我が家の雌鶏が

近所の大犬に襲われた話

周辺の羊飼い関係者には

広く知られているようで、

先日も普段は挨拶だけ、

みたいな仲の牧畜関係者に

路上でいたわりの言葉を

かけられました。

 

いや、ああいう仕事の

人にとって

犬による咬傷事件は

他人事じゃないんですよ。

 

その人は先日、乱入してきた

ロットワイラー2匹に

若羊を一頭

噛み殺されたそうです。

 

 

 

 

「僕が駆け付けた時は

羊はもう冷たくなっていて・・・

一部の肉は

食べられちゃっていて・・・

せめて生きたまま

食べられていないことを

願うだけだよ・・・」

 

ロットワイラーの飼い主は

犬の管理は甘いものの

道理はわきまえた人だったらしく

「翌日謝罪に来てさ、

羊の代金も払ってくれたけど・・・

向こうにしてみたらすごく

高くついたとは思う、

だから誠意は感じる、でもさ、

羊を飼っている人間としては

お金の問題じゃないんだ、

君ならわかるでしょ、

自分の羊がそんな恐ろしい目に

遭ってしまったことが辛いんだ」

 

・・・それは・・・

 

わかります・・・!

 

私も今回ウェルサマー種雌鶏

ウェリー嬢が目の前で

犬に追われるのを見て

あらためて『9号』の無念

しのばれたというか。

 

しかし犬は怖い。

 

現在ここらの羊は出産期、

この時期はいつにもまして

愛犬アーシー(黄色大犬)の

挙動に気を配っている私ですが

「私も犬飼いとして

気をつけなくては

ならないと思いました」

 

 

私の言葉に相手は驚いたように

「えっ、何を?君のところの

アーシーは安全な犬でしょ!」

 

・・・この人、私が

アーシーの世話を始めた当初、

「ああ、君も犬を

飼っちゃったかあ・・・

あのさあ、もう犬がいるなら

それは仕方ないけど、本当に

気を付けてくれよね、こっちは

趣味じゃなく仕事で

羊を飼っているんだから」と

正面から言ってきたんですよ。

 

だからそういう人に

こう評価されて

素直に嬉しかった半面

「何をおっしゃる!

油断は禁物ですぞ!

うちの雌鶏を噛んだ犬も

普段は可愛い家庭犬です!

でも私は彼のスイッチが

切り替わっているところを見た!

うちのアーシーが何かの拍子に

おたくの羊を

追いかけまわさないとは限らない、

気を緩めてはいけません!」

 

私の剣幕に相手は驚いたように

「・・・そ、そうだね、

一度血の味を覚えた犬は

血の臭いを嗅ぐとスイッチが

切り替わるからね、でも

君のところのアーシーは

今まで他の生き物を

噛んだことないでしょ」

 

「それが油断の第一歩、

うちのアーシーは確かに

羊を噛んだりはしないでしょう、

でもこやつは駆けっこが好きなので

偶然羊を追いかける形になった時に

そういう『遊び』のスイッチが

入ってしまうかもしれません、

私がどれだけそれを恐れているか!」

 

犬飼いの皆様!

 

万一の事態を防ぐためにも

日々気を付けて犬を世話しましょうね!

 

何かあった時処分されるのは

我々ではなく犬でございますよ!

 

 

でもでも油断は大敵ですけど

ああいう仕事の人に自分の犬を

『安全』と言ってもらえて

私は本当に嬉しかったし

愛犬のことが誇らしかった

 

我々のあの特訓の日々は

無駄ではなかった・・・

 

こんな風に第三者に

言ってもらえる日が来ると

当時の自分に教えてあげたい・・・

 

築き上げたこの評判を

台無しにしないためにも

これからも心底気を付けて

犬と暮らすようにしたいです

 

犬は悪くないんですよ、

人間、飼い主の慢心が

事件・事故を引き起こすんです

 

気をつけろ!自分!

 

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