カトリックの国イタリアではクリスマスイブではなく、クリスマス当日が大切な日となる。
イブは、質素な魚料理をいただき、クリスマスのお昼ご飯を親戚一同集まって、大勢で、わいわいがやがや言いながら、夕闇迫る頃まで楽しむのが、恒例。
しかし今年はコロナ禍の元のクリスマスは、
住民票のある市からは出られず、
家に招くことができるのも、大人二人だけという制限になった。
これはイタリア人たちにとって大きな痛手だったと思う。
年末年始は、友人と過ごしても、クリスマスとパスクワ(復活祭)は故郷に戻って親や親戚と過ごすというのが、
伝統という領域に入っているような彼らの暮らしが、今年はこの二つの行事とも、制限のある中だった。
今年のクリスマスの様子は
そしてそれよりも規制がきつかった4月のパスクワの時は
しかし、これだけ、ばったばったとコロナで人々が亡くなる中、制限がありながらも、クリスマスの日を無事に迎えられたこと自体が
ある意味で奇跡かもしれない
とも思う。
クリスマスの長い昼食を終え、パンドーロやパネトーネというお菓子を食べる頃、
子供たちはツリーの下にあるプレゼントを開けていく。
これが私の体験した主人の親戚たちとのクリスマス。
今年はわが家に友人ご夫婦とお子さんを招いただけなので、
プレゼントの量もこじんまり。
それでも、包みを開いての、びっくり、ドッキリの人々の表情を見るのは、やっぱり心踊る瞬間だ。
次女と友人のお子さんには、大好きなポケモンのぬいぐるみ。
の漫画(日本語は手に入らなかったのでイタリア語)。
これは、次女にもヒットだったが、実は私にも。
クリスマスの後には、2巻3巻もAmazonで注文してしまった…
アニメはすでに見ているわれわれだが、続きが知りたい!
そしてできれば紙媒体で読みたい!という欲望が、言葉の壁を越えた⁈と言えるか?
実は今まで探せなかった映画もYouTubeでアップされていて、
喜び勇んで観ることができた。
煉獄さんが熱くて、そして意味わからないほどまっすぐで、カッコよかった。
話が逸れたので、話題をクリスマスプレゼントへ戻す。
主人には久々の日本文学本。
太宰の短編を探しに行って、
欲しかった「お伽草子」がなく、太宰以外にも漱石、宮沢賢治、夢野久作など色々な作家の短編作品が入っているものにした。
これも中々喜んでくれたようだ。
そして一番ニッコニコになったのは、長女。
彼女が欲しかったものをネット注文で買っていたのだが、クリスマス当日まで実物は見ていなかった。
われわれも何度も、ドキュメンタリー映画を見させられている。
彼らの香水。
パッケージにもみんなの顔が載っていて、
そして中身は、王室仕様⁈的な
お姫様風容器。
匂いは甘いが、軽やかなフローラル系?
私が包んだのだが、包みを開けてから、彼女の目はお星様みたいにキラキラになり
その後ずっと、ニコニコしていた。
大変分かりやすい性格である。
そして私には?
袋は大きめで、もらえることを予想していなかった。
また好みがはっきりしているので、欲しくないデザインの物をもらっても…ということをみんな知っていたので、一緒に買いに行くことはあっても、こういうパターンはほとんどない。
何だろうか?
とドキドキしながら、袋を開けると
そこには紺色の裏がフリースのズボンが入っていた。
選んだのは長女。
「欲しいって言ってたでしょ!」
と自信満々。
任せた主人は
「ごめん、パジャマのつもりだったのに、何で下だけなんだろう?」
お招きした友人たちも、一瞬、目が点になったようだった。
部屋着のズボンだけ欲しかったのは確かなことで、長女は確かに間違っていない。
好きなものしか欲しくないので、この実用的なものは、実際ありがたい。
夢見るクリスマスは、こうして質素な実用品で幕を閉じる。
しかし長女のこの感覚、私は結構好きなのだが!
今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。











