医師が、ゆかりのない医療施設に応募する際の流れは、一般には仲介業者を介して
行います。条件をすり合わせ、給料、当直などの具体的な業務内容の同意を行い
業者 医師 医療機関の3者が契約書を交わします。通常なら、これで明記した内容については、順守されるものとして入職すると思うのですが、これがあてにならない場合があります。
私が、以前就職を考えていた病院がありました。病床数は約300ほどで急性期病院です。
私の条件は、給料の希望はないのですが、当直を月2回までにしたいという希望を出していました。これを事務長、理事長との面談で、明確に保障され、契約書にも明記されました。私は、これについては、順守されるものと信じ込んでいました。事態が急展開したのは、4月からの入職を控えた3月中旬でした。先方からオリエンテーションを行うので来院してほしいと言われ、参加しました。そこで、淡々と4月からの業務が、説明されましたが、当直の段になった時
それこそ事務的に”あなたの当直は、平日2回 休日2回の計4回 年末年始やGWでは、これに追加”と言われました。最初 何を言われたかわからず その場で反論はしませんでした。(
これが私の甘さです) 仲介業者を介して先方に確認しました。すると 誤魔化し明確に解答をくれません。仲介業者も、我慢して勤務したら?と暗にそのままの勤務を勧めてくるのです。
私は、だまし討ちをくらったように感じ 病院の入職を辞退しました。この時 わかった事は、医師の立場の弱さです。病院側は、3月中旬になれば、他の医療機関に断りを、こちらが入れており、辞退したら宙ぶらりんになるので、自分たちの言いなりになると思ったのではないでしょうか?医局に属していれば医局長などが、抗議し、善処してもらえると思うのですが、医師一人に対しては、別にそいつが、来なくても抗議しても 痛くもかゆくもないと なめるのです。
その時 すがるべきは仲介業者ですが、仲介業者も、病院との取引は、今後も続けたいため
表だって抗議など波風は立てたくないようです。業者としても医師一人 切り捨てても
病院は切れないという事のようです。この業界 本当にブラックです。これを踏まえて
私なりの対策を記載したいと思います。
① 入職が決まっても すぐに他の医療施設に断りをいれない。できれば勤務開始後1か月
後までは、他の勤務先の可能性を残す。そのためには当然複数の仲介業者に、依頼をかけておく。できれば最低3社は
②スポットバイトの活用方法を日ごろから精通し、急な退職や 行き場を失った際の食いつなぎのノウハウを築いておく。大手仲介業者のホームページで利用可能です。健診などはたくさんあり、数か月はしのげます。
③ ICレコーダーを利用し、面談の内容は録音する。(約束順守をはなから行う気がない施設では効果は微妙ですが、訴訟対策は、見ず知らずの施設に勤務するうえでは重要です)
今回は以上です。参考にして頂ければ幸いです。