↑眼窩 鼻腔内リンパ腫を寛解して7年以上のいちごちゃん
高齢のイヌやネコにおいても、病理検査を行うべきかどうかは慎重に判断する必要がありますが、結論から言えば「年齢だけで見送るべきではない」と考えます。
腫瘍や慢性疾患が疑われる場合、確定診断が得られるかどうかで、その後の治療方針や生活の質(QOL)が大きく変わるからです。
例えば腫瘍であっても、良性か悪性か、進行の速さはどうかによって対応は異なります。外科手術を選択しない場合でも、内科的な緩和ケアや経過観察の精度を高めるうえで、病理検査の情報は非常に重要です。また、飼い主にとっても「何が起きているのか」を理解できることは、不安の軽減につながります。
【病理検査の問題点】
一方で、高齢動物では全身状態や基礎疾患の影響を考慮しなければなりません。麻酔や侵襲を伴う検査はリスクとなるため、細胞診など比較的負担の少ない方法を選ぶ、あるいは検査を行うことで本当に治療選択が変わるのかを見極めることが重要です。
つまり大切なのは、「検査ができるか」ではなく「検査によってその子にどんな利益があるか」という視点です。
高齢であっても、その子らしい生活を守るために必要な情報であれば、病理検査は大きな意味を持ちます。年齢だけで諦めるのではなく、状態や目的に応じて柔軟に判断していくことが求められます。
【飼い主さんのできること】
高齢の子は、積極的に治療をして、QOLが下がることもあります。
【当院での治療】
がんの疑いのある子は、炎症反応があるので、それを下がる治療をします。
・高濃度ビタミンC点滴
・有機ゲルマニウム
・重曹療法
・食事療法
・丸山ワクチン
などです。
このようなことをすると、体が変わって劇的寛解もあります。





