外出制限後の長女との新しい習慣 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

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フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

今週からテニスクラブのレッスンも開催されると連絡をもらっていたが、

最終決定の連絡がなく、ぬか喜びに終わった感じだった。

「もし、今週テニスが始まらなかったら、走りに行こうよ。」
と長女と言っていたので、久しぶりのなんちゃってジョギングに向かった。

長女のウェブ授業の前に戻ってくるために、朝7時に起きて外へ出る。


朝の空気が清々しい。

マスクをしたまま、アルノ川に出るまでの距離はウォーキングをする。

長女と他愛のないおしゃべりをしながら歩くのが、ことの外嬉しかった。

あれは何年前だろうか?
フィレンツェマラソンの余興の子供の部に、出たがった長女と
そのための練習として、毎日走った同じ道を通るのは感慨深い。

小さくて可愛かった彼女は、今では私の身長を越えている。





走り始めたら、それぞれのペースで行くことを約束して、最終地点だけ確認しておく。

川辺に出て、ヘッドフォンをして、駆け出す長女。

私はその後からゆっくりゆっくりジョギングする。

彼女の背はあっという間に20メートル、100メートルと小さく遠くになっていった。

最後の方は見えなくなったが、そのこと自体にも、子供の成長に心が熱くなった。

長く走れなくて、
「あのパラッツォ(建物)のところまでがんばろう!」
と長女を励ましながら、ついて走った昔が嘘のようだった。

たらたら走りの私だったが、昔走ったなんちゃってジョギングコースは完走できたので、

運動不足の身としては上出来だった。

そして先に行った長女は、橋のたもとで満足そうに私を待っていた。

そこから、ウォーキングに切り替え、再びマスクを着けたのだが、
これが結構苦しかった。

しばらくはマスクを顎にずらした状態で歩き、ちょっと落ち着いた頃にもとに戻す。

そして長女は帰路へ、私はメルカート(市場)へと途中で分かれた。

爽快感でいっぱいの中、早朝のメルカートでは長く並ぶこともなく、サクサクと買い物ができた。

運動と早起きで、三文以上の徳をした気分だった。

家に帰ると
「明日も走る?」
と尋ねてきた長女。

思春期の娘との嬉しい習慣が始まりそうだ。


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今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
 
 
 
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