トー山の金さん:11/7の「今日は鍋の日」のできがあまりにも遅いので改題しました | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

例によって、例のごとく、北町奉行所の背後のふすま模様は「卍崩し」であった・・・

(史実はほんとかどうか責任は持てません)

 
----鍋奉行、トー山左衛門(*1)のJO様、あ、ご、ご、ご、ごしゅつずわぁ~ーーーー
 
トー山:誰ぞ、あの場内案内(あない)掛、向こう半年、江戸十里四方、トコロ払いにせい!
近習A:はは、直ちに!!
案内掛Ⅰ:御奉行様、あまりの仕打ちといえば仕打ち、拙者のどこが悪かったのでしょーか?
トー山:しらばくれおって、お主のわしの呼び出しは、明らかに民放のサッカー実況でゴールイン
          したときのあの、視聴者の平常心をゆすぶって、不当な興奮をあおるような
    「ごおおおおおーーーーーーーっるるるるるぅ」に完全に感化されておったわ
     おーー、そーいえば、先週の今頃、高校サッカーの決勝<四日市工業高校 VS 静岡>の
     一戦が繰り広げられておったの!!
近習A:御意、近年まれにみる名勝負でござりましたな!!
トー山:おー、お主も、見ておったか!!(って、どーやってさ?)
近習A:は、四日市のFWが静岡のゴールに切りこまんとした時、静岡のDFがスキを突きインターセプト。
    約40mどりぶるで快走したのち、自軍のMFに、しかもですよ!サイドチェンジのボールを
    蹴り上げ最後は、そのMFが、ゴール正面のぺなるてぃ・えりあ線上から意表を突く、
    るーぷ・しゅーと!!そしてふぃにっしゅ!!!
案内掛Ⅰ・近習A:ごぉーーーーーーーーーーーるぅぅーーーー
トー山:お主ら両名、自宅にて謹んで御沙汰を待つようにな!! 
     とりあえず、当奉行所控えの間で待て・・・
案内掛Ⅰ・近習A:(やらかしたか・・・)はは、ご存分に・・・
 
トー山:イーかげんに、本日の御白洲始めようぞ!!

近習B:は、では、一番吟味はこれにございます。

トー山:ふむ、どれどれ・・・しゃぶしゃぶちぇーん・・・・肉の等級・・・・不当な利益・・・いかにも!!

     下手人、下谷したや・浅草で、飛騨牛しゃぶしゃぶちぇーん店を生業ナリワイとするカラス屋!

     白洲に引っ立てぃ!!

小者(*2):へい!

**********************ここでいったんCM(くだらない・もののかずにはいらないもの)です

(*1)遠山金四郎景元、1793-1855(あと13年で明治元年)

 「遠山金四郎」は当主世襲の名前で4人?ほどいます。

 「遠山の金さん」は最後の「景元」さんで案外最近?のひとであります。

 老中・水野忠邦(享保の改革実行のトップ)とは比較的不仲であったのは有名。

  徳川家慶(12代徳川将軍、在位:1837-53)から名裁判ぶりをほめられたことがあるためか、

 北町奉行⇒大目付⇒南町奉行と二つの町奉行所の管理をした御家人はこの人だけ

 もっとも、通常3-5年の任期といわれる奉行を20年務めた大岡越前守忠相タダスケのような化け物

 いますが・・・

 当時は、三権分立なんてー概念はありやせんでしたから、町奉行の仕事は江戸市内の

 行政・司法全般を網羅しており=東京都知事+警視総監+東京地方裁判所判事をすべて合計して

 兼務した場合と同等かそれ以上の存在であり、もちろん仕事量もそれだけテンコできます。

 たいそう激務で、任期中に過労死と思われる報告例もあります

 そーゆー意味では大岡奉行は人間離れしています。

######

(*2)江戸の警察機構

 町奉行(この人は旗本で幕府のお役人、直上司は老中)-

  -与力ー同心(与力、同心は将軍家旗本、御家人で上司は奉行ではありません

 そーなりますと、ぶぎょーさんはかえってぶぎょー所の中で浮いた存在となったため、奉行直属の

 「内与力」なるものを置きます。ところが、この内与力には性格が悪い奴が多かった?らしく

 「おれ、あんたのため将軍様から頼まれてきてやってんだかんね」とかなんとか・・・

 そーなると奉行のほうが頭が上がらなくなり、内与力にお歳暮など付け届けをしたようです。

 記録も残っています・・・やれやれ・・・

+++

 与力は南北奉行所に25名ずつ、同心は100名ずついました。

 50万人の町人の人口に比べると南北合わせて250人程度という非常に少ない人数で治安維持や

 行政、防災にあたっていたのです

 特に、犯罪捜査などの警察業務にあたるのは三廻(定廻、隠密廻、臨時廻)といいまして、なかでも

 定廻(じょうまわり、江戸城下を定期的にパトロールする掛<*3>・・・「必殺シリーズの

 <中村主水>がそれ)は同心が3-5名程度、隠密廻(役人の格好をしていない・覆面パトカー?)、

 臨時廻を加えても南北合わせて30名程度という 少人数で江戸の治安維持に当たっていました。

 このため定廻同心達は自腹で目明し(岡っ引き・・・銭形平次など)を雇っていたほか、放火や

 盗賊については武官の先手サキテ組が加役の火付盗賊改方として取締りに当たったのです。

 火付盗賊改方(火盗かとう)の犯罪現場の権威は絶大で、火事の女湯に踏み込めたり(町役人は

 与力と奉行だけ)江戸城に火災がおきれば将軍にお目見えして、処理を任されるといったことも

 あったようです。そして火盗の頭は「倒幕など軍事くーでたぁなど」有事が発生すると、今でゆー所の

 「きんきゅー展開部隊」の先鋒として現場に向かいます。その数、500騎。

 1万石の小大名の常備兵力が100騎程度でしたので、5万石クラスの大名の侍大将と同格という

 エライ人でありました。

 また同心にはさらに16ほどの役職があり、ここでも勢力が分散されて多忙だったようです

 御紹介文の最後です。「目明し・岡っ引き・・・白洲の引き回し掛♪などは、江戸警察機構では正式

 には、「小者」と呼ばれ、月給の出どころは与力や同心のポケットマネーで、幕府の正職員では

 ありません。

################<図ー1、江戸定廻り守備範囲>

☆正確には書けません。しかし、明治初期の東京15区とほぼ同等ということでしたので、

その地図を載せてみました

戦前の東京15区:明治11(1878)年ー昭和7(1932)年

Wikipedia

付録:15⇒23区へ

 千代田区(麹町、神田)を起点に、中央区(日本橋、京橋)、港区(芝、麻布、赤坂)、  

   新宿区(四谷、牛込、淀橋)、文京区(小石川、本郷)、台東区(下谷、浅草)、墨田区(本所、向島)、

   江東区(深川、城東

****ここまでが旧市街、上図では15区+淀橋、向島、城東区から新区割となっています

以下新市街

 品川区(品川、荏原)、目黒区、大田区(大森、蒲田)、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、

 北区(滝野川、王子)、荒川区、板橋区(板橋)、練馬区(板橋)、足立区、葛飾区、江戸川区

※訂正とお詫び

「かき揚げの日」記念日の記事で

  「大田区」を戦前の「大崎}+「蒲田」の合併と書いてしまいましたが、

    正しくは「大森」+「蒲田」の合併でした。  

   お詫びして訂正させていただきます。すいません、ふできで・・・             

 

*********************************:::

トー山:カラス屋、ウヌも悪よのー!!

近習B:お奉行様、いきなりそれは・・・罪状文の読み上げを・・・

トー山:そーであったな!!浅草、飛騨牛しゃぶしゃぶちぇーん店、取締役社長、カラス屋、

     ウヌも悪よのー・・・

近習B:お奉行!!

トー山:案外きつい奴ぢゃの・・・カラス屋クン兵衛。お主、飛騨牛しゃぶしゃぶ協会規定第2条第1項

     「<飛騨牛を名乗って販売・提供できうる等級は-A5,B5,A4,B4,A3-までとする。>

     第2項

     <第1項を遵守せざる者、すなわち、飛騨に育ちたる牛にありても、等級が-B3,A2,B2,A1,B1-の

     ごとく質劣悪なものを「飛騨牛」と称して、他者にふるまった場合は、業務停止1年、罰金十両、

     さらに、これにて、商いをしたるもの、罰金二十両と協会からの無期追放処分とし、

     再犯など悪質なものについては、奉行所に届けたるものとす。

     とあるが、お主がここにきている以上、その極悪非道の再犯例ということかの?」

カラス屋:お奉行様、滅相もございません。確かに、私、魔がさして、一度、B3肉をお知り合いの方に

      無償でお出ししたことがありますが、その時、協会長様からえらくお叱り受けまして、

      以来そのようなことは・・・

 

トー山:まーよいわ。

     証人喚問をおこなう。飛騨牛管理組合しゃぶしゃぶ肉部門協会長<飛騨の赤影丸>

     こちらへ!

     ん?ほほー、カラス屋、顔色が変わったぞ!ウヌめ、当奉行所がわざわざ証人を遠国から

     呼び寄せる気など、あるわけなかろーとたかをくくっておったな!?

     ときに、赤影丸殿、このカラス屋の人となり、また、以前、B3の肉を余人に振舞った下りを

     わかる範囲で結構でござるのでご説明願いたい。

赤影丸:はは。

   このカラス屋、我々との約束事を反故にしても、何とも思わないやつでして・・・

カラス屋:協会長様、私そのような・・・

近習B:カラス屋、御白洲ぢゃ、勝手な発言は御控え召され。

     赤影丸様、続けて何なりと・・・

赤影丸:は、恐れ入りまする。

   最近は、何ですか、わたくしども協会のあまり目の届かぬ所に店を構え、B3以下の

   肉をお客様にお出しし、高級肉を販売するという名目で、利ザヤを稼いでいるとのうわさをききつけ

   店に出かけてみると、さすがに最低ランクの肉をお出しするのは、気が引けるのか、

   お客様にばれると思ったのか・・・それでもB3肉を飛騨牛と称してまた商売をしておりました。

   すぐさま、そばの四十八番所・頭取、鬼の平蔵様とやらにお話を聞いていただきました。

 

トー山:あい、わかった。

カラス屋:しょーこはないぞ!!

赤影丸:おーじょーぎわの悪いお方だ・・・

   カラス屋さん、そろそろ悪どいショーバイやめなされ。

   ショーコなら、ホレ、いま、あんたさんの、店に行って肉たくさんいただいてきましたわ。

カラス屋:なんだって、アイツラ!!

赤影丸:従業員を恨むのは筋違いではないですか?協会の立ち入りで、肉を少しもらっていきますよ

  といったら、誰もなにもイーませんでしたよ。

トー山:(近習Bに向かって)御白洲に「きっちん・せっと」を用意させよ!!

近習B:は、只今!

   それから、赤影丸様には先程の「カラス屋の肉」を、本日の一番吟味、証拠物件1号として

   当奉行所がお預かりすることを御許可願いたいのですが。

赤影丸:私は構いません。

ーーーきっちん・せっとが用意され、場内案内掛Ⅱも奥から出てきた。Ⅱが、先程の肉と

        奉行所の菜園でとれた野菜を使ってナニヤラ焼き肉料理みたいなものを作り始めた。

    肉からは、食べやすいよーに、筋を取り、筋取りが難しいところはスジと直角に刃を

    テキトーな間隔で入れていった。

    根菜は主にいちょう切り、長ネギは、数本まとめて、いったん転がしながら、

    斜ハスに切れ目を入れてから小口に切り始めた。

    あまりのスピード感あふれる作業に、カラス屋もしゃぶしゃぶ協会長も見とれている・・・

    我慢できなくなった協会長がここで一言・・・

協会長:あのー、案内掛様、すべての作業を柳葉包丁1本でなさいますんで

案内係Ⅱ:えー、結局、一番堅いところは筋ですので、そこは切先が鋭い方がいいでしょうし、

        刃先が薄いと野菜を切った切り口も素材が押しつぶされず、美しいように思えますので

        ・・・

協会長:素晴らしいお考えだ、我々も見習わなければ・・・

案内掛Ⅱ:さ、できました、筋が少し堅いのですが、さしの入り方から中の上の肉でしょうか?

   本日、味付けは、「兵*のひ+@●しょうゆ/日本の五大醤油メーカーのひとつ」をメインに

   作りました。まず協会長様、御奉行からどうぞ!!

協会長:もうできたのですか?下準備の手際といい、調理の迅速さ・・お、味付けも!!

   まさに、手練テダレの技とはこーゆーのを申すのですな!!協会の誰より上手だ!!

案内掛Ⅱ:そんなはずもないでしょうけれど、光栄に存じます。

トー山:おー、さすが、江戸城一の調理人といわれたお主の作ったものだけのことはあるな。

     なかなかうまいぞ!!これが商売に使えぬ等外肉とは思えんが?

 

協会長:恐れながら御奉行様・・・そちらのお武家さまの腕前、尋常なからぬものと拝見しておりましたが

   やはり相当なものでございました。

   この筋張った肉を、これだけのものに仕上げたのはそちら様の技量の高さと感銘を受けていた

   ところなのですよ・・・

トー山:そーでしたか・・・お主の意見は?

近習B:は、拙者も高級肉と申すには何か一つ物足りのーございます。

カラス屋:何が物足りないんだ、大体江戸城一の料理人か何かは知らぬが、お主らの安月給で、

   飛騨牛のA/B-5/4がそう簡単に食べられるはずがないだろう!!!

 

トー山:カラス屋、ここをどこだと思っている、それだからこその北町奉行所の「鍋吟味処」なのだ。

      はじめの近習侍な、アヤツは安城アンジョウ付近(愛知県)が専門の舌の持ち主じゃ。

           そして、こやつはもともと、飛騨の生まれ、飛騨の育ち。江戸弁と飛騨弁が話せるので

     バイリンガルぢゃ(その解釈は反則でないかい?)。

     すなわち、安城のA、バイリンガルのBぢゃ。さっきの近習を追い払ったのは、サッカーの

     話をしていたからではない

     地元で育った人間を呼び寄せた方が役にたつと思ったからだ。

     金にしか頭が働かぬお主のこと、近習A,Bと並んで出てくれば出演順の便宜上の

     名前くらいにしか考えんだろう

カラス屋:チクショー、だましたな!!

トー山:確かにそーかもしれない。しかしウヌが、金をだまし取った人間の数からいえば、

     とるに足るまい。

     カラス屋クン兵衛、肉の質を高いものとうそぶいて多数の客から不当に金をだましとりしこと、

     また反省の色全く無き事、その罪決して軽(かろ)からず、よって打ち首獄門(*4-1)申し付ける。

カラス屋:そ、そんな・・・

協会長:御奉行様、いくらなんでも、厳しいお仕置き、確かに約束は守らない男ですが、

            根はそんな腐った人間ではありません。何とか、その・・・

トー山:協会長殿、十両の窃盗で死罪なのですよ。その上本件はしゃぶしゃぶをおいしく

  食べようとしていた沢山の庶民の夢を「肉の質と値をごまかし、金子キンスを巻き上げることで」

  踏みにじった。さらし首が加わって当然と、奉行は拝察申し上げまするが?

  お主たちはどう思う?

近習B:確かに、御奉行仰せのとおり、被害総額では計り知れないものがありますが一回の利ザヤに

  ついては薄利でありますから、罪一等を減じて・・・

案内掛Ⅱ:いや待て、食材をなんだと思っているのか!それに、、一生に一度食べられるかどうかの

   御家族もあったはず。拙者は御奉行のお考えはもっともだと愚考する。

 

協会長:はてさて、困り申した・・・

トー山:おや、協会長殿、はじめはカラス屋をさんざんたたいておいて、今は助命嘆願派に

  鞍替えですか?

協会長:あー、いや。その。。。

 

トー山:誰か、しょげているAとⅠを呼んで来い。

⏰ ぴぽ

     とゆーわけだ。お主たちからもカラス屋の処遇の意見を聞きたい

案内掛Ⅰ:何か料理を作らせてみてうまかったら死罪を免除。

  ホントーの悪なら、料理もよーできんでしょう。

案内掛Ⅱ:よし、そーゆーことなら拙者も納得。もう一つ条件がある。

  万一料理がうまくいっても、牢につないだり、島流しにするのではなく、御解き放ちの

  お沙汰があるまで、毎食伝馬町牢屋敷(*4-2)の食事掛をするというのはどうだ(*3)

*************

(*4-1)江戸期の刑法は見せしめと一揆抑制(=幕府の権威誇示)のため重罪志向でした

 例えば

 ◆窃盗罪

  家宅不法侵入、土蔵破り+窃盗、10両の窃盗・・・死罪

 ◇少し軽微なものには相当刑を与え入れ墨を手首に彫っていた

   *犯罪者の体のお絵かきを入れ墨、桜吹雪などは「刺青・彫物ホリモノ」と厳にわけて

      おりました。

 ◆死罪相当罪

   内容はちょっとね、たくさんあって、残酷なのもあって書くのやめました。

   でもね!断首の場で、犯罪者が自分の首が落ちる穴の手前に目隠しをつけて

   座らせられます・・・ここのお座りする場所を「土壇場」と言いました

+++++

(*4-2)伝馬町牢屋敷

       江戸期の刑法には禁錮・懲役刑がないため、牢屋敷は死罪などの未決囚の順番待ち

       監獄でした。今の東京中央区

****************

トー山:まあまあ、そーゆー細かい話は実際料理を作らせてみてからの話だ。

     カラス屋、ここに我々6人おる。ウヌの腕、一番の料理、B3とやらの肉を用いて

     2人前作ってみよ。できた料理は、我々が3等分ずつ食す。

     制限時間は四半時(=30分)ぢゃ。

     われら6名のうち4名が満足したら、先ほどの罪は 再考としよう。

     異論のあるものはいるか。

     それでは、はじめ!

     誰ぞ、お上(奉行所にあったとされる徳川将軍から拝領された)の水時計をもって参れ。

     なんだ、誰も怖がってもってこんのか、ぢゃ、わしもやめぢゃ。

     御白洲に棒でも立てるか(日時計のこと)・・・・

 

    といい終わらないうちに、案内掛Ⅰ、Ⅱから期せずして同時に驚きの声が上がる・・・

案内掛Ⅰ・Ⅱ:あっ、それは、たしか・・・??

トー山:どーかしたのか?

案内掛Ⅰ・Ⅱ:はい、われらの記憶に間違いがなけば、南蛮渡来の料理、確か・・・確か・・・

      <みらの風かっとれっと(*5)>とか言ったかと存じます(二人とも密出入国してるな?!)

カラス屋:先ほどの腕前といい、よー勉強しとるわ。下手したらこれにも辛い点がつくかもしれんな。

      誰も知らないだろーと思って作り始めたが、奉行のゆーとーり、「鍋吟味処」

      ただものではなかったか?

協会長:皆、私が知らない料理をよくご存じで、カラス屋さん、ちょっとは見直しましたよ

カラス屋:さーどうぞ

 

トー山:なるほど、日本の料理ではないな。こーゆーのも悪くない。、ほかの者の意見は?

協会長:自分のところの配下にこのような料理人がいたのも気づかぬとは・・・

     今自分の浅はかさを恥じるばかりです。

一同:いや、失礼ながらこれほどの腕とは、でお奉行は?

トー山:わしか?わしは不合格じゃ!

一同:えー、どうしてです?先ほど「悪くない」とおっしゃっていたではありませぬか??

トー山:そーじゃな、なんといえばいーかな?わしのような歳の人間には油が少しきついのぢゃ・・・

協会長:お奉行様もやはりそのようにお感じでしたか?

トー山:それに、若いみなにはよいかもしれん、主食にもなれば、酒にも合いそうだ。

     だがわしには塩辛かった。

     だが料理というものは、そーゆーものではあるまい・・・皆で楽しめてこそ値打ちがあるものよ。

     さもなくば、相性が悪い料理に当たったものは「孤食」よ。

     そー言った、年齢をおもんばかって料理を出してほしかった。

           これでは、ただ罪から早く逃れたい一心だけで作られた料理じゃ。

           こんな愛情が足らぬ料理を作っていては、もう人生の最後を迎えようとしている伝馬町の

     未決囚に、思い出が残るような食事が作れるであろうか?

     そこだけが残念じゃったのー。

 

     じゃが、今回はそこまで要求しとらんし、味はさすがによかったぞ。

     そして、奉行は、5対1の皆の意見に従おうぞ。

     ウヌが死罪を免れることを勝ち取ったのじゃ。死と直面した状況で、よく苦境を乗り越えたな

 

    改めてお仕置き言い渡す。

    カラス屋クン兵衛、罪一等減じて、伝馬町調理番5年の刑を言い渡す。

 
協会長:なんと、これはまた・・・お慈悲にあふれたお裁き・・・
     ほれ、カラス屋さん、
カラス屋:・・・
トー山:よいよい、湿っぽいのは、わしとて苦手ぢゃ。  

     ところで、お勤めじゃがな、働きすぎもよくない。大晦日と元旦は休みを取るがよい。

     

協会長:重ね重ねのご高配・・・

トー山:これだけの腕前と肝っ玉ぢゃ。とこに行っても通じるであろう。もういかさまはするなよ・・・

     それとどうじゃな、5年の年季が明けたら当奉行所で働いてみんか?

協会長:お奉行様、それはご勘弁くださいまし

トー山:協会長殿は、もうすっかり、カラス屋の味方になったようぢゃの!

     めでたいことではないか!!

     カラス屋の不正の件、これにて、あ、いっけぇーーーん、ぅら~くちーやーくぅ~

案内掛Ⅰ・近習A:あ、自分だけずるーい

トー山:なんぞ申したか?

案内掛Ⅰ・近習A:いえいえ・・・

 

%%%%%%%%<ヘタクソぎゃらりぃ>

(*5)カラス屋クン兵衛のミラノ風ビーフカツ Cotoletta alla milanese

 

(最後の土地の名が形容詞となったときにどーして先頭が小文字になるかshiranese)

+++材料は現在のものと多少違います

◎材料:6人分、

➀A1,2,3,B1,2の飛騨牛赤身、350-400g,できるだけたたきまくって拡げる

➁塩、コショウ、   口内が故障しない程度

⓷小麦粉   てきとー、厚くしないでください、パタパタ払って・・・強力粉・禁

⓸卵      x1

⑤水(この当時は井戸水) 大匙x1  あらかじめ 4と5は混ぜておいた方がよい

⑥パン粉   テキトー  クン兵衛は当時炊いたコメをから煎り、糒ホシイイ状態にしたものを

                粉砕、衣とした。

 

◎調理手順

1.調理直前に、塩・胡椒(塩・胡椒⇒たたき・禁止)⇒小麦粉ー卵・水液ー※粉の順に衣を

  作っていく。

2.鉄板(フライパン)に動物性脂肪と植物性でぃぼうを入れて温める(クンヒョウエはヘットのみ

  選択)

3.1、の半生カツを入れ、強火で焼き目を付けます。裏返して弱火でナカも出火を通します

  (余熱がありますのでガチ・ウェル・ダン段々にまでする必要はありません)。

  火が通ったら、ふたをとって、一瞬強火にして(電磁ちょーりきでも230度が限界ですか?)

  水分を飛ばしてください。

4.皿に、サラダ菜を敷いて、カツを盛りつけゆず・レモン、温野菜など添えて・・・

  新じゃがの丸焼きもイケテマス(小さく十字に切れ目を入れて、シオバターで)

*****

案内掛Ⅰ:ところでお行、カラス屋をはじめから死罪にするつもりなんかありませんでしたでしょ?トー山:なんだってー?

案内掛Ⅰ:あのですね「死罪」を言い渡して慌てさせ、料理人としての力量を見たうえで、

   ほんとーの お裁きさばきをしたかったんじゃありませんか?

トー山:なにをゆとるのかきこえんぞー!?

案内係Ⅰ:もおーいーですって!!!!

 

トー山:何そんなに怒とるんじゃ?あいつは??

案内掛Ⅱ:お奉行が不必要にとぼけるからですよ!!

トー山:悪かったあー!!もーすぐシーズンに入る「水沢(現・奥州市)」のリンゴ、伊達に頼んで

  お主のところも送り先にしておくから機嫌を直せーーー?

案内掛Ⅰ:~♪

案内掛Ⅱ:(現金な奴)いーのですか?あんな、甘やかして!!

トー山:ところで誰ぞカラス屋の鍋の実地検分に行ってきたのであろうな

近習A,B:あぁ・・・

 

 

トー山の金さん  了

 
本当は「鍋の日記念エンブレム」狙いの記事だったんですよ・・・
いつものように遅くなりました、
(かといってその分中身がじゅーじつしているかというと全く逆です)
 
最後までお読みくださいました方々、いつものように深く深く御礼申し上げます
 
 カラスのクンセイ 拝