温泉旅行で人体実験
少し前のことですが、温泉旅館に泊まった時のお話です。温泉。おいしいご飯。何もしなくていい夜。最高じゃないですか。部屋に着いて、浴衣に着替えて、「さぁ温泉入ろ〜♪」とウキウキしながら荷物を広げた私。ところが。ない。……ない。クレンジングが、ない。洗顔も、ない。 ガビーーーーン。よりによってこの2つを忘れるなんて。私は普段から、「クレンジングと洗顔、ファンデーションは、もう何でもいいとは思えない」くらい、肌に直接使うものは気にしているのですが、まんまと忘れました。しかも温泉旅行。 取りに帰れる距離じゃない。しばらくバッグの中を「いや、あるでしょ?」「どこかに入れたでしょ?」と往生際悪く探しましたが、何度見ても、ないものはない。そこで私は考えました。クヨクヨしたってしょうがない。これは……人体実験だ。そう思うことにしました。笑脱衣所に行くと、ありました。「ご自由にどうぞ」的なクレンジングと洗顔。いつもだったら使わないけれど、今日の私は選べません。「一晩くらい大丈夫でしょ」そう思いながら、クレンジングをなじませてみる。……ん?なんというか、落ちる。すごく落ちる感じはする。でも、洗い流した瞬間から顔がキュッ。いや、キュッという可愛い感じではなく、ギシッ。 肌表面の油分を一気に持っていかれたような感覚。その後、洗顔。洗い終わった頃には、「うわぁ……乾燥しそう」という感覚がすでにありました。実際、時間が経つにつれて肌は乾燥。触った感じも、いつもの肌とは全然違う。ここまでなら、「洗浄力が強かったんだね」で終わる話なんですが、私が一番びっくりしたのはここ。あれだけ「落としました!!」という使用感があったのに、鏡を見ると、肝心の毛穴汚れはスッキリしていない。肌表面はギシギシする。乾燥する。なのに毛穴はきれいに見えない。……なんなんだ、この敗北感。笑ここで改めて思ったんです。「洗った感じが強い=きれいに落ちている」ではないんだな、と。もちろん、旅館に置いてあるものが悪いという話ではありません。いろいろな肌質の人が使えるように用意されているものですし、合う方もたくさんいると思います。ただ、少なくともその日の私の肌には合わなかった。そして普段、自分の肌に合ったクレンジングや洗顔を使っていると、こういう違いって、本当によく分かるんですよね。肌表面は必要以上に乾燥させず、でもメイクや不要な汚れはきちんと落とす。言葉にすると当たり前なのですが、この「落とす」のバランスって、ものすごく大事です。化粧水や美容液にはこだわるのに、クレンジングや洗顔は「落とすだけだから何でもいい」と思っている方も、意外と多いです。でも私はむしろ、肌づくりは「落とすところ」から始まっていると思っています。高い美容液を足すことより、まず毎日何を使って落としているか。そこを一度見直した方が、肌が変わる方もいます。……とはいえ。そんな真面目なことを考えるより、温泉旅館でクレンジングを忘れた私は、ただただ翌朝まで「あぁ、いつものクレンジングが恋しい……」と思っていました。笑そして帰宅後。いつものクレンジングを使った瞬間、「これこれこれーーー!」と、ちょっと感動しました。普段当たり前に使っているものほど、なくなって初めて良さが分かりますね。皆さま、温泉旅行の荷造りでは下着より先に、クレンジングと洗顔をご確認ください。笑私はもう忘れません。……たぶん。Tirtaでは、何かをたくさん足すことよりも、今の肌に何が必要で、何が必要ではないのかを一緒に考えています。「ちゃんとケアしているのに、なんとなく肌が変わらない」そんな時は、美容液を増やす前に、毎日のクレンジングや洗顔から見直してみるのも一つです。肌は毎日の小さな積み重ね。そして旅行前の持ち物チェックも、大事です。笑