今でこそ語れる出産時の笑い話〜イタリア編〜 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

長女の13回目の誕生日を迎え、誕生の頃をふと思い出す。



イタリアでの出産だった。

母に産後1ヶ月ほどは、手伝ってもらおうと、予定日に合わせ航空券も取っていた。

IDRUS では当時一日中働いていて、お休みに入れるのが、予定日の一ヶ月半ほど前だった。
当時の契約がかなり曖昧なもので、産休というものが取れなかった。


ようやく、時間が取れるようになり、新しい命のために準備ができる!

と思っていた。

実はベビーベッドなどの準備はこの頃からしようと考えていたのだ。

ところが、その辺りから熱が出るようになった。
真冬なので、風邪でも引いたのだろうと、こちらでは妊婦でも使用できるタキピリーナという解熱剤があり、それを服用して安静にしていた。

その熱は、薬が切れる8時間後にはまたビューンと上がり、39度の熱が続いたので、

病院に入院した。

数日過ごしたが、やはり処方は風邪だということで、家に戻る。

まあ、一応病院に入ったし、と安堵もあった。

ただ原因に関して、私は疑問があった。
妊娠、出産の本を読んでいて、腎盂炎というものが、高熱の原因にもなるという箇所を見つけ

もしかしたら?

という思いはあり、その辺りを主人や先生にも言っていた気がする。

しかし、腰痛というものがはっきりしない。

臨月間近のお腹を、よっこらしょと毎日持ち上げているのであるから、
腰痛はふつうにある。

結構痛みに強いというか、その辺り鈍感なので、
腎臓のあるあたりを叩かれても、腰の他の部分を叩かれても痛みは同じようなものだった。

退院して家で過ごしていたが、数日経ったら、また熱がぶり返してきた。

ホームドクターに家に来てもらった。
前の病院では風邪で片付けられたこと、しかし私は腎盂炎を疑っていることなど
私の意見も説明する。

「救急車呼びましょう。それでこの間とは違う病院に行きなさい!」
と。

出産を予定していた病院では、誤診をされた疑いと、
そしてその入院中の病院の状態が、廊下にまでベットが持ち込まれて、(産婦人科だけだろうけれど)まるで野戦病院のようだったので、

行く気が失せていたから、ホームドクターの意見には大賛成だった。

ポンテ ア ニッケリという病院について、

今回は、しっかりと自分の意見も言う。

一応病院で、診察してもらったからほっと安堵のため息。

解熱剤で熱が下がっている時は、頭脳明晰?そしてあれもこれもしたいと言う意欲満々な時状態になる。

しかし、8時間経って、再び熱が出てくるとぐったり。

これを繰り返していたから、私の体もかなり疲弊していた。

しかし、先生の言葉には耳を疑った。

「赤ちゃんを出してあげましょう。赤ちゃんは、熱湯が入ったお鍋の中にいるようなものだから!」

へ、出すって?自然分娩希望の私だけれど、予定日まで一ヶ月はある。出すとは、どう言う方法で?

頭はぐるぐる状態である。

「切りましょう。手術は他の患者さんとの関係で午後からになると思います。」

はぁーーーーー!一体全体、突然どういうことだ。

私は動揺の渦の中。

健康優良児で入院体験が、先に書いた熱が出た時初めて、
しかもイタリアで!

これだけでもしっかり武勇伝として語れると思いきや、

今度は手術?

お腹を切られる⁉️

待ってー、待って下さい!
心の準備が!

大慌てで、まずは日本の実家に電話をかける。

だって母は三週間後にやって来る予定なわけだから、まずは事情を話さねば。

話していると泣けてきた。
すると母が
「びーびー泣きなさんな。お腹の子も動揺するじゃない。」
と。

父に比べて、常日頃優しい母から出た言葉に、びっくりしたのを今でも覚えている。

だからこそ、

「そうだ。しっかりしなきゃ!」
と思ったのも事実。

今では笑い話として語ることのできることも、当時は大問題で、感情の起伏に七転八倒していたことを思い出す。

この後も、まだまだ二転三転は続くのだが、
そちらは明日のお楽しみに〜

ゴッチェ ピアス 小 925シルバー ジルコン

それでは皆さん、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました


Kaoruko Nakashima がフィレンツェで制作しているハンドメイドジュエリーにご興味がおありの方はどうぞこちらをご覧ください。 

VersiColori 
価格、制作時間、送付方法などのご質問は、サイト内のお問合せ、或いはブログのコメント欄より、ふるってご連絡ください。


 

 インスタも見てみてくださいね。
Instagram