種から
作られたワインです。
スッキリしながらも力強い旨さがあり、安定感のあるバランスの
良さはさすが!という感じでした。和食にもよく合うと思います。
鳥居平の畑から造られたワインは、ブドウの味の力強さと共に
ミネラル感(硬いミネラルウォーターのような鉱物感)を
感じます。
フランス産の白ワイン「シャブリ」などがミネラルを感じる
ワインの例だと思います。
実は、「勝沼ぶどうまつり」でも『鳥居平』と銘打ったワインは
たくさんあったのですが、畑が与えているであろう
この「ミネラル感」に圧倒されていているようなものが多いと
思いました。
畑の風格にブドウの味わいが負けている、というイメージです。
でも、このワインは違いましたね。
ブドウがミネラル感を取り込んだ上で、一体となった完成度の
ある味わいを作り出している感じです。
例えるなら、にこやかな顔をしながら玉座に違和感無く座って
いる王や貴族、という感じでしょうか。
なんというか、「おさまりがいい」のです。
中央葡萄酒さんの甲州ワインには、よりリーズナブルな
『グレイス 甲州』もあります。
http://www.grace-wine.co.jp/wine/wine_sum/sum_koshu.html
普段飲みならこちらもオススメ。
日常的なもの含めてホンマに色んな和食に合います。
●グレイス ピノ・ノワール 2007
http://www.grace-wine.co.jp/wine/wine_sum/sum_pinot_noir.html
キレイなルビーレッドのワイン♪
飲むと、野イチゴやラズベリーのような赤いベリー感。
口中にもそういった香りが広がります。
そして「酸っぱ~」といったような尖りのある酸っぱさではない、
キレイで穏やかな広がりのある酸味。
いきいきと育ったがまだ少し青さのある、畑の中のイチゴの一株。
そんなイメージです。
ピノ・ノワールはフランスのブルゴーニュ地方のワインで
使われたりする有名なブドウ品種ですが、栽培がかなり
難しくて高品質なピノ・ノワールを産出できる地域はあまり
多くありません。
でもこのワインからは、日本産ピノ・ノワールの可能性を
感じることができました。栽培地は北海道の余市町という
ところだそうですが、あと数年したら飲んだ際に
『甘酸っぱく美味しいイチゴが立ち並ぶイチゴ畑』
というような、自然とその実りが与える広がりのある心地よさ
を感じられるワインになっているかもしれません。
要チェックですね。
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山梨で買ってきたワイン その2
勝沼で買ってきたワイン第2弾です。
今回は 『大和葡萄酒』というワイナリーさんのものを1本ご紹介します。
今回の勝沼行きでワインを購入した際には
都度名乗って名刺をお渡しし、メルマガで紹介させて
頂くことについてのご了承を頂いていました。
※ちなみに、全てのワインは試飲した上で「美味しい」
と思ったものを購入してます。
大和葡萄酒さんのワインは、「ぶどうまつり」に出展されて
いたブースで購入したのでその際のご担当者の方に
お話をしていたのですが、後日わざわざその上司の方が
お礼のメールを下さいました。
いやあ、いいワインを造られている所は、やはり
造り手も良い方なんだなあと思いました。
●古代甲州 2006
http://www.yamatowine.jp/shopdetail/002000000011/order/
※上記リンク先はノンヴィンテージのようですが
私が購入したものには「2006」と書かれていました。
指定文化財百年樹「甲龍」より枝分けした甲州種の葡萄
のみを使用した白ワインです。
「ぶどうまつり」では20数個のブースをまわりましたが
こちらのように果実味と酸味(それと風味)が高い次元で
バランスの取れているものはなかなかありませんでした。
緑っぽいエグミやダレた果実感を感じることはなく、
キレイにスッキリとしたほどよい風味と味わいでした。
同ブースには同じく甲州種の白ワインで
・鳥居平甲州2005
http://www.yamatowine.jp/shopdetail/002000000007/order/
というのもありました。
私はワイン単体で飲むことが多いので、単体での
トータルバランスが良い(というか私の好みだった)
古代甲州の方を購入しましたが、こちらの
鳥居平(とりいびら)の方はより厚めの果実味とミネラル感
もあり、天ぷらのような少し味がしっかり目の和食など
と合わせても美味しそうだと思いました。
勝沼レポートその2
前回の勝沼レポートでは、「勝沼ぶどうまつり」にて各ワイナリーのテントを
回りながらワインを試飲したお話をさせて頂きました。
間近で同じワインを飲んでいる人達の話し声に耳を傾けたりも
しているうちに、ある程度の傾向のようなものが見えてきました。
それは、私が数多くの勝沼産ワインを試飲して感じた
ことと合わせると、日本ワインの現状を端的に表して
いるような気がしました。
今回はその辺のところから続きを述べてみたいと思います。
まず、試飲をしようとしている人がよく言っていたのが、
『甘口のワインはありますか?』
というセリフ。これがもうダントツで多かったですね。
男性でも「甘口の白ワインはありますか?」と
聞いていたりする人が結構多かったのが印象的でした。
それに応えるかのように、ワイナリー側が用意している
ラインナップも甘口のものが数多くありました。
今年の新酒、泡(スパークリングワイン)、白ワイン
そしてデザートワイン。
赤ワインでも甘いものが結構ありました。
特に、マスカットベリーAやあじろん(アジロンダック)
といった、元々は食用のブドウから造られるワインでは
品種自体が甘さがある(というより酸味が少ない?)
ということもあってなのか、そういう傾向がありました。
しかし、こういった「甘口」なワイン達は甘さだけが
目立つ感じで、ツマミとか無しにこれだけを飲み続ける
のは酒飲みとしてはちとツライなあ・・と思ってしまいました。
言ってしまえば、ワインというよりもブドウジュースとか
ブドウ果汁飲料な感じ。
しかし、老若男女問わずそれを求め、楽しみながら飲む層は
確実に存在していました。
次にちょこちょこ見かけたのが、『決めうち』でワインを
飲まれていたタイプ。前述の『甘口ワイン』を求める人達は
甘くて飲みやすければ種類は問わない、みたいな感じだった
のですが、それとは違い、
「渋い赤ワインをくれ」
「辛口の白はある?」
という感じで飲むものを指定して、あまり他の種類を飲もうとか
ワイナリーの人に意見を聞こうとか思わないタイプです。
こういった方々は、今回の祭りで拝見した限りはややご年配
の方やちょっと頑固そうな印象のある方が多かったように
見受けられました。
なんというか
『自分にとってのワインとはこういうものだ』
といった確固たるイメージをお持ちで、
そこのみを求めているような・・。
上記の2タイプに共通しているのは、
『従来からある、自分が慣れ親しんだスタイルのワイン』
をお好きだということなのかな、と思いました。
当然、これは個人の好きずきなので、それ自体を否定するもの
ではありません。それこそ余計なお世話なので。
しかし、少し視点を変えて、「ワインのマーケットに
日本産ワインを売り込んでいく、普及させていく」という
観点からするとちょっと話が違ってきます。
いわゆるワイン飲みの人々や飲食業などワインを扱う方々
が日本産ワインを否定的に語る場合、
「ただ甘いだけのワイン」
「酸っぱかったり渋かったりして美味しくない」
ということが多かったりするのです。
つまり、冒頭で紹介したような『従来の日本ワイン消費者』
に向けたワインが、逆に国産ワインがワインマーケットに
広まっていくのを妨げている、という構図になっている
感じです。
では、そういう状況に対し勝沼ワインの生産者側は
どのようにしようとしているのか?
次回はその辺について感じたことをレポートしたいと
思います。