本日2度目の投稿です。
清瀧寺には、陽の最大数『九』にまつわる神さまが伝えられています。

『九天雷祖大帝図』
江戸時代・寛政12年(1800)・清瀧寺蔵
この図には『九天雷祖大帝』を中心に『七星神』『紫微大帝』『一字金輪仏頂尊』が描かれていて、道教と密教、星辰信仰が習合した道密習合の珍しい掛け軸になります。
◎九天雷祖大帝
雷祖・雷帝と言い、道教では三清以外の全てに影響を及ぼす神さまで、全ての雷神を束ねる雷帝とされています。
九天(中央・東・西・南・北・北東・南東・南西・北西)の全てに影響を与える神とされていて、四方を見渡すために、お顔が四つあります。
腕も八臂あり、日・月・鉾・木槌・弓・矢・両手で印を結び、玄武の上の蓮華に乗っています。
あまり作例がない像容となります。
◎七星神
九天雷祖大帝の周囲を取り囲むように描かれている七体の神さまかが、北斗七星を神格化した七星神です。
◎紫微大帝
右下に描かれているのが、北極星を神格化した紫微大帝です。
ちなみに、天台宗の名前の由来である『天台山』は、天帝が住まう紫微宮を守護する三星の受け皿のような地形から由来されるといいます。
◎一字金輪仏頂尊
密教において最高の尊格で、梵字『ボロン』を指します。
金剛界大日如来と酷似しますが、七体の獅子に乗り、五智如来の宝冠を被る特徴があります。
七体の獅子は、北斗七星とされています。
一字金輪仏頂尊は、日月星宿など全てを統合する仏尊とも言われております。
