今回は、一流の内科医の診療とは、どのようなものなのか、お伝えします。
私の若い時
アメリカ帰りのある男性医師と一緒に働いた事が、あります。この方が、スーパードクターでした。もう内科的問題なら、もう何でも診れるのです。
その方の外来を見学した事があります。
患者さんが、ある症状、例えば腹痛で
受診したとします。問診をしていきます。
段々 患者さんが、話しやすい雰囲気になっていきます。すると、患者さんは、こう言い始めます。
そういえば、先生、最近手が、しびれてきたんだけど。
このように受診した症状(主訴)とは、一見関係ない症状を追加して伝えてきます。これは、内科の外来なら、比較的よくある事です。
これに対して、そんなの今回とは、関係ないよ。そういう医師多くないですか?
それは、その医師の想定できる疾患が、少ないためで、
それに恥じる事なく、むしろイラッとして答える事も、よくあります。
スーパードクターは、違います。
一見関係ない症状を言われても、すぐに却下するのではなく、よく考えて、診断に活かしていくのです。
想定する病気が、多数なので、全然関係ない症状でも、ある病気の可能性が高まる事になり
診断に至るのです。
スーパードクターの外来では、
患者さんが言った事が、何か物語を
作っていくかのようにつながっていきます。
主訴と全然関係ない症状を患者さんが言い、
スーパードクターが、またこんな症状はないですか?(これも主訴とは一見つながらない)
と返します。
すると、患者さんが
その症状あります!
答える。
そんな感じで、患者さんに起きている病態が、
ストーリーとして出来上がっていきます。
こんな感じの診断を何度も、見させてもらいました。一流を若い時に知る事ができて、大変
ありがたいです。
一見関係ない症状を、すぐに却下しないように
私自身は、注意して診療しています。


