ドッキリカメラかと思ったイタリア、ワクチン接種 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。


日本が終戦記念日をむかえた8月15日は、イタリアは、フェッラゴストという祭日。


アウグストゥスの祭りというラテン語から、来ているこの祝日は、


ローマ皇帝アウグストゥスのお祭りと


カトリックの聖母マリア被昇天の日を祝う。


海辺では、水風船みたいなものを投げつけられるので、私はアパルタメントの敷地から一歩も出ないのが、毎年のこと。


これはガヴェットネと言われる習慣のようで、容器の水をかけられていたのが、

水風船も使われるようになったようだ。


そしてこの日の近辺は、海も混みかたが半端ないので、


祝日をよそに、静かにプールとテニスで過ごしていた。


そんな中、今年はこの日に、コロナワクチンの二度目の接種が重なっていた。


一度目の接種場所はシエナだった。


主人の思惑もあってのシエナ接種の様子はこちら。




『ワクチン接種、イタリアはフレキシブル?』ポンティニャーノ修道院の様子ワクチン接種に、わざわざフィレンツェからシエナに繰り出した理由は、この元、修道院で今は、ホテル、レストランになっている場所を訪れる…リンクhama-sush-jp.pro




こんな風に一度目接種の時はイベントも兼ねていたわれわれだったが、


二度目もシエナに行くのはきついと思っていたところ、


フィレンツェに変更できるように問い合わせてみた方が良いと提案されたので、


ネットではなく、実際にフィレンツェの会場に行って、事情を話して変更手続きをした。


日にちの変更は、相当な理由がない限り、無理だと言われ、


フェッラゴストにフィレンツェに帰ることを余儀なくされる。


お昼頃に灼熱地獄のフィレンツェに到着した。


前日は40度だという記事を目にして、気が遠くなっていたが、

納得の暑さだった。



主人と私の予約時間は2時間ほど差があるが、シエナでは一緒に接種させてもらえたので、


二人して会場のマンデラホールに向かう。


いつもなら徒歩や自転車で行くところだが、あまりの暑さに車で向かう。


着いてみると、


誰一人並んでいない。


係員など人っ子一人見えない。


「えっ!」


これは何だろうか?


昔あったテレビのドッキリカメラ❗️のような展開でもあるのだろうか?


そんな風に思われる光景に身を置く。


電話番号がポスターに書いてあったので、主人がそこへ電話する。


「今日は、15時で終了したので、明日来て。」


え…


私たちの予約時間は15:50と17:57なのだが、


日時の変更は不可のはずが、こんなに簡単に翌日にされて良いのだろうか?


われわれは、この日のためにわざわざ海の家から2時間近くかけて帰ってきたのだ。



恐るべし、フェッラゴスト。


昔はスーパーなども開いておらず完全にお休みの休日、そこにワクチン接種が重なることに疑問を抱いてはいたが、


やられた感いっぱいになる私たち二人。


まさにbarzelletta (冗談を組み込んだ小話)のような展開だった。


車に乗り込むと、主人が


「シエナに行くぞ!」

と言い出す。


これまた

「えっ!」

という展開。


予定通りにことを進めたいのは、いつもは私の方で、


主人は状況に身をまかせるタイプなのだが、


今回は反転したみたいに強硬だ。


ワクチン接種後、様子を見てから再び海の家に戻る予定だったので、


確かに一日のびると、戻る日も変わってくる。


「フィレンツェも閉まっているんだから、行ってシエナも閉まってたら、どうするの?」

と私。


まずは電話をかけてみるが、

やっぱりイタリア、誰も出ない。



私は、予約確認のSNSを2日前に受診していた。


その接種場所は、以前同様シエナの会場の名前になっているので、


主人に、会場がフィレンツェに変更になっているかどうか確認したほどである。


ネットでは変更できず、口頭での手続きだから、そういう細かいところまでは手が回っていないのだろうと推測した。



そして主人曰く

「SNSで確認が送られて来ているのならば、絶対に開いているはず。行こう!」

と。


他の電話番号も探すが見つけられない…

1時間半かけて行って、これまた閉まっていたら、


「それこそ本当のBarzelletta だ!」

と主人。



最後にネットで

「フェッラゴスト、ワクチン接種」

と検索してみたところ、トスカーナではシエナ、アレッツォなど


確実に接種が行われるという新聞記事を見つけ、


淡い確信を抱いて、いざシエナへ!


こういう出来事がある度に


「もうこの国はダメだ。日本へ行こう。まっぴらだ!」

と言い出す主人。


本当は私が言いたいところなのだが、


ここまでびっくりする出来事に遭遇すると、なんかそういう感情を通り越してしまう。


いつも私が切れるような出来事は、日常茶飯事なので、主人にはこれくらいの爆弾がないと、

こういう気持ちにはならないのだろう。


さて、諦めずにシエナに向かったわれわれには、朗報が待っていた。


シエナのメンサーナホールは前回の日曜日同様、人の動きが見えた。


係員に事情を話す。


主人の接種時刻はとっくの昔に過ぎているが、全然問題なく、二人して接種できることになった。


リストにはわれわれの名前は色が変えて載っていたようだ。


こういうところもイタリアの不思議なところ。

フレキシブルと言えば、聞こえはいいが、


かなり適当。



フィレンツェのリストにも名前は乗っているのだろうか?


今日の電話で言われたが、

明日行ったら、リストにないから、ダメです!

と却下されたのではないかという訝しい思いも、私の中で沸き起こる。


しかし、結果オーライ。



あっという間に接種は終了する。


二人でハイタッチする。


気分が上がったところで、美しい教会などを見て帰るか!

とも思ったが、


2度目接種は、熱が出たり、体調が悪くなる人の率も高いから、


とりあえず、無理せずフィレンツェの自宅に帰ることに


二人の意見は落ち着く。


しかしフィレンツェの会場で、フェッラゴストは15時までで終了するということを

一体誰が決めたのだろうか?


予約者には一報も告げずに。




何年住んでも、


驚くことが目白押しの国、イタリア🇮🇹である。


テッセンペンダント925シルバー西洋彫り


それでは、今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



Kaoruko Nakashimaがフィレンツェで制作しているハンドメイドジュエリーにご興味がおありの方はどうぞこちらをご覧ください。 
 
価格、制作時間、送付方法などのご質問は、サイト内のお問合せ、或いはブログのコメント欄より、ふるってご連絡ください。

 

 


インスタも良かったら見てみてくださいね。 



  

Instagram









私のイタリア暮らしを支える品々