とんでもないクリニック | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

前回続き

入職1年経過した。次の事件が起きた。クリニックの受診者数は、順調に増え、内視鏡の

人数もそこそこ増えてきたが、やはり非常勤医師の人件費の問題で赤字が持続していた。

何気なく、クリニックの事務長あてのメールを、受付のパソコンで見つけた。それは、非常勤医師の一人からであった。3か月分の給料の未払いに対しての催促が、目的であった。何人かの非常勤医師に聞いたところやはり皆未払いらしい。クリニックスタッフについては、この時は

全員期日までもらえていた。人間というものは、自分の常識の範囲でしか物事が判断できないらしく、私は、まだ手続き上の問題であり、それほど問題でなく、ましてや自分にその後火の粉が降りかかってくるとは、夢に思っていなかった。

 入職1年2か月後 いよいよ、これは、変だ!退職を考えなくてはいけないと思わざるをえない事件が生じた。クリニックは、2つの卸業者と契約をしていた。そのうちのひとつの担当者が

ある日の昼に突然来院した。その人は、私をクリニックの外に誘った。そこで彼は、おもむろに

自分の時計をみると次のように言った。”先生すみませんが、わが社は、本日13時をもって

貴院との取引を中止します。すみません。” どうも他の系列クリニックを含めて多額の未払いが生じた。これに対して与信部が当クリニックグループを評価し、ブラックと認定しためらしい。

おろしの一つが取引中止になる事は、この業界ではあっという間に広がり、もうひとつの卸も取り引き中止にほどなくしてなった。卸から物品が入らないという事は、注射1本、アルコール綿1枚入らないという事だ。これは、もう医療機関でない。やっと目が覚め 私は退職を決意した。

次回に続く