コウモリ男子が回収出来ないというコウモリの軍団が校舎へ入ってしまい、私は慌てて様子を見に行くと。
「ぎゃあ~~! コ、コウモリ!」
とキイキイとたくさんのコウモリがバタバタあちこち飛んでいて、生徒達はみんなパニック!
駆けつけたは良いけれど、どうしようもなかった!
とうとう先生達までやってきて、
「うわ~~! 何でこんなにコウモリがたくさんいるんだあ!?」
と驚く程で。
先生達も終始パニック。
あ~~、コウモリ男子のせいなんです、すみません……
と内心、私が謝っちゃってるっていう……
があるひとりのメガネをかけた見かけない先生が、
「みんなコウモリには触らないように! あと傷つけないように!」
と指示をしていて!
え? 傷つけないようにって……?
「鳥獣保護管理法というので傷つけると法律違反になる!
狂犬病や※ニパウィルス感染症、ヘンドラウィルス感染症になる可能性があるから触らないように!」
※ニパウィルス感染症、過去マレーシア、バングラデシュでの流行が報告。
オオコウモリから豚へ感染したのが更に人へ感染。
発熱、頭痛、筋肉痛などインフルエンザのような症状ではじまり、酷いと痙攣、昏睡など40%の死亡率。ヘンドラも同様。
え!? そ、そうなの! いろいろ知らなかった。
でもさー、その対処法を言ってくれた先生、誰?
今まで見たことないけれど……
私は何となくその先生の動向をマーク。
私は影に隠れて見ていると、ほぼ生徒や先生達が結局別の場所へ避難したのを確認したそのメガネの先生は、ふいに校舎の外へ向かって歩き出す。
すると、それについていくかのようにコウモリ達はどんどん外へ出て行く!
まるでハーメルンの笛吹みたい。
多分、本当に1匹残らず校舎から出ていったと思う。
「あ、あの……」
私は恐る恐る声をかけようとした時、
「あ~! お前も来ていたのかよ~~!!」
いつの間にか私の背後に立っていたコウモリ男子がいて、しかももの凄いデカイ声を出す!
「はい、心配でしたので森野紘夜(モリノ コウヤ)様」
そのメガネをかけたいかにもクールなキャラな先生は、コウモリ達を追い出すと私達に向き直り、そう言った。
え……し、知り合い!?
続き

