パートナーとの時間! | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

こんにちは。フィレンツェ物作り物語のKaorukoです。


彫刻たちに見つめられながら、温かい光に包まれてぼんやり。

ここ10日間の疲れは、年のせいか中々とれていないようです。



今日はお互いの仕事の合間をぬって、1時間ちょっと、主人とデート。


オルサンミケーレ教会はフィレンツェの中心部、共和国広場とシニョリーア広場の間の観光ストリートにあるため、近辺はいつもごった返しています。


教会の外側を飾る聖人たちの彫刻は、レプリカで、上階に本物が収蔵されています。そちらの公開が現在、月曜のみ。(無料)


以前も主人とのミニデートで訪れ、その日は他の曜日だったため、

見ることができずにいたのを覚えていて、それなら今日ということに。


上階のスペースは光に溢れ、ゆったりとたたずむ聖人たちの像を、

心置きなく見つめ物思いにふけることができます。

今日は、椅子がやけに多いな、何かイベントでも?と思いきや、真ん中にピアノを発見。

晩にコンサートが行われるようでした。


ギベルティ作の聖マテオ、聖ステファノ。(上から順に)










ジャンボローニャの聖ルカ。

ミケランジェロなみのボリュームと迫力があります。







ダ ヴィンチの師匠であったヴェロッキョ作の聖トマーソ。

絵画も彫刻もやはり同じ雰囲気をかもしていて、ウフッツィにある絵がすぐ頭に浮かびました。






そして修復が必要なほど、いたんでいますが、光を放っていたのは、

ドナテッロ作の聖マルコ。







ドナテッロ作の聖ジョルジョは、ここではなくバルジェッロ美術館に収蔵されています。


それぞれの芸術家たちのスタイル。

ゴシックからルネッサンスへ向けての変化。

それに伴い感情や人間性というものが彫刻の中にも現れてきます。

また、それぞれの芸術家たちの作品の成熟や衰退。

色々なものが見えてきます。

しばしの沈思黙考。


「持って帰っていいと言われたら、ギベルティの聖マテオだな。」

「私はジャン ボローニャの。」


最後はおのおののナンバーワンを決め、向かいの建物に移りました。


「うわー」奇声を発せずにはいられないそこからの眺め。

ドウォーモ、 ベッキォ宮、バディアフィオレンティーナ、サンタクローチェ教会など、ぐるり360度、至近距離で眺められます。

壁には展示物もありますが、この部屋は今の時点では、フィレンツェの眺めを堪能するためにあるようでした。




小1時間ほどの主人とのひと時。


お互いが、父、母、会社員などのたくさんの顔を持ちながら毎日送っていると

二人がスタート地点だったという大切な事実

を、すっかり忘れ、相手のことをなおざりにしがちです。


頭では分かっていても、時間の潮流を必死で泳いでいると、

なぜか一番後回しにしてしまうのです。


強引に予定に組み込むことが、私たちには必要なようでした。


人として成長していくためにも、

お互いの存在に感謝が深まる

こういう時間を、少しずつ増やしていきたいものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


La Chiesa di Orsanmichele

住所 Via Arte della Lana, angolo via Calzaiuoli
開館時間 教会 10時~17時 

       美術館 月曜のみ 10時~17時