海辺の暮らしにメリハリをつけるものが、近隣の友人たちとの交流。
主人の友人もわが家のアパルタメントから歩いて数分のところに、海の家があり、
一度アペリティーボをしようということになっていた。
わが家全員で行くと、人数も多いし、ピザ屋かどこかに行こう!
と話していたのだが、
結局、そちらのお宅にお呼ばれすることに。
お庭にテーブルセッティングがしてあった。
淡い色合いの海が目に飛び込んでくる。
この日は、フィレンツェでは高温注意が呼びかけられていたほど暑く、
海辺でも風がピタリと止んでいて、暑さがひとしおの一日だった。
夕食の時間帯でも、葉っぱ一つ揺れ動かない無風状態だった。
高校の哲学教師である主人の友人と、そのパートナーと私はは、初対面であったにも関わらず、
あっという間に打ち解けることができた。
インテリ系の人々にも色々なタイプがあり、
彼らのように、優しくシンプルなタイプであると、私は子犬のようにすぐに慣れることができる。
反対にすぐさま、小難しい話を意気揚々と話し出されるタイプだと、
初っ端から萎えてしまうのだが、
徐々に小出しにしてくれる優しさがある人には、そこで、いっきに好意の気持ちが湧いてくる。
ツナとジャガイモのアンティパストは、魚の形で出て来て、思わず笑みがこぼれる。
ギリシアのフェタチーズやメロンの入ったサラダは、暑い時にも、食欲をそそる。
この後オーブンから出てきたピッツァを頬張り、
しめはジェラートだった。
宵が更けていくと、徐々に涼しさがやって来て、タンクトップだった次女は、ジェラートを食べた後、寒い!
と言い出すくらい。
海辺の暮らしは、ここがポイントで
日中どれだけ暑くなったとしても、夕方からはいっきに涼しくなる。
フィレンツェにいると、暑い日はこの涼しさが中々訪れない。
夜中の0時を過ぎても、外気がが暑いままの時などもある。
こちらのお宅には白い大きな犬と、二匹の猫もいて、動物大好きの次女も大満足。
猫を追っかけ、白犬と仲良く戯れ、ご満悦だった。
食事の後は家の中で、寛ぎ、歓談のひと時は続いていく。
夜風に吹かれながら、夜の海を眺めて家族全員で帰宅するのも
心地良かった。
思春期の長女も、友人関係の悩みなど話してくれて、
大したアドバイスなどできないけれど、
思春期でありながら素直に接してくれることが嬉しかった。
こういう時間も今だからこそ、味わえるのだなぁ
と
ほんの少し感慨深くなった。
海辺の暮らしは、せっかちな私にも、
今を感じる能力を授けてくれるようである。
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それでは、今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。





