私たちの動物病院には、胆管炎や肝疾患、慢性膵炎の子が多く来院されています。
他院ではウルソやステロイド剤が処方されることが多いですが、長期的なステロイド使用に不安を感じる飼い主さんも少なくありません。
また、肝疾患は初期段階では症状が乏しく、血液検査を行わなければ気づきにくいのが特徴です。では、なぜ初期から治療を行う必要があるのでしょうか。
それは、慢性的な炎症が続くことで、将来的に腫瘍性変化へ進行するリスクがあるためです。炎症は早期にコントロールすることが重要です。
【当院の治療】
・高濃度ビタミンC点滴
・食事療法
・アルカリ化療法
・重曹療法
・幹細胞培養上清液
・有機ゲルマニウム
これらの治療を組み合わせることで、症状の改善を目指します。
【飼い主さんにできること】
6〜7歳を過ぎたら、定期的な血液検査を行いましょう。
細胞のダメージを見る項目
- ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)・GPT
- → 肝細胞が壊れると上昇(最も重要)
- AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)・GOT
→ 肝臓+筋肉の影響も受ける
■ 胆道系(胆汁の流れ)を見る項目
- ALP(アルカリフォスファターゼ)
→ 胆汁の流れが悪いと上昇(犬は特に上がりやすい)
■ 肝臓の機能を見る項目
- 総ビリルビン
→ 黄疸の指標 - アルブミン
→ 低いと肝機能低下を疑う - 総コレステロール
→ 肝機能や胆汁うっ滞で変動
■ より詳しく見る検査(必要に応じて)
- 総胆汁酸
→ 肝機能の感度が高い - アンモニア
→ 重度の肝不全で上昇
■ ポイント
- ALT上昇=肝細胞ダメージ
- ALP上昇=胆汁の流れの問題
- アルブミン低下=肝機能低下(進行例)
■ 臨床的に大切なこと
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、
・ 数値が上がっていても無症状が多い
だからこそ
・ 定期的な血液検査が早期発見のカギ
肝臓の数値に異常が見られた場合は、早めに対応することが大切です。早期発見・早期対応が、肝臓がんや胆管がんのリスク低減につながります。
私たちの動物病院には、胆管炎、肝臓病、慢性膵炎の子が多く診察に来ています。
他院では、ウルソやステロイド剤をもらうのですが、長期にステロイド剤を使うことに悩む人が多いですね。
そして、肝臓病の初期は、血液検査をしないとわかりにくいです。
なぜ、肝臓病の初期から治療をしないといけないのか?
それは、がん化しやすいからです。
がんは、炎症反応なので初期のうちに火だねを消しっておくことは大切ですね。
【当院の治療】
・高濃度ビタミンC点滴
・重曹療法
・幹細胞培養上清液
・有機ゲルマニウム
このような治療をすることで、上記の症状が改善されます。
【飼い主さんのできること】
6、7歳になったら、定期的に血液検査をして肝臓の値が正常値でない場合はすぐに治療を始めてください。
そうすれば、肝臓がん、胆管がんになる確率を減らすことができます。
