心を飛ばせる時間を日常に作ろう | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

イタリアの今年のクリスマス休暇は、レッドゾーンとオレンジゾーンが組み合わされているが、基本、居住地からは出られないので、どこにも行けない。


レッドゾーンは完全にロックダウン。食料品店、必需品を売るお店、薬局のみが営業。

オレンジゾーンは、店舗営業は大丈夫だが、レストランもテイクアウトのみのまま。
テニスは屋外スポーツなのでオレンジゾーンは可能。

本来ならば、クリスマス休暇でお休みのはずのテニスレッスンも、今までの分を取り返すように、引き続きレッスンが行われる。

ところが、そのオレンジゾーンの週にあいにくの雨。
友人たちも、一日でもテニスができることを願いながら、コートを予約する。

何とも皮肉な雨に、心折れそうになるが、

私には、テニスが動だとすると、もう一つ大好きな、静のものがある。


お仕事の彫金作業。

クリスマスに向けての作品の発送などでやきもきする日々、

そして少々落ち込む、詐欺事件などあり、

制作作業から離れていた。



ほんの数日何もしないだけで、再び作業台の前に座るのが面倒になる。

習慣とは恐ろしいものだ。

やらなければ気持ち悪いと思うほど、日常に入り込んでいたことも、

このコロナ禍での、何もかもがゆっくりで、滞っている感の強い日々の中、

やらなくても、平気かも?
などという感覚になりそうになる。

恐ろしい。


を書きながら、

あ、こんなこと書いていて、ここのところ私自身がやってないじゃない!

一番大好きなことを。

と気づく。





そしてその日は、ほんの30分しか時間は取れそうにないけれど、

夕食前に作業台の前に座る。


座ると時間は瞬く間に過ぎ去る。

あっという間に1時間経過。

おっと、夕食夕食
ということになったが、

気分はもちろん爽快、
心には小さな達成感が刻まれていた。


以前から思っていたクベットシリーズに彫りをほどこすための、実験を繰り返してみる。

銅板に、どんな感じの彫りが合うのかを、いくつか案を考えながら彫っていった。

二、三の案が合いそうで、

よし明日はキューブ本体に彫ってみよう!
と、心が躍る。

何かができること、
自分のアイディアが、素敵に形になりそうな予感を孕む時、

心は飛ぶのである。


やっぱりこの感覚で日常を満たすことが、
私にとっての幸せなのだと、改めて納得する。


コロナの波にとらわれず、
皆さんもご自分の好きなことを、毎日ちょっとずつ進めて行ってみて下さいね。



クベット 2WAYロングペンダント     925シルバー ターコイズ コーラル


今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
 
 
 
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