大都会大宮で生まれ育ったので、僕にとって東武野田線はとてもなじみ深いものでした。

(乗ることはほとんど無かったが)

そんな野田線、最近は東武アーバンパークラインとかに改名しているそうな。。。

 

 

先日、とある仕事で船橋駅に行くことがありました。

 

船橋といえば大宮から出てる東武野田線の終着駅。

 

ところが駅のどこを見ても「東武野田線」の記載はなく、すべて「アーバンなんちゃら」に統一されてる。

 

せめて(旧野田線)と付け加えればわかりそうなものなのに、それすらしてなくて野田線が完全に無かったことになってる。

 

 

たまたま見た光景で、東武の改札前で困った様子のおばあちゃんが近くの女子高生に

「東武野田線はここ?」

と聞いたら女子高生が、

「のだ・・・せん??」

というリアクション。

 

古くからの人は野田線の名称がなくなって困惑するわ、若い人は野田線という名前を知らないわ。

 

 

路線ってのは長年慣れ親しむものだから、あまり名前を(しかも意味の分からん横文字に)変えるのはどうなのよ東武さん?と言いたくなる。

 

 

 

9月の段階で全国的な流行になるのは2008年以来らしい。

 

とくにここ数日は寒暖差が大きく体調を崩しやすく、真冬じゃないにも関わらずインフルエンザに容易に感染してしまう人が多い。

 

ワクチン接種が始まる(流通する)のが早くても9月末なので、それまではワクチンなしで立ち向かわなければならない・・・困ったもんだ。

 

すでに流行期に入っている今シーズンは早々にワクチン接種をすることを勧めてますが、ワクチンが始まる前の今どうしたらよいのか、改めてインフル予防のポイントをまとめます。

 

 



 

最近、当院の周辺で水痘いわゆる「みずぼうそう」がちらほら出ています。

 

で、国のサーベイランスを見ても昨年くらいから水痘の報告数が明らかに増えてるので、これは当院周辺だけの現象ではどうやらなさそう。

 

水痘自体は昔からある病気なので別に珍しくもないのですが、僕がちょっと気になっているのが患者さんの年齢です。

 

小さい子供ではなく10歳以上の小学生~中学生が多い。

 

しかも話を聞いてみると、赤ちゃんの頃にちゃんと水痘ワクチンを接種している子供が大半。

 

水痘ワクチンが定期接種になったのは2014年ですから、当時1歳だった子供達は今ちょうど小学校高学年くらい。

 

となると単純に考えれば、赤ちゃんの頃に接種したワクチンの免疫がそろそろ切れてきて水痘にかかる子供が増えているんじゃないかと考えていました。

 

ところどうも話はもう少し複雑なようなのです。

 



 

今でも乳児検診で「少しずつむきましょう」と指導する医者がいたり、世の中には「むきむき体操」なるものがはびこって毎日せっせと行う親御さんがいるかもしれません。

 

この「むきむき体操」のせいで嵌頓包茎になり緊急手術になるケース、小児外科では割と多く遭遇します。

 

無理に剥いたら戻らなくなって圧迫して壊死してしまう。。。本当に恐ろしいことです。

 

日本小児泌尿器科学会によると、亀頭がほぼ露出できる子供は生後6カ月未満では5%未満しかいません。

それが3~4歳で半数近くになり、11~15歳では7割を超え、最終的にはほとんどの男性が成人する頃までにむけるようになるとしてます。

 

なので赤ちゃんのころから無理にむこうとすることは無意味なだけでなく危険なので止めるべきです。

 



 

親になったら「ちゃんとしないと」いけないと思う人がいる。

 

それは合ってる。

 

子供にとって親は見本なわけで、その親が「ちゃんと」してないと子供だって「ちゃんと」しない子供になるかもしれない。

 

そう考えて100点満点を心掛けた結果、毎日イライラして周囲に悪影響を及ぼしている場合もあったりする。

 

真面目でいつも眉間にしわ寄せて育児に望んでいる親御さんほど、育児がうまくいかなくて悩んで悪循環に陥りがちだったりする。

 

 

「育児なんざテキトーで結構」

と僕は普段から親御さんにアドバイスしてます。

 

別に親がちゃんとしていなくたって子供はまっすぐ育つもの。

 

そもそも最初から完璧な親なんて存在しない。

 

100点じゃなくていい、80点なんなら60点くらいがちょうどいい、、、それくらいの軽い気持ちで育児してればOKさ。

 

 

僕は小児科界の高田純次を目指してます。

 



 

子供の前で夫婦喧嘩をすることは子供にとって良くない。

 

当たり前のことだし、両親がいがみあったり罵りあったりしている姿を見せることは、子供の成長や精神衛生上よろしくないのは間違いない。

 

それがどれほどの影響を及ぼすかを示す研究結果も多数出されてる。

 

なので子供の前で喧嘩をしてはならない、、、そう気をつけているご家庭もあるかもしれません。

 

 

でも、じゃあ子供の前で全く争いを見せない、するとしても子供が見ていない所で、という方法がはたして正解なのか。。。

 

場合によっては「喧嘩してから仲直りするまでの過程」を見せれば、それは子供にとって大きな学びになるのでは?と思うこともある。

 

むしろ、考えの異なる人は世の中に多数いるわけで、そういう人と付き合う術を教える格好の教材になる場合もある。

 

つうか、それを学ぶ場所は非常に限られているので、家庭内がうってつけなのではと思ったりもする。

 

もちろん方法を誤ってはならないけどね。

 

 

 

アトピー性皮膚炎というと、どうしても「皮膚の病気」と考えます。

赤くなっている。

痒い。

ジュクジュクしている。

乾燥している。

だから塗り薬を使って、スキンケアをして、皮膚をきれいにすれば治る。

もちろん基本的にはその通りです。

僕自身、アトピーの治療では皮膚の状態をきちんと整えることを何より重要視していますし、特に乳児期には皮膚のバリアを壊したままにしないことが、その後の食物アレルギーなどを防ぐ意味でも非常に重要だと繰り返し書いてきました。

でも、長いことアトピーのお子さんを診ていると、それだけでは説明できないことがあったりする。

同じ薬を使っている。

同じようにスキンケアしている。

食べているものだって特に変わっていない。

なのに、急に悪くなる。

そして意外とよくあるのが、

学校が始まったら悪化した。

受験が近づいたら悪化した。

家庭内で何かあった時期から痒みがひどくなった。

というケース。

皮膚に何も変わったことをしていないのに皮膚が悪くなる。

そこで考えなければならないのが「ストレス」なのです。





小児科医として発達障害の子供を見る機会は多いです。

 

で、僕ら小児科の「あるある」なんですが、発達障害に限らず

「ヘンな親の子供はヘン」

である比率がかなり高い。

 

皆さんも周りの親子を見ていてそう感じたことはきっとあるはずで、そんな親子を医学的に診る僕らからするとかなり良くあてはまる「あるある」なんですね。

 

子供が発達障害だから親が苦労した結果変わってしまったのか、それとも元々変わった親に育てられたから子供が発達障害になってしまうのか。

 

発達障害も色々あるけど特にASDやADHDにその傾向が強い気がする。

 

でも逆もあって、ヘンな親の子供がものすご~く(何なら普通以上に)利発な子供に育ったりもする。

 

分からないもんだよね。。。

 

 

でもどうやらこれは単なる「あるある」ではないことが、ここ数年の研究により分かってきてます。

 



なんでも全国的に流行しているそうです。。。

まだワクチン始まらないのに困ったもんだ。

 

さて、こういうニュースが出ると、発熱で来る親御さんの多くが

「これインフルでは?」

と気にされます。

 

インフルエンザは治療薬のある感染症なので、僕も積極的に検査をおこないます。

 

逆に治療薬のない感染症の検査は、徹底的に僕はやらない。

 

 

例えば検査結果によって使う薬が変わる。

入院させるかどうかの判断が変わる。

学校や家庭での対応が大きく変わる。

見逃してはいけない病気を除外する必要がある。。。

 

そういう時には検査する意味があります。

 

逆に陽性でも陰性でも、結局やることが水分を取って休んで経過を見るだけなのであれば、僕は検査をしないという選択肢があって当然だと思っています。

 

 

一番良い例がコロナで、今でも熱が出るとコロナの検査を希望される方がいたりします。

 

もうかれこれ6年にもなるので皆さんお分かりだと思いますがコロナは、

 

・感染力は強い

・ほとんどが無症状で気づかれない

・子供は重症化しない

・治療薬は基本ない

 

よってピンピンしてる感染者が街中を縦横無尽に歩き回っているわけで、発熱の子供一人つかまえて検査して陽性だからと隔離したところで何の効果もないし、そもそも治療薬もない。

 

むしろ無駄に鼻に綿棒を突っ込まれ痛い思いをするだけです。

 

 

小児科的にコロナ禍がもたらしたことは、とにかく子供が病院嫌いになってしまったことに尽きる。

 

診察室へ入っただけで泣き始める子。

医者を見ただけで逃げる子。

鼻を触ろうとしただけで大暴れする子。

 

そんな子供が本当に増えてしまった。

 

子供が病院嫌いになることがどれほど重大なことか、あまり皆さん理解していない。

(つうか医者も)

 

どういう正義でやってるのか、それとも儲かるからなのか知らんが、それでも子供の鼻に綿棒を入れたがるのか?と問いたい。

 

病名をつけるためだけの検査はもういいかげん止めませんか?

 



 

子供はよく熱を出す生き物です。

 

その熱の原因のほとんどが風邪などの感染症です。

(インフルもアデノもコロナも胃腸炎もみんな風邪であり感染症)

 

そしてブログでは何度も書いてきたけど、ステロイド薬ってのは炎症を抑える作用だけでなく免疫を下げる作用もある。

 

だから感染症に対してステロイドは原則的に禁忌であるのは常識です。

(と言いながら水疱瘡や手足口病などにステロイドを出す皮膚科がいて困る)

 

 

ところが、高熱を出している子供に例外的にステロイドが投与される場合があります。

 

それが「周期性発熱症候群」です。

 

一定期間の周期で発熱・咽頭炎などを繰り返し、インフルやら溶連菌やら毎回陰性、ただの風邪の繰り返しだよねとしていた子供が、実は周期性発熱症候群だったというケースは実は意外に多かったりします。

 

その場合ステロイドを投与することで熱が一発で面白いくらい下がってくれます。