今でこそ語れる出産時の笑い話 〜イタリア編〜パートⅡ | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

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フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

では、手術!
帝王切開ということになってから、悶々とした気持ちで待つ。

ここまでのいきさつは
昨日のブログ

心の準備ができていなかったから、グラグラと動揺したけれど、

もう切るしかないと分ったならば、

さっさと切ってほしい!
と言う気持ちになっていた。

というのは、熱が上がったり、下がったりで体力が大幅に消耗していた。

手術の最中にまた熱がぶり返したらどうなるのだろう?などという素人考えが、頭から消えず、

心は大波小波に揺れていた。

看護婦さんが部屋に入ってくるたびに、
いよいよ!

と思いながら、中々順番が来ないようだ。

時刻は夕方4時を過ぎを、
もう今日は無理なんじゃないかな?

などと思い始める。

あれは、6時ごろだったかな?
その日の最後の患者として手術室に行くことになった。

主人はどこまでもついて行きたがった。

がお産とは違うので、

はいここまで!
と
手術室へと続く前室のある廊下で足止めを食らう。

お互いが泣きそうな気持ちである。

私は不安に押しつぶされそうだった。
そういう私を見て、主人もいたたまれない気持ちになっていたと思う。

頼りの主人と分かれ、もうまな板の上の鯉である。

下半身麻酔をかけるのだが、
麻酔医たちが口論している。

前の手術でトラブルがあったようだ。

患者の前で、喧嘩しないでくれるかなぁ
と、いやぁな気分になるが、
しかしまな板の上の鯉。

前の麻酔のトラブルの詳細が、その時の私のイタリア語力では理解できなかったのが、ある意味、幸いだった。

手術は、下半身麻酔だったので、手術室の色々なものを見たり、手術中の感覚もしっかりと覚えている。

お腹の中の、内臓を引っ張り出されているような、なんとも気持ちの悪い感覚だった。



どうぞ早く熱湯で沸騰しているお鍋(私のお腹)の中から、元気に出てきてちょうだい!
祈るような思いを繰り返し、

内臓が引っ張られるような嫌悪感がどこまで続くのだろうかと思われた時、

「Evviva! Giappone!」
と執刀医が言って、
取り上げらた長女を見せてくれた。
しかし、おめでとう日本ってなんなんだ!

「大丈夫ですか?元気に生まれましたか?」
私はそれを連呼していた。

なんともジェットコースターに乗ったようなお産だった。

家から朝、救急車でやってきて、治療して妊婦生活が後一ヶ月続くと思いきや、

その日の晩に、私は長女に出会うことになった。


その間、主人は色々な人に連絡していた。

術後、ベッドで寝ながら、運ばれる最中、既に色々な人たちが待ち構えているのに驚いた。

フォリーニョから伯母さんが来てくれていて、
親友のラファエリさんや他の友人たち。

お祭りみたいな光景に驚いた。

確かに母子ともに健康で、この瞬間を迎えたのであるからお祭りだ!

一月前の早産ということで、その日一日、長女は、保育器に入れられて、新生児室に送り込まれた。


ようやく、タキピリーナ(解熱剤)を飲まないでもいい夜がやってきた。

しかし、再びお馬鹿なことをやらかして、苦しむことになる。

つづく〜

(生後半年の初帰国。京都の哲学の道歩く主人の腕に抱かれている長女)


フルッタ リング 925シルバー ジルコン


それでは皆さん、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました


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