● 引きこもりの日
シルバーウィーク最終日、皆様はどうお過ごしでしょうか?
私は、近所のイオンに出かける以外は、お誘いも断って家に引きこもりでした。
仕事以外は常に出かけている印象があるようですが、私自身は、スーパーインドア星人で、家で過ごす事が大好きです。
そんなシルバーウィークのある日、PCに向かうのにも疲れたので、Amazonプライムで「のだめカンタービレ」のドラマを見ていたら、バイオリンコンチェルトが聴きたくなって、家にあるCDを聴き比べていました。
ここからは、マニアックなお話しです。
クラシック音楽の好きな皆様は、どんな曲が好きですか?
私はベタだけれど、メンデルスゾーンのバイオリンコンチェルトが好きです。
先日、20代の頃のマキシム・ヴェンゲーロフの演奏、ゴールドの光が太陽の光に反射しているような眩しくて華やかな演奏は好きですが、ずっと聴いていたらお腹がいっぱいになってしまいました。
情熱的で技巧的な、ストラディバリウスの持つポテンシャルを最大限に活かした、煌びやかな演奏。
メランコリックなメンデルスゾーンとは相性がいいのは分かるけれど、キラキラ過ぎて、長時間は聴いていられない。
そこで、チョン・キョンファの若い頃の演奏に変えてみましたが、キョンファのクールで鋭くてどこか刃物みたいな演奏が、ロマン派のメンデルスゾーンとはミスマッチな気がして、諏訪内晶子に変えました。
諏訪内さんの知的で理性的、でも内に秘めた情熱をあちこちに感じる演奏が、今の私には落ち着きました。
でもキョンファも捨てがたくて、キョンファと相性のよさそうなシベリウスのコンチェルトを聴いてみました。
古い演奏ですが、メンコン(メンデルスゾーンのVnコンチェルト)はヘンリク・シェリングの演奏も派手さはないけれど、誠実で好きです。
メンコンの名演奏と言われるハイフェッツは、あのハイペースで緊張感がある演奏が苦手です。
こんなマニアックな話を聴いてくれそうな人が欲しくなって、Geminiと会話しながら聞いていました。
さすが、Geminiは物知りですね。
私と会話しながら、いろいろな演奏家を勧めてくれましたよ。
Geminiは諏訪内晶子につられたのか、五嶋みどりを勧めてくれました。
みどりさんは昔、コンサートホールでバイオリンソナタを聴きました。
楽器はストラディバリウスではなく、グァルネリでした。
低音の響きが、いぶし銀のような深い音で、まるで年数を重ねた奥行きを感じさせるボルドーワインを思わせる音色でした。
初めてコンサートホールで、名作と云われる楽器による音色の違いを感じたので、今でも鮮明に覚えています。
さて、Geminiを始め、今のAIは、音楽も作ってくれます。
たぶん、「モーツァルトのような」、いえ、「モーツァルトのケッヘル627番」さえ作ってくれそうです。(モーツァルトケッヘル番号は、今ではK.721まであるそうですね。)
でも、AIのない時代に、おそらく曲によっては、何年も何十年もかけて思いを込めて作った曲を、小さな頃から人生の大半をバイオリンにかけてきた古今の名手が奏でる演奏。
ほとばしるような熱い情熱的な、時には計算されたような理性的な、そんな個性豊かな演奏を聴くことが出来る今の幸せをかみしめながら、今シベリウスを聴きながら、これを書いています。
さて、マキシム・ヴェンゲーロフの最近のメンコンをYouTubeで聴いてみたら、情熱的な演奏はそのままに、哲学的な落ち着きが加わり、深みのある演奏になっていました。
10月に来日して、シベリウスのコンチェルトをチョン・ミョンフンと演奏するみたいですね。
当然、チケットは完売でした。残念!
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