「昔から反り腰で……いつも腰が痛いんです。」
「腰が痛いのは腹筋が弱いからですよね。」
腰痛の方とお話ししていると、
こんな言葉を聞くことがあります。
たしかに、
反り腰で、腹筋が弱い。
そう聞くと、
「じゃあ、腹筋を鍛えたほうがいい。」
って思いますよね。
でも、私が腰痛の方を見ていて
面白いなと思うことがあります。
腹筋を鍛える前に、
腰痛が和らいでいく人がけっこういるんです。
じゃあ、何をしたのか。
腹筋を頑張る前に、
カラダの緊張をゆるめてみたり、
「なんだかずっと力が入ってるな。」
という状態を一緒に見ていったり。
中には、不安が強かったり、
我慢していることに気づかないまま、
カラダがずっと緊張しているような人もいます。
そういう心身の状態が、
カラダの緊張として表れていることもあります。
もちろん、
「不安があるから腰痛になる。」
「我慢しているから腰痛になる。」
と単純に言いたいわけではありません。
そうではなくて、
「この人のカラダ、今どんな状態なんだろう?」
と見てみる。
すると、
「腹筋が弱いから鍛えなきゃ。」
と思っていた人が、
実はその前に
「力を抜くこと」が必要だったりする。
そして、そこがゆるむと、
腰の痛みまで和らいでくる。
こういうことを経験すると、
「腹筋が弱い=腰痛の原因」
って、本当にそうなのかな?
と、一度立ち止まって考えたくなるんですよね。
カラダを見るときって、
つい「原因」を探したくなる。
でも、
見えているものが、必ずしも「原因」とは限らない。
反り腰も、
腹筋の弱さも、
カラダの緊張も、
その人の今の状態を教えてくれる
ひとつの情報かもしれません。
だから私は、
「どこを鍛えるか」の前に、
「この人のカラダでは、今、何が起きているんだろう?」
を見るようになりました。
この視点で腰痛を見ていくと、
今までとはちょっと違ったものが
見えてくることがあります。
やっぱり、
カラダっておもしろいです^^
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